コミックマーケット(Comic Market)とは「コミックマーケット準備会」が主催する、日本最大≒すなわち世界最大の同人誌即売会である。通称コミケ、またはコミケット。
なお、他の即売会と比べて知名度が別格であるために誤解されがちであるが、「コミケ」は「コミックマーケット」、すなわち「このイベントの個別名称の略称」であって、「同人誌即売会」を包括的に指す言葉ではない。数ある即売会のうちの1つ(そして最大の催事)がコミケである。
なお2021年以降の開催については事前にチケット及びリストバンド型参加証の購入が必要です。チケット及びリストバンド型参加証が無い場合は入場することはできません。コミックマーケット102(2023年8月開催)以降については午後入場リストバンド型参加証のみ開催期間中に会場外での販売を行います。
現在は主に夏と冬の年2回、基本的に夏は毎年8月(盆頃)に、冬は12月(年末)に開催される。
開催当初は期間は1日間であったが参加者が増える度に規模が大きくなり、回数を重ねるにつれて2日間・3日間と増えていった。2006年夏のコミックマーケット70から2018年冬のコミックマーケット95までは3日間であった。
2019年(夏コミと冬コミ)については東京ビッグサイト側の会場の都合上4日間の開催となっていた(2020年の5月GW繰上げの夏コミも当初は4日間予定であった)。
その後コロナ禍の影響で現在2021年冬のコミックマーケット99以降は2日間の短縮開催となっている。
2020年5月開催予定だったコミックマーケット98については新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点から、開催が中止となった(コミケ史上初の開催中止)。更に2020年末開催予定だったコミックマーケット99が2021年GWへ延期(後に2021年末に再延期)となった為、2020年はコミックマーケット史上初めて開催自体が全く無い年となった。
8月に開催されるものは「夏コミ」、12月に開催されるものは「冬コミ」と呼ばれる。かつては3月にも開催され「春コミ」と呼ばれていた(現在「春コミ」という名称については「コミックシティ」が使用)。第1回開催は1975年12月と、40有余年以上の歴史を持ち、2024年12月現在、開催回数は定期開催だけで105回を数える(うち開催は104回、中止は1回)。
東京国際展示場の東西南両ホールを設営日も含め、コロナ禍前までは3~4日間借り切り、サークル参加者数は3万5000スペース、一般参加者数は延べ50~60万人程である。老若男女、国籍問わず全国津々浦々、そして全世界から押し寄せてきていたが、コロナ禍以後の2021年以降は規模を大幅に縮小して開催している。新型コロナが2類分類時の2021~2022年については参加人数を大幅に制限していた。
以下、XX回目のコミックマーケットのことを「コミックマーケットXX」「CXX」などと述べます。
例えば「74回目のコミックマーケット」は「コミックマーケット74」「C74」と記します。
また、現在のところの開催場所である東京国際展示場(「東京ビッグサイト」)については、文脈上「東京」を略し、単に「ビッグサイト」と述べる場合もあります。
次回の開催は「コミックマーケット106」で、2025年8月16日・17日(2日間) 東京国際展示場(東京ビッグサイト)にて開催予定です。
但し新型コロナウイルス感染状況において緊急の事態が生じた場合など、開催を延期又は中止する場合があります。
ニコニコ大百科内に記事がある分のみ掲載します。
開催年 (西暦) |
スペシャル | 夏コミ(8月開催) | 冬コミ(12月開催) |
---|---|---|---|
2008年 | - | コミックマーケット74 | コミックマーケット75 |
2009年 | - | コミックマーケット76 | コミックマーケット77 |
2010年 | コみケッとスペシャル5in水戸 | コミックマーケット78 | コミックマーケット79 |
2011年 | - | コミックマーケット80 | コミックマーケット81 |
2012年 | - | コミックマーケット82 | コミックマーケット83 |
2013年 | - | コミックマーケット84 | コミックマーケット85 |
2014年 | - | コミックマーケット86 | コミックマーケット87 |
2015年 | コミケットスペシャル6~OTAKUサミット2015~ | コミックマーケット88 | コミックマーケット89 |
