梅津智弘とは (ウメツトモヒロとは) [単語記事]

梅津智弘（うめつともひろ、1983年 3月3日-）とは、山形県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
梅津智弘
基本情報
国籍	日本
出身地	山形県上山市
生年月日	1983年 3月3日
身長体重	191cm 88kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2004年ドラフト6巡目
引退	2015年
経歴
山形県立上山明新館高等学校國學院大學広島東洋カープ(2005年-2014年) 東北楽天ゴールデンイーグルス(2015年)
プロ野球選手テンプレート

公称191cmという長身の持ち主で、腕の長さを生かし球の出所が見づらい独特のサイドスローからボールを投げ込む。決め球はスライダー。対右打者用ショートリリーフとしての起用が多く、入団以来カープ中継ぎ陣の一翼を担ってきた。右肩の故障が若干の不安要素。

2005年（1年目）から早速一軍に昇格。4月7日の阪神タイガース戦では2点ビハインド・9回表2死の場面で登板し3球でアウトを取ると、その裏にチームが逆転サヨナラ勝ちを収めたため、「3球でプロ初勝利」という幸運に恵まれた。その一方で、6月29日の阪神戦では2点リード・7回表1死1・2塁の場面で登板、アンディ・シーツに初球を逆転ホームランにされ、今度は珍しい「1球敗戦投手（しかもプロ初黒星）」になるという不運も味わった。
ともあれこの年33試合に投げ、1勝5ホールド・防御率2.53と上々の滑り出しを見せた。

二段モーション規制に苦しんだ2006年前半と、疲労で調子を落とした2007年後半を除いては、安定した働きでカープ中継ぎ陣を支える活躍を見せる。

2009年は右肩痛の悪化で6月以降を棒に振った。

2010年は無事開幕を一軍で迎えたものの、故障の影響か精彩を欠く場面が目立った。6月22日の阪神戦では延長11回表に大量6失点を喫して敗戦投手になりつつも、エラーが絡んだため自責点0という珍事を起こし、8月25日の阪神戦ではいわゆる「晒し投げ」の対象となり、打者14人に55球を投げて9被安打（2被本塁打）・2与四球・10失点（10自責点）という悲惨な記録を残している。

2012年、初登板から7試合連続無失点も、7月18日の中日ドラゴンズ戦で3失点し二軍降格。再昇格し登板した8月17日の読売ジャイアンツ戦でも2失点し、プロ入り後最小の9試合登板、6.2イニングに終わった。右打者の被打率は.476と横手投げ右腕としては致命的な数字だった。

2015年は二軍で防御率1点台と結果を出し、登録期限ギリギリの7月31日に支配下登録された。背番号92。しかし1試合の登板に終わり、戦力外通告を受け、現役を引退した。