──足を引っ張ったら、殺すから。 単語

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──足を引っ張ったら、殺すから。とは、"学園アイドルマスター"に登場するアイドル 月村手毬台詞である。

類似の台詞に「足を引っ張らないでくださいね」「足を引っ張るなよ雑魚が」というものがあるが、当台詞とは発言者や状況、ニュアンスが異なる台詞である。

この項は、『学園アイドルマスター初星コミュ1章、月村手毬プロデュースおよびイベントコミュ『1年1組のアイドルたち』のネタバレ成分を含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

概要

初星コミュコミュ1章13話での台詞

ソロアイドル 月村手毬

中等部の頃の手毬は幼馴染秦谷美鈴、そして賀陽燐羽の3人で"SyngUp!"というユニットを結成し、中等部No.1アイドルユニットと評されていた。しかし、手毬は二人に追い付こうと理をして(さらにそれが二人に負担をかけてしまい)、急がずゆっくりと活動を続けたい美鈴たちと手毬は意見が合わなくなってしまう。その結果喧嘩別れのような最悪の形でユニットは解散、手毬には悪い噂が広まり腫れ物扱いになってしまう。手毬自身はSyngUp!解散を強く後悔し、もうにも迷惑をかけず、迷惑をかけられたくもないと痛感した。そのため、高等部ではソロアイドルとして活動すると決意していた。そんな彼女の前に「プロデュースさせてほしい」と名乗り出たのが、プロデューサー(学マスP)だった。

手毬をスカウトするシーン初星コミュではなく手毬プロデュースコミュで描かれており、手毬はプロデュース制度に魅力を感じつつも上述の通り「かに迷惑をかけたくない」と感じていたため何度か断りを入れた。それでも学マスPり強くスカウトを続けたため、手毬はプロデュースを受け入れた。

初星コミュ1章

ところが、学マスPは手毬だけではなく花海咲季藤田ことねにも浮気をかけており、さらにこの3人でユニットを組むことを提案する。首席で入学したがアイドルに関しては素人同然の咲季と劣等生中等部ではあまり良い結果を出せなかったことね。手毬にとってそんな二人とユニットを組むという提案は受け入れられるものではなかった。自分の至らなさでSyngUp!を解散に追い込んだ手毬が、素人や落ちこぼれと組んでしまえばどう考えても上手くいくはずがないのだ。一方のことねは首席の咲季や元中等部エリートの手毬と組むことにメリットを感じていたため協力的だったが、自信の咲季は自分一人がトップアイドルになるのだと譲らず、結局手毬と咲季は去ってしまった。

その後、学マスPの奇策でことねは咲季とおはなしを説得することに成功。ことねや手毬たち内部進学組も真剣アイドルしていることを実感した咲季は考えを改め、手毬の自トレに同行して彼女をよく知ろうとする。そんな体当たりの咲季に手毬は少しずつ心を開いていくが、まだユニットを組むことを拒んでいた。

......私は、ユニットなんて組みたくない。
どうせ、も......私には付いてこられないから。
(付いてきては、くれないから)

そんな手毬に咲季ははっきりと答える。

わたしがあなたに付いていくんじゃないわ──
あなたが、わたしに付いてくるの!!

咲季は手毬の負い──互いに付いていけなくなり解散したSyngUp!の件を挙げ、「トップアイドルになるためならどんなに大切な仲間だとしても、追い付いてこられないのならいちいち待ってやらない」と断言する。

足手まといはいらない。
わたしを追い抜いて、どんどん置き去りにして
しまうような──そんな心強い仲間が欲しい!
だから、あなたがいいの。
わたしと来なさい、月村手毬!

その熱意に押され受け入れかける手毬だったが、やはり「SyngUp!解散」のショックを振り切れず自責の念に苛まれ、誘いを断った。手毬の頑固さに咲季はついに怒り始めたため、ことねが割って入る。

ことねは手毬の性格の悪さや態度をボロクソ批判するが、それでも一緒に仕事がしたいと言う。それは手毬のビジュアルと歌を評価しているからだと。そんな人間と組めるメリットを考えれば、好き嫌いなんてどうでもいいのだと。

あたしたち、お友達でもなんでもねーし?
ユニット組んでも、仲良くなんてできるわけねーし?
たぶん、色々、

ことねも咲季も、自分が前に進むことしか考えていない。手毬はそんな二人に気を遣っていた自分がバカらしくなってしまった。この二人となら、走り続けることができるかもしれない。ついに手毬はユニットを組むことを承諾した。

(もう、遠慮しなくていいんだ)
(新しい仲間の前では思いっきり、自分を出してもいいんだ!)
(いつも心と違うことを言う私の口は......しく、思った通りに動いてくれた)

私は必ず、トップアイドルになってみせる。
──足を引っ張ったら、殺すから。

相変わらず不遜な態度の手毬に、咲季とことねは思わず顔を見合わせてしまうのだった。

手毬プロデュース N.I.A編

手毬N.I.A編14話では初星学園から極月学園に転入した羽が、手毬と口論した挙げ句持ち曲数マウントを取られて敗走した極月学園白草四音藍井撫子に対して

足を引っ張ったら、殺すから。

と牽制するシーンが描かれている。

「足を引っ張る」ということ

上述の通り、手毬は自分が美鈴羽に迷惑をかけていたこと──二人の「足を引っっていた」ことでSyngUp!解散という事態を招いてしまったことを引きずっていた。これは初星コミュに限らず様々なコミュで垣間見える要素である。

例えば1年1組コミュでは、(外部生故に手毬の事情を知るはずもない)葛城リーリヤ(の声真似をした紫雲清夏)に「足を引っ張らないでくださいね」と言われた際は絶句してしまい、さらにショックのあまり「足を引っ張るなよ雑魚が」と内で改編してしまうほど精神的にダメージを受けてしまった。
また、手毬プロデュースではプロデュースを通して手毬の過去──SyngUp!解散の真実に迫っていき、手毬自身が「私が二人の足を引っっていた」とはっきり口に出せるまで彼女を立ち直らせ、美鈴羽ともう一度向き合っていくというシナリオが展開される。

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