GetBackers-奪還屋-とは、キバヤシ青樹佑夜原作、綾峰欄人作画による漫画である。
概要
週刊少年マガジンで連載されたバトル漫画。原作は1999年から2007年まで続き、その間である2002年10月5日から2003年9月20日には同作品を原作としたアニメがTBS系列(土曜17:30~18:00)で放送された。裏新宿を舞台に、裏家業を営む人々が無限城などで様々なドラマを繰り広げていく。
・・・が、原作者が原作者なので展開や理論についていけない一部読者が離れてしまったことも。作画を担当した綾峰も緻密に書きたがる癖がたたり、一時期は心に風邪をこじらせてしまったり、作画が見づらいと思う読者の意見もあった。さらに、綾峰自身が腐男子である為に裏話で「ボーイズラブ好き」「やおい描きたい」と堂々と告白しては、そんな趣味が無い読者を戦慄させた。そして、キバヤシはそんな彼に、あるご褒美を用意。これは本人も嬉しかったようだ。具体的には書かないが、腐ってない読者を中心に落胆させる行為なのは目に見えている。それでも、看板漫画としてどうにかがんばって完走した。
しかし、問題はアニメである。なんと、声優に乙葉投入、(某バラエティー番組企画によって発掘された星野貴紀も冬木士度役に起用されるが、当時は新人だった上に育った環境が環境だったから思うように演じられなかったのは仕方ないね)暴力描写規制等など負の要因が重なり、クオリティとしてはコメントしにくい作品となってしまった。
それでも、素体自体は悪くないと筆者は思うので、更なるクオリティ向上と共にリメイクされることを願いたい。
登場キャラ
- 美堂蛮(CV.神奈延年(青年時) 進藤尚美(幼少時))
本作の主人公の一人。三代目奪還屋を営む青年。年齢は18歳。どうみてもそうは見えない。
魔女の血を引くドイツ人のクォーターで、彼の祖母は「ウィッチクイーン」と呼ばれるほどの有名人。
本作のブレーンを担うクールな性格だが、お調子者であり大の女好き。
「邪眼」と呼ばれる秘術の使い手であり、その眼を見た者は現実世界で一分間の幻術を見せられる。「ジャスト一分だ。良い夢見れたかよ?」はそこそこ有名な決め台詞。
また、素の握力は200kgを超えており、この握力から繰り出される「蛇咬<スネークバイト>」と、類稀なるバトルセンスを武器に戦う。その戦闘力の高さから「バトルの天才」と称される。
また、バイオリンはプロ級の腕だったり、あらゆる部門に関して物凄く博学。
作中トップクラスの戦闘力を持つが、ヤクザに弱い。 - 天野銀次(CV.森久保祥太郎(青年時) 白石涼子(幼少時))
本作の主人公の一人。蛮と共に三代目奪還屋を営む。年齢は18歳。
裏新宿にそびえる、ビル群が集まって出来た無法地帯「無限城」出身で、下位層「ロウアータウン」の治安を守っていたグループ「VOLTS<ボルツ>」の元リーダー。
現在は人懐っこい性格だが、かつては無限城の悪魔「雷帝」と呼ばれており、無限城の住民を戦慄させていた。
体から電気ウナギのように電流を発生させる特殊能力を持ち、その能力を武器に戦う。応用の効く能力であり、電流での直接攻撃は勿論のこと、電磁磁石を発生させ敵から武器を引き寄せたり、プラズマを発生させて攻撃、微電流で敵の攻撃を完全回避、または特殊能力で完全に気配を消している敵を探知したり、作中では色々な性質の電気の利用をしている。
また、電流を浴びると傷口が完全に完治する性質を持ち、どんなにボロボロになってもすぐ回復する。
中盤から、デフォルメ状態である「タレ銀次」になる機会が多くなる。
こちらも作中トップクラスの戦闘力を持つが、ヤクザに(ry - 風鳥院花月(CV.保志総一朗(青年時)小林由美子(幼少時))
絃使いの一族「風鳥院宗家」の生き残りであり、元VOLTSの幹部の青年。年齢は20歳。
冷静沈着だが好奇心旺盛な性格をしており、作中の様々な事件に首を突っ込む。
男性だが女性のしなやかさが風鳥院絃術に必要だったため、15歳までは女性として様々な教育を受けた。その結果、一目では女性としか思えない見た目となっており、人に言われるとキレる所を見る限りでは多少気にしてる模様。作中トップクラスの美人である。マジで。
絃を使った様々な秘術を使う戦闘スタイル。 - 冬木士度(CV.星野貴紀)
日本の先住民魔里人<マリュウド>の一族の一つ、冬木一族の末裔。こちらも元VOLTS幹部。21歳。
一匹狼のように見えるが、実は心優しい青年。「ビーストマスター」の異名を持ち、様々な動物を口笛一つで操る他、自身が動物のように体を特化させる能力「百獣擬態」を用いて戦う。
蛮達とは途中で別の奪還屋を開業し、ライバル状態だが協力することが多い。 - 工藤卑弥呼(CV.桑谷夏子)
「レディ・ポイズン」の異名で知られる運び屋の女性。普通ポイズンレディじゃね?。年齢は16歳。
昔、蛮と卑弥呼の兄「工藤邪馬人」と共に奪い屋を営んでいた。が、兄を蛮が殺したことにより、彼を恨み続けるようになる。
「毒香水<ポイズンパヒューム>」と呼ばれる七つの香水を駆使し戦う。一回の仕事に持っていくのは七つというだだけで実際はもっと存在する。
作中でよく素っ裸にされる事が多いエロ要因の一人。貧乳担当である。比較対象が凄いだけでそうでもないけど。
- 赤屍蔵人(CV.飛田展男)
黒衣を纏った不気味な男。「Dr.ジャッカル」の異名を持つ史上最低・最悪の運び屋。
体の中(服に仕込むではなく文字通り体の中)に大量のメスを仕込み、それを武器に戦う。また、後半からは自身の血から武器を生成したり、あらゆる意味で人間を超えた動きをする。
奪還屋の二人を気に入っており、敵に転じたり味方になったりあらゆる局面でのトリックスター。 - 王波児(CV.松本保典)
奪還屋が拠点とする喫茶店「Honky Tonk」のマスター。 - HEVN(ヘヴン)(CV.夏樹リオ)
奪還屋に依頼を持ちこむ仲介屋の金髪美女。巨乳のエロ担当。
仕事を持ってくるまでが仲介屋の仕事だが、プライドが高く、共に行動することが多いため事件に良く巻き込まれる。簡単に言えば不二子ちゃんである。
- 水城夏実(CV.乙葉)
Honky Tonkで働く女子高生。萌え担当。
関連動画
関連項目
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