うざいんだよ!目障りなんだよ!とは、悲壮なる叫びである。
アニメ「遊戯王ZEXAL」で登場した人物・Ⅲのキャラの豹変ぶりを端的に表した台詞である。
かつての平穏な日常を取り戻すために、どんな手を使ってでも遊馬を倒すと覚悟したⅢ。
一家の長・トロンから新たに力を授かったあとの遊馬とのデュエルで、常に家族の愛情の中で育ってきた遊馬への恨みを表した彼が放ったのが、この台詞である。
「うざいんだよ!目障りなんだよ!君のいちいちが!」
このあとⅢは、トロンから授かった謎の紋章の力を使い容姿もどこぞの覇王の如く変貌、性格も上述の恨み・怒りの記憶から普段のⅢとは別人のように攻撃的になった。
その結果、紋章の力を行使して遊馬の記憶から「かっとビング」を抹消してしまった。さらには今まで遊馬が一度も「かっとビング」していなかったことになるよう、「かっとビング」にまつわる一連の記憶を改ざんしてしまう事で、遊馬の性格はこれまでとは一変し周囲に対して常に脅えてばかりの少年となってしまう。
さらには彼に付き添うアストラルを「邪魔」との理由から同じく紋章の力で封印してしまった。(封印といっても鎖で身動きを封じただけではあるが、アストラルの様子からするに諸々の特殊能力も発揮できないようになったらしい)
流石はⅣの弟だとか、これがⅢのファンサービスなのか、とか言ってるのは誰だ。
登場初期の比較的穏やかなキャラからは想像できないような台詞ではあるものの、家族のことを想うⅢの悲しみ、不遇さを想像できる台詞でもあり、彼の持ちうる家族への優しさの裏返しととることもできる台詞である。そのため、兄様達をはじめとする他のキャラクター達の所謂ネタ台詞とは一線を画しており、一時は心を通わせた相手を敵として倒すために痛心を押しながら叫んでいる感が漂うさまは、独特の悲壮感にも満ちている。
単純に言葉だけを見るとニコニコ動画及び掲示板における笑いどころやツッコミの言葉としても汎用性の高い言葉ではあるのだが、上記の背景を考えると人によっては少々使いにくい言葉となっている事だろう。アニメ本編を見ていない人にはその字面から「ネタ台詞の1つ」として経緯を誤解される事もあるかもしれないあたりは、遊戯王5D'sに登場した「このぐらいの年頃の男とはそういうものだろう」の台詞にも似ている部分がある。
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最終更新:2024/04/24(水) 06:00
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