シーホースとは、
シーホース
通常モンスター
星5/地属性/獣族/攻撃力1350/守備力1600
ウマとサカナの体を持つモンスター。海中を風のように駆け巡る。
1999年発売のBOOSTER3で登場した古参カード。その収録パックは全て生産を終了しており、現在は絶版となっている。
下半身が魚(シー)、上半身が馬(ホース)という姿をしており、上述した伝説の生物 「ヒッポカムポス」を元にしていると思われる。
しかし、遊戯王オンラインでの英語名は《tatsunootoshigo》である。
当時数多く登場した、低ステータスの上級通常モンスターの一体である。
最も使えないモンスターの代表格である《モリンフェン》と比較すると、こちらは《巨大ネズミ》などの攻撃力1500以下を対象にしたリクルーターに対応している点などにおいて、まだ使い道があると言える。ただし《カオスエンドマスター》に対応する点においては両者とも互角である。
のちに《カイザー・シーホース》《サンダー・シーホース》といった似た名前のモンスターが登場しているものの、名前以外の関連性はない。2020年には、後述の経緯による知名度の向上もあってか、遊戯王ラッシュデュエルにおいてこのカードをモチーフにした《アッシーホース》・《メッシーホース》というモンスターが登場した。
原作やアニメでの活躍もなく、かといってネタカードとして扱おうにも《モリンフェン》や《レオ・ウィザード》の影に隠れてしまうことから、注目されることのないカードであったのだが・・・
初登場から13年後、その真価を引き出すデュエリストが現れた。
ニコニコ動画でゆっくり実況プレイ動画を投稿しているZirai(福袋)氏(以下、Zirai氏)は、遊戯王5D'sの主人公・不動遊星が捨てられたカードを拾い集めてデッキを組んだことに感銘を受け、自身もタッグフォース6において同様の方法でデッキを組もうと企画した(動画参照)。
ゲームのシステム上、現実ではその辺に落ちているとは考えられないような良カードを拾うこともあったものの、シーホースも1枚拾った。
企画である以上、不本意ながら当然ながらシーホースも含めたデッキで遊星とデュエルすることに。
すると最初の手札にシーホースが来てしまい、以降使い道もなく手札の中で腐り続けた・・・
・・・かに思われたが、終盤でまさかの活躍を見せ、最後にはダイレクトアタックを決めて勝利を収めた。 詳しくは動画を見てほしい。
誰もが見落としていたシーホースの可能性に、Zirai氏は「私の魂のカード」と認め、一部の視聴者はシーホースの制限リスト入りを覚悟した。
これ以降、Zirai氏はシーホースをマスコットキャラクターのように扱っており、ときどき数合わせのためにデッキにシーホースを投入するようになった。時には他の上級モンスターを差し置いてシーホースをアドバンス召喚するという、並のデュエリストには理解しがたいプレイを見せているものの、これは汎用罠カード《奈落の落とし穴》を警戒するなどの立派な戦術であると思われる。
タッグフォース6では様々なデッキレシピが配信されているのだが、そこに「人は特殊勝利だけで決闘できるか?」というタイトルのデッキレシピが登場した。
特殊勝利を達成するカードを全て投入したファンデッキなのだが、問題なのはその中に関連性の薄い《シーホース》が投入されていることである。一応、通常モンスターであることを利用して《究極封印神エクゾディオス》の攻撃力を上げる、という使い道はあるものの、それならば他に優先すべき通常モンスターが山ほどある。
これはシナジー以外に投入する理由があったとしか考えられず、それはZirai氏が投稿した動画シリーズくらいしか思い当たる節がない。
つまり一般人がネット上で公開したゲーム実況動画を公式側が視聴して、公式の企画に取り入れたものと推測できる。
まさかの事態にZirai氏は驚き、法廷でデュエルとならないよう動画内で謝罪をした。
ともかく、公式側が《シーホース》の活躍を見届けてくれたことは喜ばしいことなのだろう。
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最終更新:2024/11/01(金) 08:00
最終更新:2024/11/01(金) 08:00
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