第一家庭電器とは、かつて存在した家電量販店である。通称は第一家電。
概要
第一家庭電器(以下、第一家電)は首都圏を中心に、広範囲に直営・フランチャイズ店舗を展開し、1970年代には日本の家電量販店業界のトップに君臨し、その名を知られた。また、テレビショッピングも一時期行っており、「藤子不二雄劇場」(「忍者ハットリくん」など)などで番組の合間に放送されていた。各種動画サイトでも当時の放送を見ることが出来る。
ところが、バブル崩壊を境に、坂道を転がり落ちるように売上が減少していった。一番の理由としては、出店場所の問題である。駅前商店街などに立地する小規模店が中心だったため、家電量販店の大型化の流れに乗り遅れたことにあった。現在、店舗面積数万㎡級の巨艦店が存在する家電量販店界にあって、第一家電の店舗は倒産直前でもせいぜい500㎡程度が標準サイズであった。結果的に1992年期から倒産するまで赤字が続くことになった。
2002年4月16日、民事再生法の適用を申請し、経営破綻。その後、2003年に自己破産、2004年には会社が消滅した。
第一家電は秋葉原にも店舗があったが、そのうち「秋葉原本店」は、現在セガのゲームセンター(秋葉原ギーゴ)となっている。
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