淫夢ごっことは (インムゴッコとは) [単語記事]

淫夢ごっことは、「真夏の夜の淫夢」と呼ばれるネットミーム群を用いて会話するという遊びを指す言葉かと思われる。

だがこの記事では、この言葉が登場する二次創作1ページ（4コマ）漫画や、その三次創作漫画群について述べる。

概要

漫画としての発端は、短文コミュニケーションサービス「Twitter」において、アカウント名「oog」(スクリーンネームは「@muramaz zz」)氏が2019年 11月17日に投稿した以下の漫画ではないかと思われる。これはアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』の二次創作漫画であった。

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 https://twitter.com/muramazzz/status/1195745788556562433

（1コマ目）
羽衣ララ　「イキスギィ　イクイクルン！　ンアッー！　枕がでかすぎるルン！」
星奈ひかる　（汗を垂らしつつ苦笑）

（2コマ目）
天宮えれな　「ララ　淫夢はもうやめなって！　地球では淫夢ごっこは恥ずかしいんだよ！」（眉根を寄せている）
羽衣ララ　「おっ大丈夫か大丈夫かバッチェ冷えてますよ～ルン　淫夢は地球で流行ってるってはっきりわかんだね～ルン」（不満げ）

（3コマ目）
天宮えれな　「やめなさいって言ってるでしょ!!」バン（激昂して机を叩く）
羽衣ララ　（動揺して眼を剥いている）

（4コマ目）
羽衣ララ　オヨヨーーーーーーー（号泣）
香久矢まどか「えれな…」（ララの肩を支えて困り顔）
天宮えれな　「だって…　ごごめん…」（焦っている）

さらにおよそ1年後の2020年 11月18日には、同じ「oog」氏によって、キャラクターを漫画『鬼滅の刃』のものに置き換えたセルフパロディ三次創作漫画もTwitterに投稿されている。

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 https://twitter.com/muramazzz/status/1328917276104421377

これらの漫画をきっかけとして、キャラクターを別の作品のものに置き換えた三次創作漫画が多数制作され、一種のインターネットミームとなっている。

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 https://twitter.com/kivat753/status/1329623137902727171

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 https://twitter.com/510gensoku/status/1597853030023852032

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 https://twitter.com/saint_yohannes/status/1713155721611903138

oog氏による最初の元ネタの台詞に「地球では淫夢ごっこは恥ずかしいんだよ！」とあり、続くセルフパロディの台詞でも「鬼殺隊では淫夢ごっこは恥ずかしいんだぞ！」とあり、どちらも「○○では」という表現になっていた。

このためか、多くの三次創作でも「雛見沢では」「内浦では」などと「○○では」の表現が使われていることが多い。これらに対してリプライで「○○以外でも恥ずかしいだろ」「淫夢ごっこをしても恥ずかしくない場所なんてあるのか？」といった突っ込みが入れられていることもある。

なお、以上にTwitter 引用で掲載した三次創作は全て描いた絵師本人の投稿によるものと思われるが、以下のスマートフォンゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』を題材とした三次創作画像は、同ゲームのファンの間でよく知られているのに絵師が不明らしい。「この絵誰が描いたのか永遠の謎だわ」「これの元ツイ探してるんだけどまとめサイトしか出てこないな」「未だに誰が作者なのか判明してないブルアカ淫夢ごっこ絵好き」などの声が挙がっているため。

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 https://twitter.com/sakuran_00/status/1425003844673564677

2021年 7月12日に、インターネット掲示板「５ちゃんねる」のスマホゲーム板にある『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』のスレッド Part934のレス番号719にて投稿されていたことは確認できたが、これ以前にも遡れるかもしれない。より古い例や描いた絵師の詳細をご存じの方は本記事または「ブルアカ淫夢」の記事に追記してください。

ちなみに「淫夢ごっこ」という言葉自体は、前述の2019年 11月17日に投稿された「oog」氏の漫画以前にも細々と使われていた言葉であるようだ。

"淫夢ごっこ" until:2019-11-16 - Twitter検索 / Twitter

公式大会でインターネットミームは恥ずかしいんだよ！

この言葉と直接関係はないがTCG『デュエル・マスターズ』の2024年 4月20～21日に行われた大型大会「DMGP」のチーム対抗決勝戦B席戦に置いて、選手6人中5人が(幸い配信にも載って無いので詳細は不明だが)淫夢語録を含む悪いネットミームを交えた会話をしながらプレイや相談を行い、その様子が公式大会後記「テキストカバレージ」に置いてオブラートに包みつつ触れられる事となった。

……リーダーはチームの象徴であり、チームの哲学そのものだ。
だからもしもリーダーが悪いインターネットミームに毒されている場合、それはチームメイトにも伝播するというか、そもそもそういったチームメイトを引き寄せることになる。

(中略)

まず改めて、公共の場でインターネットミームを使って会話をすることは、それがGPの決勝卓であるかどうかに関わらず普通に恥ずかしいんだということを記しておきたい。