PROJECT M
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Project Mとは、大乱闘スマッシュブラザーズXを大乱闘スマッシュブラザーズDX風に改造・制作したファンゲームである。通称「PM」。
「ProjectM」でもこの記事にリダイレクトされるが、動画のタグには「Project_M」が最も多く用いられている。そのためタグにはこちらを使用するのが望ましい。
概要
海外のスマブラコミュニティによって制作されたスマブラXの非公式MOD。本来の名称はProject:Melee(プロジェクトDX)である。
シリーズ2作目のDXでは高速なゲームスピード・テンポ、多数のシステムやテクニックなど、慣れたプレイヤーでも楽しめるような「格ゲー的な面が濃い」ものであったのに対し、3作目のXは64版に近づけたゲームスピードや重めの攻撃、着地キャンセル等の複雑なテクニックの削除など、初心者と上級者との差を縮め、より多くの人が楽しめるよう前作の反省を反映したものとなった。
しかし、一部のプレイヤーには前作より遅くなったゲームスピード、「こける」などの仕様に不満を持つ者も少なくなかった。
そこで海外のスマブラファン等が改造によってDX風に更なる改良したのがこの「Project M」である。
目的としてDXのシステムに近づけているが、完全にDXにするのではなく「バランス調整のされたキャラクターによるテクニカルでスピード感のあるプレイ」を楽しめるように日々改良されている。またXや64にあったテクニックも残している。
PM登場前は「Brawl+」や「Brawl-」(BrawlはXの海外名称)等の改造パッチがすでに配布されていたが、PMは2011年のデモ版から3年の時を経て、バージョン3.0でようやくX全てのキャラクターが使えるようになった。更にリストラされたロイ、ミュウツーが前作よりパワーアップして復活した。
海外では毎年行われる対戦ゲームの世界大会「Apex」でPMがXの参加者を上回ったりと人気があり、PM開発側の発表だとそのユーザー数は10万人いると言われている。すでにダウンロード数は45万を超え、日本でもDX勢がオフで遊んでいたり、DX北日本大会でPMトーナメントが開かれたりと徐々に知名度が上がっている。
2014年6月に行われた大規模の格闘ゲームイベント「CEO」で種目の一つに選ばれた。
そして、2015年12月、公式サイトにてProject_Mの開発停止を発表。配布は終了となった。
ちなみにこのPM、SDカード、スマブラXのゲームディスクさえあればWiiを改造することなく、誰でも遊ぶ事が可能である。ただし、ステージ作りにあるステージデータがあると動作しない為、削除するかまたはバックアップを取る必要がある。PM最新バージョンを遊ぶには北米版ディスクで海外版PMを起動するしかない。
有志によって日本版PM3.02が公開されていたが現在は停止。
日本版公式HP跡地(http://projectmgame.com/jp/)
追加要素
Project MにはDXから引き継がれた以下の特徴がある。
2.流れるような自然な動き。
3.自分のキャラをコントロールできる量が多く、習得したスキルを存分に発揮できる。
4.正確な調整やプレイスタイルに基づいて変えられた攻守のバランス。
5.ステージ外での復帰阻止はリスキーであるがリターンが高い。台上での復帰阻止は、崖受身のシステムによって安全であるがリターンが低いものになっている。
6.復帰は全体的に高いスキルを必要とする。いくつかの例外を除いて、復帰阻止側が有利となっている。
7.コンボには手ごたえがあり、意識する必要がある。2、3ヒットより長いコンボは両キャラクターの特徴を知ることと、いくらかの予測と、対戦の精神的な部分を知ることが必要。
他にもキャラごとにテクニックの追加、技の変更、特殊コスチュームの追加などがある。
まだデモ版であり、公式は「41のキャラクターに留めるつもりはない」とコメントしていた。
バージョン3.5において一人用モードに新たな「亜空の使者」と「イベント戦」が追加された。
イベント戦やスペシャル乱闘では様々なキャラと入れ替わり対戦する「オールスターVSモード」と新たな「体力制乱闘」がプレイできる。