2016年 | - | コミックマーケット90 | コミックマーケット91 |
2017年 | - | コミックマーケット92 | コミックマーケット93 |
2018年 | - | コミックマーケット94 | コミックマーケット95 |
2019年 | - | コミックマーケット96 | コミックマーケット97 |
2020年 | - | コミックマーケット98 (5月開催繰上→開催中止) |
開催せず →2021年GWへ延期 |
2021年 | - | 五輪と新型コロナにより開催せず →2021年冬へ延期 |
コミックマーケット99 |
2022年 | - | コミックマーケット100 | コミックマーケット101 |
2023年 | - | コミックマーケット102 | コミックマーケット103 |
2024年 | - | コミックマーケット104 | コミックマーケット105 |
※過去開催したもののみ掲載します。開催完了(又は中止)していないイベントは除く。
以下のページで最新のコミケカタログに掲載されている諸注意ページを見る事ができます。全ての参加者が心得るべき事柄が書いてありますので、參加する方は最低限これだけでも読んで下さい。また、PDFファイルでも配布されていますので、印刷しておく、またはスマートフォン・タブレット端末に保存しておけばいつでも見ることができます。
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以下の内容は独自研究を元に書かれています。 信じる信じないはあなた次第です。 |
この記事ではコミックマーケットへの参加方法および、コミケ特有・独自のルール・用語・心構えや待機ノウハウなど、実際にコミケに参加する(特に初参加の)人のための情報を中心に扱っています。 コミケの歴史や運営・関連組織などコミックマーケットそのものについては、Wikipediaの当該項目 ![]() |
コミケット準備会Webサイト(以下リンク先参照)ではカタログの注意ページをPDF形式で読めるようになっています。ダウンロードの上、プリントアウト後、冊子状にするとA5サイズになりますので、持ち運びにも大変便利です。
コミケット準備会Webサイト: 「コミックマーケットカタログ93 諸注意ページ」(PDF 23.7MB)
なお、他にも以下の動画にも注意点がまとめているので参考にして下さい。
特にコスプレやコスプレ撮影に関しての詳細はコミケット準備会Webサイトのコスプレ&コスプレ撮影 サポートページを参照願います。 また、同ページにて、コスプレの撮影をする人に読んでもらいたい注意事項をまとめたペーパー「コスプレエリア利用ガイド」のPDF版を閲覧できます。
それなら結局のところどうなのよ、と問われれば、会場・最寄り鉄道駅周辺および、駅~会場間においては、コミケの開催期間中、基本的に放送を自粛したほうがよいでしょう。特に人物や購入物を映す行為(例えば、街頭インタビューとか一般待機列への撮影など)は事前に撮影許可を得てから映さないと肖像権・プライバシー侵害等によるトラブルに巻き込まれる可能性もあり、また周辺や視聴者からの通報により、警察に事情聴取で連行されるケースも出ています。
但し、会場や駅から離れて撮影(Web配信)が許可された場所(海辺やプロムナードなど)では公共ルールやモラルを遵守した範囲内であれば、おそらく問題はないと思われます。
詳しくはこちらも参照のこと:個人による非営利の撮影・録画について
※以上の情報は不確定なものがあるので、もし情報があれば追記・修正願います
ユーザー生放送でライブ配信するのは気を遣うこととしても、メールやWebの閲覧、2chやTwitterなどへの書き込み、待機中のネットゲームや動画鑑賞など、ネットを使用するケースは多々考えられます。しかし、既に前述の通り、相当数の人が有明という一エリアに大挙して押し寄せるため、回線の混雑が激しくなることから、基本的に携帯電話は使い物にならない(場合があってもおかしくない)と考えておいた方がよいでしょう。
