通常のゲームは目標を達成してゲームクリアになって終わるものであるが、やり込みとは縛りプレイなどゲームクリアに直接関係ない(時にはゲームクリアの妨げにさえなる)目標を追加して、同じゲームをより困難なゲームとして楽しむマゾい遊び方である。
ごく初期のゲームでは追加目標をもっぱらプレイヤー自身が考案していたが、現在では「やりこみ要素」という形でゲーム製作者側が用意することも多い。さらには「やりこみ要素満載」を売りにするゲームまである。
しかし、どのような行為に価値を見出すかは人それぞれであり、製作者の予想の斜め上を行く追加目標を「発明」するプレイヤーもあとをたたない。
ゲーム中にカウントされるものをシステム上の限界値(999とか65535とか)まで上げるやり込み。
主にアクションやシューティングなどスコア(得点)が表示されるゲームで行われる。スコアアタックといえば、通常は最高スコアを目指す「ハイスコアアタック」を指すが、逆に最低スコアでのクリアを目指す「ロースコアアタック」などがある。
また、スコアとは少し違うもののRPGなどで「理論上最高のダメージを記録する方法」を検証する事もやり込みの一つと言えるだろう。
クリア時間の短さを競うのがタイムアタックで、レーシングゲームやRPGでは定番である。
ステージやコースをゴールするまでの時間を計測する方式以外に、ゲームスタートからゲームクリアまでの時間を計測する方式もある(レーシングゲームでは前者、アクションゲームやRPGでは後者が主流)。
ゲーム内の時間ではなく実際のプレイ時間を競うのはRTA(リアルタイムアタック)と呼ばれる。
制限プレイ・制約プレイとも言う。プレイヤー自身がゲームに制限をかけた状態でゲームクリアを目指す。
制限の内容は「ノーセーブ」「ノーダメージ」「ノーミス」「初期装備でクリア」「特定の操作をしない」
など多岐にわたる。
オワタ式もここに分類される。
ゲーム製作者側が用意したやり込み要素のひとつ。メインストーリーと関係ない隠し要素としてゲームクリア後など終盤に解禁される事が多い。ノーミスクリアなど特定の条件を満たした場合のみ解禁される場合もある。
大抵の場合、攻略はゲームクリアよりはるかに難しい。隠しボスもこの系統と言える。
ゲーム中にコレクションできる要素を全て集めること。有名なものに「ポケモンずかん」がある。
何らかの条件を満たすとトロフィーや実績として記録される形式のやり込み要素。普通にゲームを進めていれば自然に取得できるものから、「その発想はなかった」と言われそうな取得条件のものまで様々な種類がある。
PS3やXBOX360などのゲーム機でプレイできるゲームは実績機能(PS3ではトロフィー)が標準搭載されており、これをコンプリートする事もやり込みの一つと言える。
任天堂から発売されたゲームソフトにはゲームごとに実績機能が搭載されているものもある。「カービィのエアライド」のクリアチェッカーなどが有名。
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最終更新:2024/12/26(木) 21:00
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