更にキャラの攻撃判定などが表示される「デバッグモード」がプレイ可能となった。
ターボモード
PM独自の新モード。
スペシャル乱闘で「カレー」の代わりに「ターボ」を選べるようになった。相手に技を当てると、任意の行動で技をキャンセルできるモードで、技の組み合わせによっては凄まじいスピードのコンボを決めることが出来る。
このターボモードは普通の対戦以外に自分オリジナルのかっこいい魅せコンを作ったり、どれだけ長くコンボを繋げられるかなど、様々な遊び方が可能である。
またアイテム「ターボ」を使えば普通の乱闘でも少しの間ターボモードが使える。
プレイヤーキャラクター
- マリオ(スーパーマリオシリーズ)
- ルイージ(スーパーマリオシリーズ)
- ピーチ(スーパーマリオシリーズ)
- クッパ(スーパーマリオシリーズ)
- ドンキーコング(ドンキーコングシリーズ)
- ディディーコング(ドンキーコングシリーズ)
- ヨッシー(ヨッシーシリーズ)
- ワリオ(ワリオシリーズ(メイドインワリオシリーズ))
- リンク(ゼルダの伝説シリーズ(トワイライトプリンセス))
- ゼルダ(ゼルダの伝説シリーズ(トワイライトプリンセス))
- シーク(ゼルダの伝説シリーズ(時のオカリナ))
- ガノンドロフ(ゼルダの伝説シリーズ(トワイライトプリンセス))
- トゥーンリンク(ゼルダの伝説シリーズ(風のタクト))
- サムス(メトロイドシリーズ)
- ゼロスーツサムス(メトロイドシリーズ(ゼロミッション))
- ピット(光神話 パルテナの鏡シリーズ)
- アイスクライマー(アイスクライマー)
- ロボット(ファミリーコンピュータロボット)
- カービィ(星のカービィシリーズ)
- メタナイト(星のカービィシリーズ)
- デデデ(星のカービィシリーズ)
- ピクミン&オリマー(ピクミンシリーズ)
- フォックス(スターフォックスシリーズ)
- ファルコ(スターフォックスシリーズ)
- ウルフ(スターフォックスシリーズ)
- キャプテン・ファルコン(F-ZEROシリーズ)
- ピカチュウ(ポケットモンスターシリーズ)
- ゼニガメ(ポケットモンスターシリーズ)
- フシギソウ(ポケットモンスターシリーズ)
- リザードン(ポケットモンスターシリーズ)
- ルカリオ(ポケットモンスターシリーズ)
- プリン(ポケットモンスターシリーズ)
- ミュウツー(ポケットモンスターシリーズ)
- マルス(ファイアーエムブレム 紋章の謎 / 暗黒竜と光の剣)
- アイク(ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 / 暁の女神)
- ロイ(ファイアーエムブレム 封印の剣)
- ネス(MOTHER2 ギーグの逆襲)
- リュカ(MOTHER3)
- Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチシリーズ)
- スネーク(メタルギアシリーズ)
- ソニック(ソニックシリーズ)
PMの仕様、バグ
以下は仕様。
- ステージ作りでの自作ステージで対戦できない。
- ゼニガメ・フシギソウ・リザードンで最後の切り札が出せない。(3.5ではそれぞれの切り札が出せるようになった。)
- 一人ゲーム用のハイスコアが、ロイはマルスに、ミュウツーはルカリオの記録に上書きされる。
- 一部のステージは仕掛けが動かない。(タイマン用ステージの為)
- 画面固定乱闘で一部のステージの足場等が見えなくなる。
- アイテム「カレー」、スペシャル乱闘「カレー」の削除。(ターボモードに変更された為)
- 対戦設定をタイム制∞にすると大乱闘を1人で対戦できる。(キャラテスト用)
- XのリプレイはPM起動ではズレが発生する為、XのリプレイはX、PMのリプレイはPMで再生すること。
- 亜空の使者→トレーニングモード、トーナメント→勝ち抜きに変更されている。
- 特殊コスチューム同士で対戦した場合、処理落ちが発生する。
- 一部Xから変更されていない箇所がある。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
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