とはいえ、各キャリアも手をこまねいているわけではなく、最初にNTTドコモが臨時基地局車を投入、ドコモについては緩和され始めました。そしてユーザー数が急増し、我が国のキャリアにおいてiPhoneを最初に供給したソフトバンクの繋がらなさがひどくなると、Twitterで「何とかしてくれ」と、ある参加者が孫正義社長に直訴。これに孫社長が「やりましょう」と即行動を指示、2010年夏のC78には臨時基地局に加え、Wi-Fiアクセスポイントの機材を背負った社員(Wi-Fi忍者と愛称がつくように)まで投入、これが好評で気をよくしてか、2010年冬のC79では臨時基地局を3台投入、さらに「コミックマーケット79に間に合いました」と宣言しビッグサイト周辺の屋外エリアにWi-Fiスポットを設置するというほどに力を入れています。これにあおられたのか苦情が相当行ったのか、auもC79より臨時基地局を投入、さらにC80ではau Wi-Fi SPOTの臨時APまで設置、C84からはコラボラッピング仕様の痛基地局まで投入するまでに至り、イー・モバイル(現ワイモバイル)もC82から臨時基地局を投入しています。各通信会社としては格好の通信試験の場となっているようです。
しかしながら、それでもピーク時にはメールも電話も使えなくなるほど回線が混雑してしまうのは避けられないと思った方がよいでしょう。特に近年はスマートフォンの普及でデータ量が多くなり、一層混雑しているのが現状です。念のための連絡手段や集合場所・時間の打ち合わせは念頭に置いた方がよいでしょう。比較的ユーザー数の少ないワイモバイル(旧イー・モバイル/ウィルコム双方とも)はもちろん、既存キャリアの回線を使うMVNOにしても、状況によっては繋がりにくいことがあることも留意しましょう。
次世代通信サービスではビッグサイトの周辺および館内ではWiMAX(2+含む)が利用できるので、WiMAX内蔵PCやWiMAX対応モバイルルーター、auの+WiMAX対応スマートフォンを持っていると重宝します。また、C83よりWiMAXの臨時基地局が投入されました。各社のLTE/4G系サービスも有明エリアで早期から使用可能になっており、C84では臨時基地局が投入されました。
またビッグサイト館内ではエントランス、北コンコース、西展示場入り口、レストラン等(詳しくはこちらを参照)で、docomo Wi-Fi、フレッツ・スポット、ソフトバンクWi-Fiスポット、au Wi-Fi SPOT/Wi2 300、FREESPOTといった 公衆無線LANサービスが使えるようになっているほか、ソフトバンクWi-Fiスポットやau Wi-Fi SPOT、docomo Wi-Fiの臨時の屋内APが配置、または屋外Wi-Fiエリアが用意されています。エリア内でこうしたサービスを使える状態にすれば、公衆無線LANが使えるようになります。C87からは海外からの参加者向けにWi2 300のAPを無料で使えるサービスが実施されているほか、ビッグサイト自体も一部エリアで無料Wi-Fiスポットを提供しています。同様にTFTビルをはじめ駅やコンビニなど各種周辺施設にも有料・無料問わず公衆無線LANのアクセスポイントが設置されているので、腰を据えてネットをする場合には検討するのもよいでしょう。なお、最新のAP設置状況は各サービスのWebサイトを参照してください。
これらのサービスを使うことで携帯回線の混雑緩和が可能になり、高速通信もできるので使用をお薦めしたいところですが、もちろん利用者が増えることで混雑するのは避けられません(事実C82では安定していたWiMAXがうまく繋がらない、Xiもきついという意見が散見されました)。またモバイルルーターやWi-Fi対応端末(スマートフォンや携帯ゲーム機など)の普及でWi-Fiの電波自体が一箇所に集中しすぎるため混雑・混信する事態も起きています。こうした点をうまく考えながら使い分けていく必要もあるでしょう。
一般の方は目的地によって並ぶ場所が違うので注意が必要です。
東棟へ向かって有明パークビルと癌研有明病院の間に行って下さい。途中信号交差点を渡りますので、スタッフの指示・誘導に従ってください。
最寄駅:りんかい線「国際展示場駅」、ゆりかもめ「有明駅」
注意:駐車場内が満杯になった場合は、その後に来た方は西ホールへの待機場へ誘導となります。
りんかい線から来た人は、会議棟へ向かって有明パークビルとフロンティアビルの間に行って下さい。ゆりかもめに来た人は会議棟へ向かってエントランスプラザに向かって下さい。但し列が伸びた場合はイーストプロムナード(有明パークビルとフロンティアビルの間)に、更に伸びている場合はセンタープロムナード(フロンティアビルとパナソニックセンターの間)に向かいます。スタッフの指示・誘導に従ってください。
最寄駅:りんかい線「国際展示場駅」、ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」→「有明駅」
補足:列が長くなるほどエントランスプラザ→イーストプロムナード→センタープロムナードへと誘導されます。
