ジャン=フィリップ・ラモー(1683~1764)とは、後期バロック時代のフランスにおける最大の作曲家である。
前半生はアヴィニョン、リヨン、クレルモン=フェラン、パリで教会オルガニストを務め、「クラヴサン曲集」の作曲や18世紀のホモフォニックな音楽の基礎となる『和声論』、『音楽理論の新しい体系』といった著作を記した。
一方で後半生オペラのための音楽を手掛け、名声を博す。1752年の「ブフォン論争」においてはイタリア側についた啓蒙主義者に対しフランス派の旗頭となり、リュリ以来のフランスオペラの伝統を守ったとされる。
このように非常に多岐にわたる活動を行った彼は、クープラン同様近代フランスの作曲家たちに再び注目されていくのであった。
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最終更新:2024/06/07(金) 01:00
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