サトノレイナス 単語


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サトノレイナス

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サトノレイナス英:Satono Rainas)とは、2018年生まれの日本競走馬である。鹿毛
名の由来は冠名+「女王達」(スペイン語)。

同期白毛アイドルホースと2度の闘を繰り広げ、底知れぬ末脚を見せながら、僅か5戦、重賞勝利でターフを去った。

な勝ち
2020年: サフラン賞(1勝クラス)

概要

はご存知ディープインパクトバラダセールは南米アルゼンチンで活躍し、11身差で圧勝した亜オークスことセレクシオン大賞を筆頭に重賞を3勝している。全サトノフラッグ弥生賞勝利菊花賞で3着の実力冠名からわかる通り全ともどもオーナーは里見治氏で、当歳時にセレクトセールにて1億円で落札され、デビュー前から大きな期待を背負っていた。

アーモンドアイでおなじみ枝厩舎に所属し、同厩舎のトレードマークであるシャドーロールもしっかり装着している。

2歳

6月い時期に東京競馬場・芝1600mの新馬戦にて上クリストフ・ルメールデビュー。中団からレースを進めつつ外に持ち出し、直線で差し切って枝厩舎ではしく(アーモンドアイすら負けた)デビュー戦を勝利で飾る。
間をけて次走は10月サフラン賞(1勝クラス)。後方からの競馬となったが直線一気で余裕の差し切り勝ち。だが、結局これが最後の勝利となった。

3戦にしてGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズに挑戦。1番人気は既に敗で重賞2勝を挙げていた白毛ソダシ。レイナスは同じく3連勝・重賞2勝のメイケイエールを僅差で抑え、ソダシに次ぐ2番人気に支持される。
中は中団でソダシの後ろでぴったりとマークし、直線でソダシ群を抜け出していたスペースを内から猛然と追いかける。一度はソダシをかわして先頭に出るも、なんとソダシが最後のひと伸びで差し返し、外から迫るユーバーレーベンメイケイエールを振り切るように2頭並んでゴール

ん中ソダシか、内からサトノレイナス、その外からメイケイエールユーバーレーベンも差を詰めてくる!
内を通ってルメールだ! サトノレイナス、ソダシ! ソダシかサトノレイナス!
白毛か! それとも内からクリストフ・ルメールか!
接戦! 大接戦!

――カンテレ 吉原功兼アナ

結果は首の上げ下げでハナ差の2着。白毛初のGⅠ勝利という歴史的快挙の引き立て役となってしまいはしたが、この闘で翌年のクラシック戦線でもソダシとともに本命とされることになる。

3歳春

明けて3歳、ソダシともどもトライアルは使わずGⅠ桜花賞へと直行。ここでもソダシ人気を争い、次こそは差し切るだろうと期待を背負って直前で1番人気に入れ替わっ2021年GⅠの1番人気は勝てない呪いを被った。
大外18番からスタートで出遅れ、最後方で慢しながらの競馬となる。メイケイエール暴走でハイペースになったことで後方待機が功を奏し、たっぷり溜めた末脚が直線で爆発。圧倒的な脚で追い上げるが、あと一歩、クビ差ソダシに届かず2着。またも歴史記録を前に敗れる結果となってしまった。

阪神JF桜花賞と続いた接戦で強に印を残し、当然牝馬三冠戦線でソダシ辱を果たすことが期待されたが、次走はまさかの日本ダービー。ちょうどウマ娘ブームと重なり認知度が高まったウオッカを想起させるローテーションで話題を呼んだ[1]調教師は数々のGⅠを手掛けながら未だ獲れず、里見オーナーもまたサトノダイヤモンドで逃すなど、両者にとってダービーは悲願だったのである。

迎えた日本ダービーでは不利と言われる816番を引くも話題性もあって人気を集め、重賞勝利、中距離経験のないとしては異例の2番人気に。ゲートが開くとキャリア初の好スタートを決め、スローペースに落ち着いた先団に取り付く。しかし、後方からディープモンスターとアドマイヤハダルポジションを上げてきたことで行きたがり、3コーナーくも先頭に並びかける展開に。この仕掛けが災いし、直線でエフフォーリアシャフリヤールにかわされ、ゴール直前にはステラヴェローチェグレートマジシャンにも差され5着。悔いの残る結果となってしまった。

故障、引退

秋華賞からジャパンカップ標にしていたが、8月に放牧先のアクシデントで右トモ骨折していたことが9月に発覚、念の休養に入る。しい箇所の故障のため営も復帰に関してはなんとも言えないとのことであった。

ソダシユーバーレーベンアカイトリノムスメメイケイエール同期ライバルたちがそれぞれに栄と挫折とを味わう中、復帰をしていたサトノレイナスだったが、結局年が明けた2022年2月競走馬登録を抹消引退となった。通算5戦2勝、GⅠ2着2回。

枝師も「順調にいってたらアーモンドアイに近いところまでいけていたと思う」と語るほどの脚と素質とを見せながら、故障に泣いて重賞勝利のまま惜しまれつつターフを去ることになったサトノレイナス。今後は繁殖入りするとのことで、その脚を受け継ぐ子たちがを継いでくれる日が来ることを願いたい。だが、2022年は脚部不安から種付けを見送り、2023年から繁殖牝馬としての活動を開始。サトノクラウンを初年度はつけたようで、順調にいけば2024年には第1子が誕生する予定である。

血統表

ディープインパクト
2002 鹿
*サンデーサイレンス 
1986 青鹿
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ウインドインハーヘア
1991 鹿
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
*バラダセール
2008 鹿毛
FNo.7
Not for Sale
1994 黒鹿
Parade Marshal Caro
Stepping High
Love for Sale Laramie Trail
Museliere
La Balada
1999  鹿
Confidential Talk Damascus
Confidentiality
La Baraca Mariache
La Bambuca

クロスLyphard 4×5(9.38%)

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関連項目

脚注

  1. *の出走はウオッカ以来ではなくレッドリヴェール以来7年ぶり。
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