炎天下という環境の中、ここ数年の夏コミでは晴天の日が比較的多いです。開催時間帯(一般待機含む)は気温は摂氏30度以上(日陰での気温)、湿度は70%以上、不快指数はほぼ全員が不快を感じる80以上となります。
地表近くは照り返しにより更に熱せられます。館内も局地的に気温が40度を超すことがあります。
一般入場待機中、又は会場内は直射日光や暑さの為、水分補給、炎天下での帽子着用等を万全にして下さい。
以下にあったら助かりそうなものを参考までに掲載します。
日焼け対策も忘れないようにして下さい。当日が晴天の場合、直射日光に素肌をさらしたまま入場待機列に2~3時間程いれば、完全に赤ヤケします(これは軽度のヤケドに相当します)。肌を真っ赤にして入場する辛そうな一般入場者(男女問わず)を夏コミでは毎回見かけます。入場待機列にならぶ方はあらかじめ日焼け止めを塗っておくことをお勧めします。また、日焼け止めもなるべく効果のあるもの(SPF値が大きくてPAの+マークが多い物)を選んだ方がよいでしょう。
現在の所、商品に「SPF50+ PA+++」と付いているものが国内製品で最強クラスの日焼け止め効果をもつ製品ですので、こういったもの選んだ方が無難です。このグレードのものは多くの会社からこの種の製品が発売されていますし、ドラッグストアで安価に入手できます。
肌自体が弱い人はUVカット加工を施した衣服を用意した方が良いでしょう。長袖やアームカバーで腕を保護するのも有効です。
人によっては日傘を使いたいと思うでしょうが、人がそれほどいない状態ならともかく、待機列の中では人が密集した状態になります。また、移動中もかなり詰め詰めにした形で移動することになり、状況によっては将棋倒しなどの事故を防ぐため移動が逐次止まることもあります。このため、傘の尖端が周囲の人に当たったり刺さってケガをさせる危険性があります(最悪の場合目に刺さると失明しかねない)。前述しているように現状傘類については持ち込んでもかまわないのですが、人が密集している待機列や移動中では使わないでください(これは雨傘でも同様です)。できれば傘を使わずにつばが幅広の帽子をかぶった方がいいかもしれません。
暑い夏場は制汗対策も重要です。炎天下での開催ですから、どうしても汗をかくのは避けられません。「汗をかきたくない!」からといって水分を取らないのは脱水症状から来る熱中症を引き起こし、非常に危険なのでやめましょう。汗を拭き取るフェイスタオルは必須アイテムです。汗で濡れたタオルを持ち帰るビニール袋もあった方が便利です。
また、汗には体臭がつきものですが、デオドラント(制汗剤)スプレーやフェイシャルペーパー・ボディーペーパーなど用意した方が良いです。なお、デオドラント、特にスプレータイプのものは出かける前にあらかじめ体に吹き付けて(塗りつけて)おいて下さい。入場待機列のまっただ中でスプレーを噴く訳にはいきませんから。
入場待機列中にデオドラントを使用する際はロールオンタイプ、クリームタイプ、フェイシャル・ボディーペーパータイプでなおかつ無香料といった周囲への影響が少ないもの使って下さい。使う際は周りの人の邪魔にならないように気を遣って下さい。
ぶっちゃけ自作無香料ミョウバン水最強。
過酷な環境である為、もし耐えられなくなったら、躊躇せず自力で動ける間に涼しいところへ避難して下さい。具合が悪くなったら、スタッフに相談して下さい。場合によっては帰宅する勇気も必要です。
ただし、救護室は「学校の保健室」レベルの手当しか行えません(救護室スタッフは全員が医師及び看護師など有資格者ですが、場所がただの会議室なので)。あまり過度な期待をしないでください。空調の効いた部屋で横になり、回復したら「ではお気をつけて自宅までお帰りください、お大事に」が限界です。
逆にあなたの周りで他の誰かが苦しそうにしていたり、倒れたりした人を見かけたら、すぐに声をかけ、スタッフを呼んで下さい。
場合によっては救護室が満員になることもあり、比較的軽症の場合入れなくなる場合もあります。出来る限りの予防策を取って下さい。
大量の汗をかき、多くの塩分等を消費する為、お茶やジュースよりはスポーツ系ドリンクでの水分補給を行うほうが脱水症状をより効果的に防げます。単に口や喉を潤すのであればお茶やミネラルウォータのほうがオススメです。
できれば会場までに到着するまでに2Lサイズ+αのペットボトル等の飲料水は持参したほうが良いと思われます。
現地でも購入可能ですが、自動販売機は売り切れやすく(頻繁に補充するのであまり冷えていない)、コンビニは大変混雑しますので、できればホール内で販売しているところがあるのでそこを活用したほうが良いです。
