ゆっくりブートキャンプとは、2009年11月7日より埼玉かわせみ河原キャンプ場で開催されたキャンプオフである。
主催はニコニコライダー人気の1人、優雅でエレガントなキャンプに定評のあるゆっくりゼルビス氏。
このキャンプの開催は某掲示板で告知され、「ゆっくりブートキャンプ」の命名者せろぅの人(ただし今回はセローじゃない人)、目的のキャンプ場が閉鎖されていたために偶然かわせみ河原に流れてきたカワサキ不人気車氏・腕相撲氏・レッドライダー氏が集結。
さらに翌朝、あずきしま こまめしま 小豆島製の化学兵器を使用した奇襲作戦のために生ける都市伝説魔獣亀倉ぱやお、および同作戦指揮官Iopon大佐が突入。
スマートでクールなキャンプは一転して阿鼻叫喚の地獄絵図へと変貌するのだった。
…が、回を重ねるごとに「ライダーのキャンプオフ」であるゆっくりブートキャンプの参加人数は拡大を続けてしまい、もはや単なるオフラインミーティングでは片付けられない規模になってしまった。何せ500名以上の人間が400台を超えるバイクで(一部は自動車や自転車、はたまた公共交通機関で)やってくるイベント、全てを個人で管理することなど不可能であることは想像に難くないであろう。
結果、現在のゆっくりブートキャンプは事前に立候補ベースによる幹事を代表とした幹事団事務局が設立され、以下のようなスケジュールで実施体制が確立しつつある。
なお、運営は全てボランティアであり手弁当で行われているため、思ったより大変なのも事実であり、参加者の皆様はそこを理解し、協力してもらえるとありがたいと編者は思う。
第五次以降は、おおむねこのようなタイムスケジュールによって実施されている。
・11月頃 幹事立候補(&必要があれば生放送にて選挙を行う)
・12月頃 幹事団形成
・1月頃 準備開始、打ち合わせ等
・2月頃 ホームページ準備、申し込みフォーム準備
・3月頃 運営生放送にて各種告知、コンセプトツーリング&ユーザー企画募集
・4月頃 生放送にて各種告知
・5月頭 コンセプトツーリング申し込み開始
・前日朝、前夜祭から幹事団現地入り+実施
基本的に、「ソロキャンパーの集い」である。そのため、参加者はめいめいにキャンプ道具を持参し、会場であるかわせみ河原にてキャンプを行う。幸い、会場周辺にはスーパーマーケットやホームセンター、ガソリンスタンドなどの調達環境は整っている(複数店舗存在する)ので、万が一積み忘れた道具があっても現地調達できる可能性は高いうえに、場所が場所なのでスーパーの価格もリーズナブルであり、やる気とアイデア次第でいろいろなことができる可能性を秘めている。
キャンプツーリングのオフラインミーティングであるため、参加者の一部がツーリングを企画し、運営と調整した上で事前に参加者を募集して実行する。特定の人気動画投稿者が立候補した場合に人気が集中することを避けるため、コンセプトツーリングの内容と定員など各種条件は事前に提示されるものの、リーダー(企画者)が誰であるかは募集が締め切られるまで運営によって伏せた状態で募集を行う。ただし、内容によっては特定できてしまうこともあるが、これはご愛敬。
なお、第九次においては、幹事の意向によりコンセプトツーリングは設定されなかった。
上記コンセプトツーリングの申し込みに漏れた、あるいは定員満席で参加できなかった者によって、あるいは当日、誰かの勝手なお声がけで、突発的にツーリングが開催されることも多々あるので、来場者は周りの人とコミュニケーションを取りながら楽しむと、いいことがあると言われている。
会場内では一部ユーザー(単一あるいは合同)により、さまざまな企画が用意されている。
第六次までは緩く処理されていたが、第七次では事前申告による告知制度が導入された。
<企画の実例>
・ビンゴ大会(下記)
・特定メーカーや車種の集合撮影会
・ドリンクや軽食の提供(第七次では事実上「振り込めない詐欺」を義務付け)
(かき氷500杯にポップコーン3kgが参加者の胃袋に消えたようです)
・特定の種類のテント(ワンポール)によるエキシビション的エリア
