ドリフ大爆笑とは、1977年から断続的にフジテレビ系で放送されているお笑い番組である。
企画制作はイザワオフィス(ザ・ドリフターズの所属事務所)。
フジテレビは番組送出や編成、および一部スタッフの支援などを担当しているが、
番組コンテンツの著作権もフジテレビではなくイザワオフィスが有している。
「8時だョ!全員集合」と並び、ザ・ドリフターズの代表作となったコント番組。1990年代半ばまでは特番枠「火曜ワイドスペシャル」で放送され、「サザエさん(再)」→「ドリフ大爆笑」→「なるほど!ザ・ワールド」の流れで番組を見ていた人も多いことだろう。
代表的なコントに「神様コント」「もしもシリーズ」「雷様」「バカ兄弟」がある。雷様は高木ブーを象徴するキャラにまで成長し、「もしもシリーズ」の「もしも威勢のいい銭湯があったら」におけるいかりやのいじめられ方はもはや殿堂入りとの呼び声が高い。「バカ兄弟」に到っては、いかりやの本物過ぎる演技でバカを演じる「あんちゃん」の『紙一重の哲学者』っぷりにその筋の視聴者から「差別的だ」というクレームが入ってシリーズ打ち切りになってしまったほどである。
また、中年女性の録音笑い(ラフトラック)を映像に被せるという手法を本格的に採用しており、日本の番組史における、録音笑いのパイオニアである。
基本的にコントにはドリフメンバーの誰かが(たまに全員が)参加するが、95年に若手芸人だけのコントという珍しいタイプが放送された。
70年代は伊東四朗・小松政夫・由紀さおりが準レギュラーとして出演していたが、80年代からは当時を代表する女性アイドルがゲストとして出演する機会が増えた。
コントはシュールなものからオチがブラックなものまで幅広く存在する(似たようなネタのコントの使い回しも)。たまにポロリのシーンも。
コントではスタッフやイザワオフィス、更にはメンバーの私生活までネタにする(加藤茶はコント中に(再婚する前の)家庭を弄られて笑い泣きしてしまったことがある)。
90年代には視聴者から過去のコントをリメイクしてほしいという要望に応えるリクエストコントのコーナーが存在した。それを受けて、「全員集合」の少年少女合唱隊を復活させるなど、原点回帰の傾向がみられるようになった。
また、12月のクリスマス前になると「ドリフのクリスマスプレゼント」と言う、特別番組が放送されていた。
だが1998年以降新作は製作されなくなり、2004年のいかりやの死をもって番組自体が事実上休止するに至った。ただし現在もごく稀に総集編が放送されることがある。BSではBSフジで1時間編集版(ゲストの歌コーナーがカットされている)、CSではファミリー劇場でオリジナル版が絶賛再放送中である。
オープニング・エンディングは、大きく分けると1977年・1978年・1980年・1981年・1983年・2003年にフルチェンジされており、計6バージョンが存在する。
オープニングテーマの戦時中の歌謡曲「隣組」の替え歌、エンディンテーマの「いい湯だな」の替え歌「さよならするのはツラいけど」も有名。スクールメイツのバックダンスの中で、スーツ姿のメンバー5人が緩いスイングをするというものである。ちなみに、放送開始当初のオープニングテーマは軍歌「月月火水木金金」の替え歌を使用していた。
当初は定期的にオープニングとエンディングが撮り直されていたが、次第にメンバー内での仲が悪くなって共演しづらくなったことから、「面倒くさいから」という理由にして、1983年以降同じ映像を使い回していた。本編の老いてゆくメンバーの姿とオープニング・エンディングの若々しいメンバーの姿のギャップも頻繁にファンの話のネタとなっていた。
なお、オープニングに入る前のタイトルバックの映像は毎年新しいものが制作されていた。80年代は「いかにも」なCG映像であった。90年代になると東京都内の風景を映したものとなった。しかもフジテレビの新社屋移転後の1997年以降は、タイトルバックにあの真新しい球体を中心に置いた夜景を映し出した後に、1983年撮影のオープニング映像を繋いでいた。
2003年の放送で、久しぶりにメンバー5人が集合し約20年ぶりの新オープニング・エンディングを収録。新録はリーダーであるいかりや長介の希望であったが、これが最後のテレビ出演となってしまった(2004年3月死去)。実際、癌に蝕まれて衰弱が進んでいたいかりやの動きは精彩を欠き、ほとんど声も出せなかったため最後のメッセージもなかった。
1983年撮影バージョンまでの歴代のオープニング・エンディングは番組本編のコントを撮り終えた後の深夜の深い時間に撮影されることが多かったそうで、特に加藤茶は疲れのために不機嫌そうな顔で映っている。加藤本人も1983年バージョンが長年にわたって放送されていくうちに「こんなことならもっと笑顔を作っておけばよかった」と後悔していた。
2003年撮影バージョンで加藤茶が満面の笑顔でノリノリなのはこの反省によるものであると推察される。
1983年撮影バージョンで出演したスクールメイツメンバーの中の1人の娘が後にスクールメイツに入っており、2003年撮影バージョンで参加。親子二代に渡ってメンバーとの共演を果たしている。
いかりや長介逝去後にドリフ大爆笑の総集編が放送される際にも2003年バージョンが使用され続けている。
2020年、志村けんの急逝後に放送された「志村友達 全員集合スペシャル」では、残された加藤・高木・仲本の『こぶ茶トリオ』がこの大爆笑オープニングをモチーフにした新作コントを披露し話題となった。8時だョ!全員集合のオープニングにおいて着用していた衣装を着用し、志村役を研ナオコ、いかりや役をダチョウ倶楽部のリーダーである肥後克広が演じている。
また、エンディングにおいてもこぶ茶トリオの面々がエンディングテーマ(さよならするのはつらいけど)を歌った。この際には全員集合の方のエンディング(ドリフのビバノン音頭)名物だった加藤茶による掛け声も入る、大爆笑と全員集合の折衷バージョンとなっており、新型コロナウィルスに対する警戒を呼びかける内容も入った。
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削除しました ID: WI0Jn4wBTm
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28 ななしのよっしん
2022/12/18(日) 04:42:56 ID: WI0Jn4wBTm
ドリフの特番はありがたいのだが、あの癖のあるナレーターだけはやめてほしい
29 ななしのよっしん
2024/02/13(火) 08:42:18 ID: Dv+KaqMvbI
先日「『ドリフ大爆笑』国民が選ぶベストコント」をやったけど、これって「ドリフ大爆笑」だから出来るんですかね?
他にもフジテレビを代表するバラエティ番組はあるけど、「志村けんのバカ殿様」「オレたちひょうきん族」「とんねるずのみなさんのおかげです」「ダウンタウンのごっつええ感じ」などで同じことは無理だろうか?
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最終更新:2025/01/21(火) 03:00
最終更新:2025/01/21(火) 02:00
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