一般待機中や外周での列待機中は頻繁に水分確保できる機会が少ないので、並ぶ前に多くの飲料水の確保をするか、予め持参したほうが良いです。
水分の摂取は一度に大量にとるのではなく、少量をこまめにとる方がよいでしょう。これは、後述のリスクに対する対策でもあります。
ナトリウム、特に塩分補給は、水分補給と同じぐらい大切です。
汗をかけばかくほど、体内のナトリウムは減りますが、この状態で水分のみを補給し続けると、ナトリウム不足によって浸透圧バランスが狂い、体に様々な変調をきたします。
また、ナトリウムが不足した状態では、水分を摂取しても体が上手く吸収できず、悪循環に陥ります。
このためにも、塩分補給の手段を準備した方が良いです。
一番メジャーな方法としては、上述のように、スポーツ系ドリンクで水分を補給すること。スポーツドリンクは、ナトリウム補給を効率良く行うための飲料でもあるからです。
他にかさばらないもので塩分を補給しようとすると、塩飴やカリカリ梅などが理想的です。またC78では、駅前のサンクスでキュウリの塩漬けが売られていましたが、これらのような漬物類も実は結構効果的です。
ただし、スポーツドリンクは糖分が多いため、全ての水分をこれで摂取しようとすると糖分過多による危険な状態も作りだすことがあります。
スポーツドリンクと水(もしくは麦茶)を交互に摂取し、塩分は塩飴や岩塩等で補給する方法もあります。
経口補水液を持参される方もいますが、基本的に極度の脱水症状を起こしている場合に医師の指導の下で飲むものであり、スポーツドリンクの倍以上の塩分を含んでいますので、過剰な摂取(がぶ飲みなど)をすると返って健康を害する危険性があります。近年ではOS-1のような特定用途食品(病者用食品)ではなく、一般的な店舗・自販機でも買える清涼飲料水として販売されている物もありますが、こちらにしてもナトリウムやカリウムが多く含まれています。使う場合はがぶ飲みせず少しずつ飲む、高血圧や糖尿病といった疾患を持っている場合は医師に相談するなどした上で注意して使いましょう。
並んでる最中、万が一『足が攣る』『手足がしびれる』などの症状が出たときは、まさにナトリウムが不足している証拠です。よく言われるのが「経口補水液を美味しく感じるのは脱水症状・ナトリウム不足のサイン」です。すぐに水分と塩分を補給し、ひとまず列から外れて安静にしましょう。できることなら落ち着いた時点で帰るべきでしょう。
列の移動が始まったら水分の補給より塩分の補給を優先するように心がけると後述の腎臓への負担を軽減出来ます。
排尿を我慢するのは厳禁です。
排尿をしないまま水分をとりつづけることは、腎臓に多大な負担をかけることとなります。腎臓は結構簡単に壊れます。最悪の場合、腎機能障害をわずらう(=透析生活)可能性すらあります。
夏コミでは水分補給が必須である以上、排尿を我慢することはやめましょう。
また、一度に大量の水分を補給することは大きなリスクになります。
短時間にあまり多くの水を飲むと、血中のナトリウム濃度が低下して『水中毒(致死率30~50%)』を起こす可能性もあるからです。
これも、排尿を我慢したままで水分を補給すると起こりやすい他、ミネラル・塩分の摂取を怠っていると、容易に起こります。また、脱水を起こしたために水分を慌てて多量に摂取して水中毒を起こしたケースが非常に多いです。
排尿は、水分・塩分の補給と同じぐらい重要だと考えておきましょう。
こまめに水分と塩分を補給し、例え列の中であってもトイレに行くのを我慢したりしないのが、健康な体で帰るための鉄則です。
冬コミであれば夏ほど水分を用意する必要はありませんが、それでも人ごみの中にいる以上、気温が高くなって汗が出ることもあります。500mlのペットボトルくらいは用意しておいたほうがいいでしょう。
とはいえ、お茶やコーヒー、エナジードリンクと言ったカフェインを含んだ飲料には利尿作用があります(流石に開催中に会場での飲酒は禁止されていますが、アルコールも同様です)。飲み過ぎてトイレに行きたくなって列移動開始に間に合わなくなることもあり得ますので、ご注意を。
待機列に並び始める早朝や、終了ぎりぎりまでいた場合は帰宅時には相当な冷え込みが予想されます(特に早朝)。使い捨てカイロは持っておいたほうが良いでしょう。
特に、冷え性の方は爪先、足裏の冷え(寒さのあまり、痛みを感じるレベルとお考え下さい)にかなり苦しめられます。待機列では立って待つにせよ、座って待つにせよ、基本的にじっとしてその場に居続けなければならない為、運動による熱が発生しにくく、一層寒さが身に堪えます。ですので、使い捨てカイロは一般的な手や体を温める形状のものだけでなく、靴の中に仕込むタイプのものもあった方が良いです。かなり重宝します。
