ストリートファイター 単語

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ストリートファイター

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ストリートファイター』とは、

  1. カプコン対戦型格闘ゲームシリーズ名。→「ストリートファイターシリーズ
  2. カプコン1987年に発売したアーケードゲーム。1.のシリーズ第1作。

本記事は2.について記述する。

概要

現在対戦格闘ゲームの基礎を作り上げたゲームである。 続編の「ストリートファイターⅡ(以下ストⅡ)」は大ブームを巻き起こし、社会現象となり格ゲーバブルを各メーカーに波及させた作品となった。しかし、ストⅡほどではないにしろ、本作品も当時としてはかなり独特なゲームとなっており反を呼んでいたのも事実である。

ストⅡでもおなじみとなる3種類のパンチキック必殺技という要素、対戦システムボーナスステージ等は既にこの作品で完成していた。また一部を除いてほとんどのキャラクターがのちの作品に続投しており、リュウケンサガットなどストⅡ以降でおなじみのキャラクターも登場している。

ただしこの頃は対戦格闘ゲームというジャンルはまだ確立されておらず、プレイアブルキャラクターリュウケンのみで、リュウケン以外はすべてCPU専用キャラクターであり、どちらかといえば「ファイナルファイト」のような格闘アクション寄りの作りになっている。

本作の筐体は特殊な仕様の専用アップライト筺体で、巨大なボタン現在で言うパンチパッド)をく強さによって攻撃の強さが三段階に分かれるというものだった。しかしこれはゲームセンターオペレーターにとっては壊れやすいと不評だった模様。

その後テーブル筐体版も作られたが、専用筐体で使われていた圧力センサーを使えなかったので、技の威力を6つのボタンで選択する仕様にした。この6ボタンシステムが「ストⅡ」に受け継がれ、以降の「ストリートファイター」シリーズスタンダードとなった。[1]

この作品における必殺技コマンドは稼働当初から開されておらず、 また入力判定が非常にシビアであるが当たれば体力ゲージの3~8割を持っていくことができる文字通り「必殺技」であることも特徴。「波動拳」「昇龍拳」「竜巻旋風脚」はこの作品で既に完成している。

ラスボスサガットに至っては、飛び道具タイガーショット一発体力ゲージを6割以上持っていくえげつない仕様である。しかしストⅡでおなじみとなるタイガーアッパーカットは未だ習得していない(本作でリュウ昇龍拳で敗れたため編み出した技というのは有名な話)。

当時の反響、家庭用移植

このような独特の仕様の為、当時もストⅡほどではないにしろゲーム誌で特集が組まれ、中やゲームセンターにあってとびきり大きい専用筐体は多くの人のを引いたという。導入コストからか当時どこでも1プレイ50円が当たり前のゲーセンの中でも100円に設定した店舗が多かったとされる。

しかし専用筐体は前述の通り壊れやすく他に流用できるゲームもないため、メーカー々に生産を終了し短命に終わってしまったようだ。(その為現在に至ってこの専用筐体は滅多におにかかることが出来ないが、2012年の東京のイベントでウメハラがプレイexitしており、稼働できる状態のものが一応現存している模様。海外では輸出された筐体が稼働している場所が僅かに存在するらしい。)

それでも当時プレイした多くのゲーマーからは印に残っていたゲームとしてしばしば話題に上がり、伝説ストⅡプレイヤーである太刀氏も、小学生の頃東京都内でプレイしたことがあると語っている(関連動画参照)。一度だけこの初代で対戦したこともあるらしく、「あのゲームで半分減る波動拳を出すために練習したのがリュウとの出会いだった」といい、リュウとはこの作品以来の付き合いだという。そして後に92年のストⅡゲーメスト杯で優勝するなど、伝説的なリュウ使いとして知られるようになる。更に言えば、プロゲーマーウメハラは元々太刀リュウに憧れリュウ使いとなり「太刀さんのリュウを見ていなければプロゲーマーになってなかった」と言わしめている。

庭用ハードへの移植は、1988年12月PCエンジンで「ファイティング・ストリート」というタイトルでの移植が初(販売ハドソン制作アルファシステム)。2009年10月からWiiバーチャルコンソールで配信されていた。こちらはBGMCDによる生演奏アレンジだったり追加のデモシーンが存在していたりと、当時のPCエンジンにてリリースされていたアーケード移植作よろしくアレンジ色が強くなっている。

このため、アーケード移植PSPCAPCOM CLASSICS COLLECTION REMIXED」PS2/XboxCAPCOM CLASSICS COLLECTION Vol.2」が最初なのだが、何故かどちらも海外のみの発売であった。
従って、内での移植版はそれから更に年が経過した2018年10月発売のSwitchPS4XONESteam用「ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」が初となる。また、更に後に発売された「カプコンアーケード2ndスタジアム」ではクレジット仕様も含めての移植が行われている。

この事から、内での初移植から移植までに掛かった年は約30年と非常に長くなった。非常に長い年もの間、内では移植版が発売されてなかった事から、正に「移植恵まれなかったの初代作」と言っても良いだろう。

ニコニコ動画では

リュウが攻撃を出す際やたら「ハンッ」「ハンッ」と叫ぶため「ハンハン動画」とタグが付くことがある
またリュウの顔や負けた際のゲキの顔は南原清隆に似ているとしばしば摘されている。

関連動画

関連項目

脚注

  1. *対戦格闘ゲームの登場と全国大会の開催【石井ぜんじの「eスポーツのルーツを求めて」第2回】exit 2019.3.20
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最終更新:2025/03/30(日) 18:00

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