概要
「101回目のプロポーズ」とは、1991年7月1日から9月16日まで、フジテレビ系列で放送していたテレビドラマである。全12回。
いわゆる「月9」と呼ばれる、21:00~21:54の枠で放送されていた。
タイトルの通り恋愛ドラマであり、これの前々枠で放送されていた「すてきな片想い」、前枠で放送されていた「東京ラブストーリー」と合わせて「純愛三部作」と呼ばれた。
脚本は野島伸司。主演は浅野温子、武田鉄矢。「3年B組金八先生」のイメージが強い武田が恋愛ドラマに出演、というのは当初懐疑的、否定的な意見が多かった(武田本人も「何故自分が?」と思っていたらしい)が、名言「僕は死にましぇん!」(後述)に代表される恋愛暴走型の男の演技がウケて、結果的には最高視聴率36.7%(最終回)という大ヒットドラマとなった。
主題歌は、CHAGE&ASKAの「SAY YES」。この曲はオリコンシングルチャートにおいて13週連続で1位になり、グループ初のミリオンヒットとなった。今もなお歌い継がれる名曲である。
「僕は死にましぇん!」
今でもよく聞くこの台詞は、ドラマの第6話「第6楽章 婚約」で登場した。
矢吹薫(浅野)が「怖いの!また人を好きになって、同じ思いをするのが怖いの!」と泣きながら訴えるのを見た星野達郎(武田)は、突然車道に飛び出し、向かってくるトラックの前に立ち塞がった。トラックは星野と僅か数センチの間隔で急停止。運転手は星野に罵声を浴びせて走り去っていった。
「僕は死にましぇん!あなたが好きだから!」
本来は「僕は死にません!」という台詞なのだが、武田のあまりの熱演で、思わず博多訛りになってしまったため、こうなった。ちなみに武田は福岡県福岡市出身である。
また、この台詞の前に、矢吹が「怖いの!~」と話したが、これは、彼女と婚約していた真壁芳之(長谷川初範)という男性が、式の直前に事故死するという、悲しい過去を持っているためである。
余談・その他
- 今なお名シーンとして語り継がれるトラックの場面だが、実はこの回の視聴率は、全体を通してワースト2の19.8%だった。 現在のTV業界からすれば十分すごい視聴率なのでは
- 実は当初、このドラマの結末では達郎(武田)が振られる、つまりSAY NOの予定だった。しかし主題歌(SAY YES)のようなハッピーエンドを求める声が殺到したため、ハッピーエンド(YES)に変更されたという。歌がストーリー自体を変えてしまった一例である。
関連動画
関連項目
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