また、防寒用の「耳あて」があると、寒風の中でも耳が痛くならなくて済みます。
なお、大抵の場合、待機列では座って待つ時間が多くなりますので(早朝からの場合は特に)、夏コミ同様、小型の折りたたみ椅子を用意された方が良いでしょう。コンクリートまたはアスファルトの路面に直に座ると耐え難い冷たさを体験する羽目になります。
コートや手袋といったものも有効です。ただ、昼頃になって暑いと思っても混雑した状況ではコートを脱いで手に持つということはまず不可能だということを考慮しておきましょう。コートをしまえるようなバッグがあればいいかもしれませんが、あまり大きすぎると他の人の邪魔にもなります。
寒さ対策とは、いかに体温を逃さず、冷えた外気を遮断する事ですので、体温が逃げやすい箇所である襟元や手元を覆う意味でもマフラーや手袋、帽子は重要な装備と言えます。少なくとも、マフラーと手袋と帽子(ニットキャップ等防寒性のあるもの)は容積が小さいうえに効果が高く、入場後等その役割を終えてからも荷物になりにくい便利なアイテムです。活用しましょう。
温かい食べ物や飲み物をとるのも有効です。ただ、コンビニで肉まんなどの食べ物は購入できますが、飲み物は夏コミの冷たい飲み物と同様に入手困難となります(飲み物自体はあるが全然温まっていないということも)。魔法瓶に温かい飲み物を入れて事前に用意しておくのも有効です。
又、雨具の用意もお忘れなく。雨はともかく雪が降ることもありますので。
始発から並んだ場合、長時間近く待つことになるので、暇つぶしにどうでしょう。
但し雨・雪の場合は電子機器類の取扱に注意して下さい。
またイヤホンを使用していても音漏れするほどの音量を流していたり、
場内に入っても外さずにいてスタッフの指示を聞かない者も居ましたので、
周囲に影響を与えないよう配慮できない方には推奨しません。
なるべく非電源系の道具を用いた時間の潰し方を推奨します。
2023年(コミックマーケット102)以降より、開催期間中に会場外での午後入場リストバンド型参加証の販売が行われます。
当日チケットや参加証を事前に購入していないけど参加したいという方は午後1時半以降の入場をお願いします。
一般入場待機列は通例、正午から午後0時半頃に解消されます。従って、炎天下や寒空で長時間列ぶ体力・気力等の自信がない、待ち時間なくスムーズに入場したいという方は正午以降の入場をお勧めします。実際、かなり楽ですし、近年では入場出来る時間が早くなっているため、昼過ぎでもすぐに入れることが多いです。特に、コミケ初心者にも大変お勧めの方法といえます。
なお、【コミケット準備会からの緊急のお知らせ】にて発表されましたとおり、C74から、随時手荷物確認等が実施されています。手荷物確認は状況に応じて行なわれますので、必ずしも入場時に確認されるとは限りませんが、スタッフからの指示がありましたら、お手数ですがご協力をお願いいたします。
この様な事情もあり、一般入場待機列の解消時刻が通例よりも遅くなる可能性ありえます。
C74では入場フリーへの移行時刻にそれ程影響はありませんでしたが、その点をあらかじめ考慮しておく必要がありますので、午後からの入場を考えている方はご注意願います。
コミケという場は先にも述べているようにかなり過酷な場です。特に夏は熱中症、冬は寒さに耐えなければならず、冬はさらにインフルエンザウイルスやノロウイルスに感染する可能性もあります。また広い会場を歩き回ったり、待機列・行列に長時間並ばざるを得ない場合が多く、身体を酷使します。
もちろん食事や睡眠をきちんと取って、体調を万全にした上で来場する、余裕を見て昼過ぎから入場するのがいいのですが、どうしてもつらいのであれば参加しないのが一番だというのは言うまでもありません。よほどの事が無い限り同人ショップでの委託販売や他のイベントまたは次回コミケでの再販もあり得ますので、無理する必要は無いと言えます。
また、参加しててつらくなってきた、あるいは体調に異変が出てきた場合、余裕があればすぐに帰ることも考えておいていいでしょう。場内だけでなく。TFTビルなどの近隣の施設や、ちょっと離れていますがお台場近辺などで休める場所に移って休憩するのも手ではありますが、余力のあるうちに帰宅または宿に戻って、しっかりと身体を休めるのに越したことはありません。
くれぐれも、自分の身体を守るのは自分自身である事を自覚するようにしましょう。倒れてしまっては元も子もありませんから。
