概要
1958年より「デラックス特急あさかぜ」の運行に合わせて新造された特急用客車。
全冷房車編成や空気ばね台車の採用などによる優れた旅客サービスや、流麗な車体形状から「走るホテル」と呼ばれた。また、青で統一された編成から、寝台特急を「ブルートレイン」と呼ぶきっかけとなった車両でもある。
寝台列車網の拡大により、あさかぜ号をはじめとする多数の寝台特急に使用され、東北から九州まで全国各地を駆け回った。
しかし、後継の14系客車や24系客車が登場すると次第に急行運用へと追いやられていった。また、1980年代からは塗装を後継車種と統一し、白帯を3本から2本に変更したり、イラスト入りバックサインを採用するなどの変化も生じた。
JR発足後は少数がJR東日本とJR西日本に継承されたが、それぞれ定期運用はなく臨時列車専用の扱いだった。
JR東日本では1996年、JR西日本では1997年にEF58牽引のさよなら列車をもって引退。元祖ブルートレインは姿を消した。
模型
実車の登場当時は蒸気機関車に牽引された例も決して珍しくなく、電気・ディーゼル・あるいは故障機の代走(C57型やD51型など)も含めると多種多様な機関車が牽引した実績がある。
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