ジョナサン・ジョースターとは (ジョナサンジョースターとは) [単語記事]

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ジョナサン・ジョースターとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第一部「ファントムブラッド」の主人公である。また、第七部「スティール・ボール・ラン」の主人公「ジョニィ・ジョースター」の本名でもある。ここでは第一部のジョナサンについて解説する。

概要

ジョジョの奇妙な冒険、最初のジョジョ。真っ直ぐな、信念をもった英国紳士である。逆境にあって爆発的な力を発揮する。1868年4月4日生まれ、身長195cm。

自分より他人を心配する紳士である。(JOJO6251より)気高さと強い正義感を持ちあわせた心優しき青年。

少年時代は紳士をめざしているが、さびしがり屋な面ももっていた。

ディオ・ブランドーは、宿敵であり、義理の兄弟であり、『奇妙な友人』である。吸血鬼となったディオに対し、ウィル・A・ツェペリから学んだ波紋の力を使い、その野望を打ち砕く。しかし最後はディオにより殺され、首から下の身体を乗っ取られた。

貴族ジョージ・ジョースターI世の一人息子として紳士を目指しつつ楽しい生活を送る。飼い犬のダニーとは仲良し。しかしディオ・ブランドーがジョースター家の養子に迎えられ、一緒に暮らすようになってからジョナサンのそれまでの生活は一変。いきなりダニーを蹴られる（→何をするだァーッ）、初恋の相手エリナ・ペンドルトンの初キスを奪われる（→ズキュゥゥゥン!!!）、ディオが泣くまで殴ったら父に叱られ、報復にダニーを殺されるなど散々な目にあう。

7年後、ジョナサンはディオとともにヒュー・ハドソン校の大学生となる。父ジョースター卿の病の原因が、ディオが毒を盛っていることによるものと知ったジョナサンは、ディオを問い詰めるが、ディオは石仮面の力で吸血鬼となり、ジョースター卿はジョナサンを庇って死亡。ジョナサンはジョースター邸に火をつけディオを屋敷に閉じ込め脱出する。

エリナの看病のもとディオとの戦いで負った傷を癒すジョナサンのところへ、ウィル・A・ツェペリが現れる。
ディオが生きていることを知ったジョナサンはツェペリの下で波紋の修行を積む。

その後、ロバート・E・O・スピードワゴンの情報により、ウィンドナイツ・ロットという町にディオが潜伏していることが判明。ジョナサンはツェペリらとディオを倒すためウィンドナイツ・ロットへ旅立つ。ディオの配下の吸血鬼、切り裂きジャック、黒騎士ブラフォードを倒すが、双首竜の間でのタルカスとの戦いでは苦戦。助けに入ったツェペリもタルカスによって殺されてしまう。しかし死の間際にツェペリは自分に残った生命エネルギーをジョナサンに注入、師ツェペリの力も得たジョナサンはタルカスを倒す。

ついにディオのもとにたどりついたジョナサンは、吸血鬼の力に加えて気化冷凍法まで身につけたディオに対し、ダイアーさんの犬死に壮絶な最期から得たヒント、ツェペリから分け与えられた生命エネルギー、黒騎士ブラフォードから授かった幸運と勇気の剣を使うことで致命傷となる波紋を打ち込むことに成功する。しかしディオは波紋が頭部に到達する前に自ら首を断ち、脱出してしまう。

ジョナサンたちは、残った屍生人（ゾンビ）たちを打ち倒し石仮面を破壊した。

しかし1889年2月7日、ハネムーンへ向かう船の上で首だけとなったディオに襲われ致命傷を負わされる。
ジョナサンはエリナと見知らぬ赤子を脱出させるために、最後の波紋を使い、船を爆破させることを決意。

エリナの脱出を見届けた後、ディオの首を抱いたまま死亡。

その誇り高き人生は、船の爆発とともに大西洋に消えた。

名前の由来は「ファミレスのジョナサンで打ち合わせをしていたから」と長年公言されていたが、近年になって名前を覚えて貰うための嘘だったと明らかにされた。
真っ直ぐで強いヒーローの印象が強いジョナサンについて、後年作者は「いい子過ぎる」「今ならもっと心の弱い部分も描いただろう」とも述べている。
JOJONIUMキャラクター誕生秘話にて作者から、「ジョースター家の初代だったんで、そういう人物はやはり破天荒さよりも、象徴としての純真さや重みのようなイメージが僕にはありました。」と語られている。
JOJO VELLERでは、善と白の象徴として作ったのでジョナサンは純粋すぎるくらいのキャラクターになったとも語られている。
2015年 4月に発売されたジョナサンのキャラクターイメージソング「未来への遺産-Jonathan's Bal lad-」を担当したShinno sukeからは、ジョナサンを「白き紳士」とイメージして曲を作ったと述べられている。
作者の知人ミュージシャン Shinno sukeが「ジョジョの歴代主人公同士が戦ったら誰が一番強い？」と聞いた際、作者は「実はジョナサンじゃない？」と答えたという