第九次においては、幹事に対してバイク用品メーカーである株式会社タナックス(流山市)が申し入れを行い、自社製品の展示・体験・ヘルメットクリーニングのセルフサービスコーナーといった各種企画を行った。
(現地の規定により商品を販売することは認められないため、純粋なプロモーションにとどまる)
…もはや何が起きてもおかしくないイベントになってしまった気がする。
第三次から実施されているビンゴ大会は、有名動画投稿主である「ゴロリ」氏と「ツネ」氏が主催。各所から持ち寄られた景品を取り合うビンゴ大会。バイクツーリングオフならではの景品、実用品系で非常に便利な景品からネタ景品まで、さまざまな品に彩られて数百人がビンゴを競い合う。
原則として初日の夕方に実施。あまりにも人数が多いため、年々撮影する場所の選定にさえ困ってしまうというのが特徴。写真は後日公開されるが、写真のダウンロードには当日会場にて運営から伝達されるパスワードによる認証が必要となっている。
キャンプを行うテントサイトはあらかじめエリアが運営によって規定され、その中で各自が思い思いにテントを展開するが、その状況によってはいくつかのテントの集まりができることもあり、これを「村」と称する。村の類型は、だいたいこんな感じ。
(1)その場でテントを立てたら近かった人同士
この場合は名前のない村である。その中の1人以上がタープを持っており、
その展開したタープの下に集うというスタイルもある。
(2)あらかじめ同地区でツーリングする仲間同士が集まるケース
この場合は地域名などを入れて使う。有名なのは「東北支部」。もちろん、当日、自分が住んでる地域の
タープへ「こんにちは」とお邪魔してみてもいいじゃないか。
(3)あらかじめ運営から指定されているエリアに付いている名称
たとえば女性に配慮して女性限定テントサイトの「女性村」。
ユーザーイベントで指定された名称である「▲(さんかく)村」など。
(4)テントの設置箇所により自然発生的に生まれた名称
入り口から遠く離れた橋の下付近まで、500m近く進んだところにテントを展開した
複数名が居ると、そこは「最果て村」と呼ばれることもある。なお、初日、日が暮れて
からなど、遅い参加になるとこの場所ぐらいしかテントを展開する場所が残っていな
いこともある(参加人数の増大に伴いこうならざるを得ない)。
近年は「最果て村役場」が有志により設立されたとか。
なお、念のために記しておくが、村に属する義務は当然ないので、一人でキャンプしても何ら問題ない。
しかし、一人でいる人に声掛けしていく「ぼっち狩り」をやる参加者もいるので、いろいろ交流すればいいのである。
スタイル自由自在、がYBCの特徴であると覚えてもらえるとうれしい。
本イベントでは「ユーザー同士の協力」から発生する出来事が、半ば伝説のように語り継がれている。
以下にその一部を記すが、真相は来てみなければ分からない…!
・到着してテントをたてようと荷物を下ろして整理していたら、自分の手を経ずにテントがすでに建っていた
・砂地にバイクを取られて転倒したら、10秒後に自分ごと起こされていた(排気量を問わない)
・到着時よりも帰るために出発する時点の方がバイクに積んである荷物の量が多い
(次の伝説は、是非あなたたちの手で…)
バイクで、車で、自転車で、はたまた公共交通機関でかわせみ河原へ集結し、もはや当初の想定を遙かに上回る規模で展開される、ニコニコ動画の中でも参加人数の多さでは特筆に値するオフラインミーティング(*)に発展している。
<ツーリングCGIに記録が残っているYBCのエントリー人数一覧>
第三次:109名
第四次:236名
第五次:359名
第六次:351名(運営現地集計の初日確定値:371名)
第七次:518名(運営集計の初日確定値は前夜祭274名を含む527名。2日目439名。)
第八次:522名(運営集計の最終確定値606名、この開催から延べ人数が1000人を超える)
第九次:556名(運営集計の最終確定値609名)
(*)参考として「歌ってみた」系の公式イベントであるニコファーレ「ニコニコのど自慢」の来場者数は2014年のGWで350名程度。
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