にわとり(鶏)とは、キジ科の鳥である。白くて赤いトサカがあり飛べない鳥。食用として利用される。
鶏の語源は「庭の鳥」という意味の「ニハツトリ」という言葉が元になっているとされる。
比較的昔から世界各地で食用にして食べられている。その肉は癖のない淡白な味わいで、健康的な食品として人気が高い。
卵が先か、にわとりが先か。
小学校で飼われる動物としてはウサギに並ぶほどだったが、鳥インフルエンザの影響もあってニワトリを飼う学校は急速に減りつつある。
飛べない鳥だが、いざという時は一時的に滑空することが出来る。
家畜としては、東南アジアや中国が由来とされている。セキショクヤケイやハイイロヤケイなどといった野鶏の仲間から家畜化されたとされており、紀元前8000年前から家畜化されたという説や紀元前4000年前に家畜化されたという説などがある。もともとは祭祀用や闘鶏をするためだったといわれているが、卵や肉を食べるために飼育されるようになっていった、というわけである。
日本においては、江戸時代には無精卵が孵化しないことから殺生には当たらないとされ、卵を目的とした飼育が行われるようになった。それだけでなく、肉自体にも料理法も確立されレシピが存在しており、大切なたんぱく源として活用されるようになった。
放し飼いだけでなく、大規模な養鶏場での飼育も可能と、大量生産も行いやすいだけでなくストレスを与えないように低密度に飼育することで肉の価値を上げることができるなど、肉や卵を食用に、羽を防寒具や布団などに使う、宗教上の理由で忌避されることもないといった複数の理由から、世界でも最も飼育される動物といっても過言ではない。
品種も世界中に存在しており、観賞用、卵用、食肉用、卵肉兼用品種など、多くの数が存在している。日本においては名古屋コーチンや軍鶏、比内地鶏などが有名。
ニワトリと言えば雄のほうが印象深いだろうが、実は家畜としての雄ニワトリはほとんど価値がない。食肉にするにも味は雌より数段劣るうえ、食べられる部分も少ない。よって商品価値は一切存在しない。
(一応シャポンと呼ばれる去勢鶏も存在するが、コストが高いようで流通量は少ない)
かといって生かしておいても金を食らうだけ、ならどうするのか?
身も蓋も無いこと言えば、殺処分である。
ニワトリは、雛の段階で選別されるが、その時点で雄と判明した雛は、雌が辿り着く空間とは別の場所に行く。
商品価値がないのであれば、牧場側は処分するしかないのである。ちなみに処分方法はシュレッダーにかけ、一瞬のうちにミンチにするというもの。
ミンチにしても商品価値はないので、雛のミンチ肉はそのまま処分される。
残酷なように思えるが、これも大量生産・コスト削減のためである。ちなみにもしこういった作業をせず飼い続けたのであれば、卵や鶏肉の値段はもっとガツンとあがってしまう。
ちなみに捨てるくらいなら何か一儲けしよう、ということで生み出されたのがカラーひよこである。
「可哀想だ」、「やめるべきだ」、と思うのであれば、まずは処分される直前のひよこを一羽引き取る努力をすることから始めよう。基本、ニワトリは一般的な家庭で飼育することはままならない(騒音、異臭、感染症の問題から)。
ちなみに多くのカラーひよこの末路は、塗料を付けられたことによる衰弱死が大半である。よしんば育っても、鳴き声が大きすぎて飼いきれず、最終的には家族の腹に収まることになる。その代償としては家族一同の微妙な顔が食卓に並ぶしかないのである。
また、もうひとつの活用法として、動物園でタヌキやアライグマなどの肉食獣の「生き餌」となるというものがある。こちらはまだ新たな生命の糧となるぶんマシとも言えようが、残酷な運命であることには変わりない。
逆に動物園で飼えば・・・という声もあろうが、ありふれた家畜である鶏を展示しても、集客にならないという現実がある。
ところが、このような運命を乗り越えて、有名になった雄鶏がいる。
大阪は、天王寺動物園にいる「まさひろ」君である。
彼は、2015年に生き餌となるべく搬入され、その生命は儚く露と消えるはずだった。しかし、同時期に人工孵化されたマガモのヒナに餌の食べ方をレクチャーする役(一羽だとヒナは怖がって食事しない)を与えられ生き延びた。次に、イタチが飼われている鳥類を狙って出没したため、捕らえるための「囮」とされたが、その時もイタチがそのまま去ったので難を逃れた。そして、ある程度育ったので今度はライオンのような大型肉食獣の餌にされそうになった(普段は加工した肉を与えるが、体調が悪い時などに「生命力をつけるために」生き餌を与えることがある)が、偶然にもどこからも餌にしてほしいという要請はないまま月日が過ぎた。
ついに三度の生命の危機を異能生存体張りの強運で乗り越えた彼は、正式に「まさひろ」の名を与えられ、晴れて園の飼育動物となった。その飼育員に抱かれても騒がないおとなしい性分もあって公開されることになり、「会えれば幸せになれる奇跡の鶏」として評判を呼び、「客寄せパンダ」ならぬ「客寄せニワトリ」としてメディアにまで取り上げられる存在になったのである。2017年6月現在も、もう一羽の弟分「よしと」も加わり、彼は元気に生きている。
掲示板
100 ななしのよっしん
2024/02/05(月) 01:28:26 ID: nDiuAPPx4K
シュレッダーまではわかるけど生ゴミにするくらいなら動物園の肉食動物に与えればいいのでは
あとはプロテインの材料とか
101 ななしのよっしん
2024/04/17(水) 07:00:09 ID: YA4r05Pg6R
102 ななしのよっしん
2024/04/23(火) 07:04:20 ID: 9TDXgwNzAn
臆病者はチキンとか言うけどニワトリ飼ってる人も動画でもシャモでもないのにめっちゃ凶暴だからチキンには見えないぜ!
実際凶暴で気に食わないなら自分より大型の生き物でも攻撃してきて急所も狙ってくるようないきもんだし。
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最終更新:2025/03/14(金) 00:00
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