会場内においてもいろいろなルールによってやってはいけないことなどがあります。
カタログを参照していただければ大体のところはわかるとは思いますが、簡単なものを数点まとめておきます。
多くのサークルは、釣銭を多く用意していません。本の値段が100~数千円の物がほとんどです。お釣りがないように出来るだけ硬貨(100円玉、500円玉)を中心に多く準備しましょう。あまり多く準備できない場合でも、せめて千円札は準備して下さい。
又頼まれたり、数冊まとめて買う場合もあるので、千円札、二千円札を中心に紙幣もある程度用意しておきしましょう。
購入費のみの大まかな金額の目安は、チェックしたサークル数×1000円+予備10000円程度で一応試算可能。
全てのサークルで購入できるわけではないし、衝動買いなど突発的な出費もあるので、参加経験を積みながら各自調整して下さい。余裕をもって用意することをお勧めします。
なお、一部のサークルでSquareなどのクレジット決済やSuicaなどの電子マネー決済に対応しているところがありますが、本当にごく一部であり、対応していたとしても混雑していたり電波状況が悪かったりすると使えない場合があります。 使えたら幸運、話の種程度と考えておいた方が良いでしょう。
商品の値段が数千円~数万円の物が殆どなので、出来るだけ紙幣を中心に多く準備しましょう。
又途中で飲料水などを購入することを考え、100円玉、500円玉を中心に硬貨もある程度用意しておきましょう。
持って行く金額の目安は同人誌購入より個人差がより激しいため、事前に出展情報等を調べて判断しましょう。
なお、企業ブースでは高額な衝動買いを避けるなどの理由でクレジット決済は認められていません。 その辺も考慮した上で計画的に現金を用意するようにしましょう。
お金を準備する際は、前々から少しずつ貯金するか、そうでなければ必ず銀行を利用しましょう。
これは一般常識の範疇です。コミケの常識を優先するあまり、一般常識を蔑ろにすることの無いようにしましょう。
硬貨を用意しなければならないといって、ゲームセンターなどの両替機でそれを調達するのは業務両替にあたります。
業務両替は威力業務妨害、立派な犯罪として成立しており、その場で警察を呼ばれても文句は言えません。
両替機を設置している店舗側は、商売のために銀行で手間と手数料をかけて両替し、硬貨を用意しています。
その硬貨は両替機を設置した店内で消費・回収される前提のものです。しかし大量の硬貨が外部へ流出してしまうと、店舗は限られた売り上げから数万の両替金を割き、負担を再び強いられることになります。
そしてなにより、両替用の硬貨が無くなると本来の利用者が両替が出来ず、店舗の業務そのものに支障をきたします。銀行の開いていない土日などで発生すると、硬貨を調達できず、最悪営業ができなくなります。
「コミケのために業務両替をする」ということは、「身内が迷惑しないために、本来身内で負わなければならない負担を、全く無関係な人々に押し付け、迷惑をかける」ということであり、到底許されることではありません。また、安い買い物でわざと紙幣を崩すような行為も同じ理由で好ましくありません。
しかしながら、コミケは勿論、大規模な同人イベントが開催されるたびに業務両替問題が取り沙汰され、イベント参加者のモラルが問われています。参加者としての自負があるならば、「自分は銀行で両替するからいい」ではなく、自分の周りにいる参加者にも啓蒙し、事前準備を周知徹底させましょう。
コミケ終了時刻の前後は、ビッグサイトを離れる参加者が各交通機関へと集中するピークでもあります。この時間帯の各交通網は自ずと混雑しますので、ビッグサイトからの「脱出」に手間取る事をあらかじめ考慮しておく必要があります。以下は各交通機関における傾向と対策です。リンク先記事や事業者・交通系ICカードサービス提供者の公式サイトもチェックしておきたいところ。色付き太字の交通系ICカード名は、加盟サービス元のカード名称を記しています(互換ICカードが使用可能です・予め引き去り相当額のチャージが必要です)。
なお、あり得ないとは思いますが、自転車・二輪車での来場も禁止です(そもそも、ビッグサイトおよび周辺〔ビッグサイトでの他催事〕にも駐輪場所〔の設定〕はありません)。「あたしは旦那と月島のタワマンに引っ越してきたから今回のコミケは自転車で」「市川住みの俺は結構近いからバイクだ」などと言って、これら手段で来場しても痛い目に遭うだけです。
