風間火月(かざま かづき)とは、SNKの格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズの登場キャラクターである。初登場は第4作『天草降臨』。
概要
流派 | 風間流忍術+我流 |
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武器銘 | 朱雀 |
出身地 | 肥前国 渡橋の下 |
生年月日 | 明和七年 (1770年) 七月二十一日 |
身長 | 五尺八寸 (約176cm) |
体重 | 十八貫目 (約68kg) |
血液型 | AB |
好きなもの | 牡丹(猪肉) |
嫌いなもの | 毛虫 |
特技 | 大食い |
コンプレックス | 兄に対する劣等感 |
宝物 | 葉月 |
好みのタイプ | 葉月 |
風間一族の忍者。炎の力を秘めた忍刀「朱雀」を持つ。忍者だが派手で喧しく、豪放な性格の熱血漢である。
兄に風間蒼月、妹に葉月がおり大切に思い合っているが、兄への対抗心が強く、妹のことは溺愛しており、ブラコン・シスコンが顕著である。
兄と共に主人公として初登場した『天草降臨』では、葉月が彼女に秘められた力を狙う天草四郎時貞に攫われ、妹を助けるために掟に背いて抜け忍となり天草を追う。最後は追っ手となった蒼月と対峙するが、蒼月は二人の死を偽装して逃がし、火月は葉月と共に里を離れて二人で生きていくことになった。
以降のタイトルでも火月のストーリーは葉月が戦う理由であることが多く、葉月はその度に黒幕に狙われたり襲われて怪我をしたりと災難な目に遭っている。
その正体は魔界から来た怪物「炎邪」が、新たな肉体(依り代)とするために人間の女性に産ませた子供。兄は同じく「水邪」の依り代である。
時系列で『天草』より前の時代にあたる『零』のストーリーでは、葉月が持っている力は彼らに対抗できる「破邪の力」と判明し、エンディングでは蒼月の協力のもとに炎邪を朱雀に、水邪を蒼月が持つ「青龍」にそれぞれ封印した。
『アスラ斬魔伝』では朱雀の封印が解け、火月はまたしても攫われた葉月の救出のため朱雀(炎邪)の意思に乗っ取られることを覚悟で戦いに臨む。同作の羅刹火月は朱雀の力が暴走して「炎邪火月」に変貌している。エンディングでは朱雀の力をねじ伏せることに成功し、炎邪は火月を真の強者と認めて吸収された。
(ゲームの発売順は『零』の方が後で、炎邪・水邪や葉月の設定は後から補完されたもの)
『サムスピ』の正史としては珍しく、完全なハッピーエンドを迎えたキャラクターである。
悠紀エンタープライズ時代の開発スタッフからは「炎邪に存在感を食われている」「特殊な仕様のせいでプログラマーに嫌われている」と散々な言われようだが、特徴的な性能のお陰でプレイヤー人口は多いと言われている。
担当声優
性能
忍者らしく三角跳びを持つなど機動力が高いが、斬り攻撃のリーチが短い。
『アスラ』までは全キャラ共通で修羅と羅刹の二つの性能があり、『零』以降は火月が『アスラ』までの修羅、炎邪が『アスラ』の羅刹(炎邪火月)の性能を引き継いでいる。
修羅
必殺技は飛び道具の「焦熱魂」、連続技に使える打撃投げ(掴み技)の「大爆殺」、体を爆発させて後方に出現する無敵技「炎滅」など種類が揃ったバランスタイプ。
最大の特徴は背後に火の玉を3段階までストックする「災炎」。必殺技を出す時のボタンによって1・2・3段階に「焦熱魂」「大爆殺」を強化でき、全部消費することで攻撃を受けた時に火の玉を飛ばして反撃する「炎返し」が使える。
無強化「焦熱魂」は性能が低いが、強化版は相手を長く燃やして追撃が可能で、下準備は必要だが連続技の爆発力は随一。強化「大爆殺」の破壊力や「炎返し」による切り返しも強力な武器となるため、如何に隙をついて「災炎」をストックできるかが勝負を分ける。
羅刹/炎邪
「災炎」絡みの技が使えない代わりに、追加入力で16回までヒット数が増える「愚連脚」、そして連続入力を完璧なタイミングで成立させると状況次第で即死級の破壊力となる「六道烈火」を持つ一発キャラ。
詳細は「炎邪」の記事を参照されたい。
関連動画
関連項目
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