アダム・ウェインライトとは (アダムウェインライトとは) [単語記事]

プロ野球選手一覧　>　アダム・ウェインライト

アダム・パリッシュ・ウェインライト（Adam Parrish Wai nw right、1981年 8月30日-）とは、アメリカ合衆国出身の歌手元メジャーリーガー（投手）である。

概要

OB
アダム・ウェインライト Adam Wai nw right
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ジョージア州
生年月日	1981年 8月30日
身長体重	201 cm 107kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2000年MLBドラフト 1巡目
引退	2023年
経歴
グリン・アカデミーセントルイス・カージナルス(2005年-2023年)
国際大会
代表ﾁｰﾑ	アメリカ合衆国
WBC	2023年
メジャーリーガーテンプレート

2000年、子供の頃からファンだったアトランタ・ブレーブスからMLBドラフト1巡目（全体29位）指名を受け、契約を結ぶ。

マイナー時代から先発投手として育成されたが、ブレーブスに昇格することが叶わないまま、セントルイス・カージナルスにトレード移籍した。

カージナルス時代

2004年に右肘靭帯部分断裂したが、手術を回避し、PRP療法で治療を続けた。この年に結婚している。

2005年シーズン終盤にメジャー昇格し、2試合に登板。

2006年は先発ローテーションに定着。5月24日には初打席で初ホームランを放った。シーズン終盤にストッパーのジェイソン・イズリングハウゼンが離脱したことにより、ウェインライトがストッパーを務めることになる。その後はストッパーとしてカージナルスのリーグ優勝と24年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した。

2007年は主力投手の移籍により先発投手に戻り、14勝12敗。

2009年は19勝で最多勝、ゴールドグラブ賞を獲得。

2011年に再び右肘靭帯を損傷。PRP療法のみで治療を続けたツケが来た形になった。トミー・ジョン手術を受けたため、この年の出場はなかった。

2012年は手術明けの影響もあり不調に陥り、防御率はメジャー定着後最低の3.94だった。

2013年にカージナルスと5年契約を結び、この年は4年ぶりのオールスターに選出される。シーズンでも19勝を挙げ、2回目の最多勝、ゴールドグラブ賞を獲得した。

2014年は2年連続でオールスターに選出され、ナショナル・リーグの先発投手を務める。引退するデレク・ジーターと対戦する前に、グラブを置いて拍手でジーターを迎えた。この年は20勝を挙げた。

2015年は左アキレス腱断裂の影響で、7試合の登板に留まった。

2016年は先発ローテーション入りし、33試合に登板したが、防御率4.62に終わる。

2017年は24試合に留まったが、12勝を挙げた。

2018年は右肘の故障の影響で8試合に留まった。

2019年は31試合に登板し、14勝10敗だった。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合に短縮。10試合に登板し、5勝3敗だった。オフにFAとなる。

2021年は1月29日にカージナルスと1年の再契約を結んだ。32試合に登板し、11勝を挙げた。10月4日にカージナルスと1年契約を結んだ。

2022年は32試合に登板し11勝12敗だった。この年を以て引退するヤディアー・モリーナと共に325回の先発出場記録（MLB 記録）を樹立した。10月26日には1年契約で残留し、来期限りでの現役引退が発表された。

2023年はWBCに向け調整中に股関節を故障したことが原因で開幕から打ち込まれ、21試合で5勝11敗・防御率7.40と散々な出来だったが、9月18日の現役最終登板で7回無失点の好投を見せ何とか通算200勝に到達し、有終の美を飾った。なお引退試合は10月1日のペナント最終戦で、代打で登場し三振に倒れた。

その後、引退セレモニーにてライブを開催。直後に3曲がリリースされ、何と歌手デビューを果たした。

特徴

メジャー昇格後約18年・19シーズンをカージナルス一筋で過ごした生え抜き選手。

変化球はムービングファストボール、スライダー、カーブ、チェンジアップだが、中でもカーブは70マイル台のスピードで大きく変化する。

キャリア晩年は球速が140km/h台前半まで低下したものの、四隅を突くコントロールと衰え知らずのイニングイート能力を武器に結果を残し続けた。

成績

※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別投手成績

年度 Year	球団 Team	登板 G	先発 GS	完投 CG	完封 SHO	勝利 W	敗戦 L	セ｜ブ SV	ホ｜ルド HLD	勝率 W-L%	投球回 IP	与四球 BB	奪三振 SO	失点 R	自責点 ER	防御率 ERA
2005年	STL	2	0	0	0	0	0	0	0	.---	2.0	1	0	3	3	13.50
2006年		61	0	0	0	2	1	3	17	.667	75.0	22	72	26	26	3.12
2007年		32	32	1	0	14	12	0	0	.538	202.0	70	136	93	83	3.70
2008年		20	20	1	0	11	3	0	0	.786	132.0	34	91	51	47	3.20
2009年		34	34	1	0	19	8	0	0	.704	233.0	66	212	75	68	2.63
2010年		33	33	5	2	20	11	0	0	.645	230.1	56	213	68	62	2.42
2012年		32	32	3	2	14	13	0	0	.519	198.2	52	184	96	87	3.94
2013年		34	34	5	2	19	9	0	0	.679	241.2	35	219	83	79	2.94
2014年		32	32	5	3	20	9	0	0	.690	227.0	50	179	64	60	2.38
2015年		7	4	0	0	2	1	0	0	.667	28.0	4	20	7	5	1.61
2016年		33	33	1	1	13	9	0	0	.591	198.2	59	161	108	102	4.62
2017年		24	23	0	0	12	5	0	0	.706	123.1	45	96	73	70	5.11
2018年		8	8	0	0	2	4	0	0	.333	40.1	18	40	21	20	4.46
2019年		31	31	0	0	14	10	0	0	.583	171.2	64	153	83	80	4.19
2020年		10	10	2	0	5	3	0	0	.625	65.2	15	54	25	23	3.15
2021年		32	32	3	1	17	7	0	0	.708	206.1	50	174	72	70	3.05
2022年		32	32	1	0	11	12	0	0	.478	191.2	54	143	80	79	3.71
2023年		21	21	0	0	5	11	0	0	.313	101.0	41	55	89	83	7.40
MLB：18年		478	411	13	11	200	128	3	0	.610	2668.1	736	2202	1117	1047	3.53

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多勝利	2回	2009年、2013年
表彰
ゴールドグラブ賞	2回	2009年、2013年
ピッチャー・オブ・ザ・マンス	3回	2013年 6月、2014年 9月、2021年 8月
シルバースラッガー賞	1回	2017年
ロベルト・クレメンテ賞	1回	2020年
その他
MLBオールスターゲーム出場	3回	2010年、2013年、2014年