一応、臨海副都心を含めた都心部ではレンタサイクルサービスが実施されていますが、自転車のサイズが小さいのと当日の駐輪場がビックサイトから若干離れた位置にある(ビッグサイトにもあるけれども、それがある庭園はコスプレ広場になっているため当日は使用不可)、さらにドコモのネットワークを使って管理しているので当日の通信状況次第では貸出返却処理ができなくなるのであまりおすすめできないでしょう。
どの手段で脱出するにしても、一歩ビッグサイトから出れば皆さんはコミケとは無関係な人々の視界に入ることになります。特に夏コミで販売されるような、自分たちにとっては涼しげな肌色面積の大きい紙袋を見せびらかすように持って歩くなど、コミケを知らない人に悪い印象を植え付けるようなことはくれぐれもしないようにしてください。どんなデザインであろうと、大きな紙袋はできればたたむか、紳士袋など袋を入れる袋が配布されているのでそれを使う、あるいはケチらず宅配サービスをお使いください。
※以下の品物はあくまで用意した方が良いと思われる基本的な内容です。(あくまで推奨的なものです)
各参加者の事情・行動・巡回先等によって、必要なものが違ってきますので、それらは任意で各自準備をしてください。
対象者 | 持ち物 |
一般参加者全員
※午後、一般待機列 |
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一般待機列に列ぶ人 | 一般参加者全員の項目の品に加えて以下のもの
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対象に関わりなく あれば便利なもの |
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他に必要な物があれば、随時加筆をお願いいたします。
カタログにも記載されている持ち込み禁止物は以下の通りです。場合によっては退場させられることもあります。
ここに記載がされていなくても、常識で考えて危険であると
準備会スタッフ・警備員・消防署・警察署で危険と判断した物は持ち込めません。
また、C79より以下は持ち込み禁止物の対象から外れていますが、
禁止事項に抵触する行為で使用した場合、没収や退場させられることもあります。
突然のアクシデントに備えて、既往症のある参加者は、以下のアイテムを用意することをオススメします。もし体調が優れないようであれば、体力がある、行動できるうちに、自宅もしくは宿泊先に戻りましょう。急な体調不良などでそれすら無理なら、スタッフに相談してください。また、万が一の事態のために、可能な限り健康保険証(コピー可)や「お薬手帳」を持ち歩くようにしましょう。
1996年開業以来施設の老朽化に伴い、東京ビッグサイトの各施設の大規模改修工事が2023年12月から2026年12月末までの約3年の予定で実施される。当初は2021年か2022年頃開始予定であったが2020年夏季オリンピック・パラリンピックが1年延期になった為、予定より1~2年遅れて実施となった。
各施設を順番に休館し改修工事が実施される予定で、休館期間中は(準備期間含め)対象施設の利用が出来ない。その為今後開催されるコミックマーケットの開催にも影響が出ると予想される。
なお、東京オリンピック・大規模改修工事前提で建設された東新展示棟(東7・8ホール)については改修工事完了後については未定(10年程度使用予定の仮設展示場である為、当初の予定では解体される可能性がある)。
「超コミケットスペシャル」の公式チャンネルより
掲示板
3041 ななしのよっしん
2025/02/14(金) 11:31:41 ID: gDr6G7OAKV
一応突っ込んどくと漫画本だけじゃないからね即売会
3042 ななしのよっしん
2025/03/03(月) 14:13:14 ID: AHnk8J9/JF
コミケに来たことがないのか?
他者からの需要とか他に上位互換があるとかそんなの気にせず俺が楽しいからやってんだよってのが一番の根っこだろ
3043 ななしのよっしん
2025/03/11(火) 09:46:36 ID: kYwNXcotmt
古の不良がモテたいがためにバンド組むのと同じように、オタクはコミケみたいな集まりでヤリモクと功名心を満たしたいというところか
生臭いな10万人の宮崎勤発言もあながち外れではないな
提供: エリン公
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最終更新:2025/03/20(木) 05:00
最終更新:2025/03/20(木) 04:00
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