stylophoneとは、単三電池三本で駆動するシンプルかつチープ、それでいて魅力的な電子楽器である。
1970年代にイギリスで発売され、全世界で好評を博した。味わい深い独特の音色が魅力で、クラフトワークやデヴィッド・ボウイといった著名なミュージシャンにも愛された。
07年にアメリカの玩具メーカーがMP3出力機能等を付与した上で復刻。翌年日本での発売が開始されると、SX-150やDS-10といった一連のチープ・エレクトロサウンドブームと相まって(一部で)人気が爆発。
楽器と言うよりは音を奏でる電子玩具と言った方が正しいかも知れない。2オクターブに満たない小さな平面の鍵盤を、本体からはえたスタイラスペンで触れることで発音する。
いかにも電子的でありながら柔らかく温かみのある音色、内蔵機能によるヴィブラートや平面鍵盤を生かしたグリッサンドがstylophone演奏の特徴。
バリエーションとして、同様の仕組みを用いてリズム楽器の演奏を行えるstylophone_beatbox(スタイロフォン・ビートボックス)があり、こちらにはシンプルなレコーディング機能が内蔵されている。
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最終更新:2024/06/02(日) 23:00
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