真紅とは、「ローゼンメイデン」の第5ドールである。アニメ版の声優は沢城みゆき。
概要
「PEACH-PIT」原作の漫画・アニメ「Rozen Maiden」に登場する「ローゼンメイデン」と呼ばれる人形のうちの第5ドール。ホーリエという人工精霊を従えている。契約者は桜田ジュン。ジュンと共に、同作の実質的な主人公とされている。
女王様気質でプライドが高く、契約者を原作では「下僕」、アニメでは「家来」と呼ぶ。紅茶にこだわりがある。
マナーに厳しいが、仲間への思いやりもある。常に冷静沈着で貫禄や威厳すら感じさせる言動も多い。
原作・アニメ内の人形劇でテレビ番組「名探偵くんくん」に登場する探偵くんくんの熱狂的なマニア。口調は「・・・だわ」。
他のドールズ(姉妹)との関係
桜田家に集うドール(金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺)のリーダー的存在。
アニメ特別編「オーベルテューレ」では、水銀燈との確執が描かれ、それ以来アニメ本編においては完全な和解の様子は見せていない(トロイメント終盤では水銀燈が真紅を助ける場面もあったが、あくまで自分の信念に従っての行動であった為、その真意は不明)。
「ニコニコ動画」におけるMADや公式の番外編作品においては、むしろそれを逆手に取って笑い草にしたものも多い為、何かと縁が深い。アリスゲームでのライバル関係でもある。腐れ縁とでも言うべきか。
雪華綺晶・薔薇水晶とは一貫して敵対関係にあったため、他のドールズに比べ若干ではあるが疎遠気味である。
ただ、基本的に原作漫画やアニメを離れる(二次創作作品になる)と、ドール同士の仲は良い場合が多い。
「不人気」の呼称
真紅には「不人気」という俗称がある。「ローゼンメイデントロイメント」の公式人気投票で水銀燈や翠星石に抜かれて4位だったこと、そしてラジオ「水銀燈の今宵もアンニュ~イ」にてそれを元ネタにしたと思われる「蒼星石の独自の調査で主人公なのに1番人気になれなかったことに悩む真紅」を揶揄し始めたのが、この俗称の発端とみられる。
実際には雑誌やウェブなどで作品を跨いだ人気投票を行っても、常に上位へ名を連ねる程の人気がある。
どちらかと言えば性格改変や「オーベルテューレ」での水銀燈への仕打ちに代表されるような、アニメ(特に2期以降)では何かと損な役回りを引き受けざるを得ない代償にあまり印象がよくない、という"不遇"を示す言葉であるともいえる。
愛着の意を持って使っている、という主張はあったとしても、そもそもが蔑称であることをわきまえるのは当然のことである。荒れる原因にもなるし、相手を傷つけることもあるので要注意。
支持者の呼び名
真紅支持者を表す言葉については、今のところ5つ確認されている。
現在は「真党紅」が一般的で、後述の通りニコニコミュニティもある。ぶっちゃけ「真紅党」と紛らわしい。
特に呼び名によって派閥などが違うと言う訳ではなく、各々が好きなものを使っているだけである。
どちらかと言うと個人よりもその母集団をして示す呼び名だが、水銀党のように「党員として熱烈な活動をする者」の割合は比較的低く、個々で好きという場合が多い。
アリスプロジェクト
真紅の声を、合成音声で再現することを目指したNECの研究プロジェクト。2008年3月31日にサービスを終了した。
詳しくはアリスプロジェクトを参照。
ちなみに現在、このプロジェクトのバージョンアップ版にあたる「コエラボ」がオープンしている。
(現在の対応キャラはコードギアスのルルーシュ、C.C.のみで、今のところ真紅のコエラボでの復活の予定は無い。)
コミュニティ
ローゼンキャラの支持者名
ローゼンメイデンのドールズファンには、その他のドールにも政党よろしく名前がついており、ちょっとした一体感が味わえる。かもしれない。
- 水銀燈 → 水銀党
- 金糸雀 → ピチカー党
- 翠星石 → 翠星会
- 蒼星石 → 蒼星会
- 真紅 → 真党紅 etc.(↑参照)
- 雛苺 → うにゅー連合
- 薔薇水晶 → 薔薇水省
- 雪華綺晶 → 雪華綺省 / 白薔薇党
関連動画
関連静画
関連項目
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