ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(原題: Harry Potter and the Order of the Phoenix)とは、J・K・ローリングが2003年に発表した小説及びそれを原作とする映画やゲームである。
ベストセラーファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズの第5巻。
15歳となったハリー・ポッターが、強固な検閲を布く魔法省と対立しながら、自主的に仲間を集めてヴォルデモートの計謀を防ぐべく動く1年間を描く。
ハリーを演じたダニエル・ラドクリフは、シリーズでこの五作目が一番好きだと答えている。ゲイリー・オールドマンとの共演が多く、俳優として特に思い出深いらしい。
ハリー・ポッターは人間界でディメンターに追われて魔法を使い、ホグワーツを退学になりかける。
さらにヴォルデモート卿復活の報を信じぬ者たちによってダンブルドアの権力が脅かされた。
不当な圧力を受ける中、秘密の騎士団の存在を知ったハリーは、同じ目的を持つ心を開く者たちと共にダンブルドア軍団を設立し、身を護る術を広め研鑽する。
疑心暗鬼と戦うには、より強い友情と信頼の絆を示すしかないのだから。
しかし、時を同じくして額の古傷が激しい痛みを伴いだし、ハリーは夢の中で闇の帝王とリンクしてゆく……
ハリー・ポッター 演:ダニエル・ラドクリフ
主人公。ホグワーツ魔法魔術学校5年生。痩せた黒髪のメガネを掛けた少年。いつもより激情的。
ロン・ウィーズリー 演:ルパート・グリント
ハリーの大親友。ひょろひょろのノッポ。グリフィンドールの監督生とキーパーを務める。
ハーマイオニー・グレンジャー 演:エマ・ワトソン
ハリーの親友。監督生となった才女。碌に機能しない授業に嫌気が差し、自分たちで闇の魔術から身を護る術を学ぼうと提案する。更にとある新聞記者を脅し……
シリウス・ブラック 演:ゲイリー・オールドマン
色々無茶して生きてきたアズカバンからの脱獄囚。動物もどきであり、普段は黒い犬の格好をしている。
ドローレス・アンブリッジ 演:イメルダ・スタウントン
ダンブルドアから権力を奪うために、魔法省によって闇の魔術に対する防衛術の先生としてホグワーツに駐留することになったガマガエル似の高官。ホラーの帝王スティーヴン・キングは2009年にEntertainment Weeklyに寄せた『不死鳥の騎士団』のレビューに「少女のような声、ヒキガエルのような顔、ずんぐりした指を持ち、優しく微笑むドローレス・アンブリッジはハンニバル・レクター以来、最高の悪役だ」と書いている。
コーネリウス・ファッジ 演:ロバート・ハーディ
自分の世界が崩壊することを恐れ、ヴォルデモートが復活したという事実を頑なに認めようとしない魔法大臣。
セブルス・スネイプ 演:アラン・リックマン
ダンブルドアの指令を受けて、ハリーに閉心術を教える魔法薬学の先生。今作ではスネイプの最悪の記憶の一つをハリーが知ることとなる。
アルバス・ダンブルドア 演:リチャード・ハリス
偉大な魔法使いにして偉大な校長。終盤のヴォルデモートとの対決はシリーズのベストバウトと名高い。
ドラコ・マルフォイ 演:トム・フェルトン
ハリー達に粘着するスリザリン生。「ウィーズリーこそ我が王者」という歌でロンをからかう。
チョウ・チャン 演:ケイティ・リューング
ハリーの想い人のレイブンクロー生。ハリーから見て一つ年上。ハリーとキスを交わすが……
ルーナ・ラブグッド 演:イヴァナ・リンチ
レイブンクローの不思議ちゃん。父親は『ザ・クィブラー』という、異色の雑誌の編集長をしている。演者のハマりっぷりもあって高い人気を誇る。
ネビル・ロングボトム 演:マシュー・ルイス
強烈なお祖母ちゃんに育てられている丸顔で忘れん坊のグリフィンドール生。両親はヴォルデモートの配下に正気を失うまで拷問されたため、隔離病棟に入院中。いつになくガッツを見せる。
パーシー・ウィーズリー 演:クリス・ランキン
大臣付下級補佐官に昇進したロンの兄。規則が大好きな野心家。家族よりも魔法省に忠誠を誓い、家を出た。
ルビウス・ハグリッド 演:ロビー・コルトレーン
巨人族との交渉のためしばらくホグワーツを後にする森番。
ダドリー・ダーズリー 演:ハリー・メリング
ハリーの従兄。厳しいダイエットの成果もあり、ボクシングで英国南東部のジュニア・ヘビー級チャンピオンとなった。ハリー共々ディメンターに襲われる。
ペチュニア・ダーズリー 演:フィオナ・ショウ
ダドリーを溺愛する彼の母親。今までハリーの前では魔法のことを否定していたが……
ベラトリックス・レストレンジ 演:ヘレナ・ボナム=カーター
ネビルの両親を拷問した罪でアズカバンに収監されている死喰い人。シリウスの従姉でもある。仲間と共に脱獄する。
ニンファドーラ・トンクス 演:ナタリア・テナ
紫髪の魔女。闇祓い。不死鳥の騎士団のメンバー。外見を好きなように変えられる。苗字のほうだけを覚えてほしいそうだ。
キングズリー・シャックルボルト 演:ジョージ・ハリス
背の高い黒人の魔法使い。闇祓い。不死鳥の騎士団のメンバー。
マンダンガス・フレッチャー
酒臭い、ボロボロの外套を着た、無精ひげのずんぐりした男。コソ泥だが不死鳥の騎士団のメンバー。映画には登場しない。
アーガス・フィルチ 演:デイビッド・ブラッドリー
魔法が使えないホグワーツの管理人。ガチガチに規則で固められたホグワーツにウキウキ。
ピーブズ
ホグワーツに住み着くイタズラ好きのポルターガイスト。今までは単に迷惑な存在として描写されていたピーブズがフレッドとジョージに敬礼し、彼らから託されたミッションを遂行していく様子はシリーズ屈指の胸熱展開。映画には登場しない。
ヴォルデモート 演:レイフ・ファインズ
前作で復活を果たした闇の帝王。不和と敵対感情を蔓延させるのに長ける。何らかの武器を探しているらしい。
掲示板
3 ななしのよっしん
2023/05/08(月) 20:08:48 ID: 1qa5JYPepQ
前作までは学園生活の中で張られた伏線が
後半で回収されて話が動いていくシリーズだったのが
本作だと特にどんでん返しみたいなものが無くて
最大の出来事であるシリウスの死に
特に伏線回収による必然性とかが無いのが
ん……? ってなってしまう
4 ななしのよっしん
2023/06/30(金) 15:31:13 ID: XNhSgi5v+0
シリーズ第5作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』7月1日放送
映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』が7月1日(土)19時からTBS系全国ネットで放送することが決定した。
5 ななしのよっしん
2023/07/03(月) 05:50:10 ID: 2BzSl2NoKK
スネイプ先生よォ!ハリーを私念も混ぜて魔術の修行でしごきまくってた癖に、キレたハリーに自分の恥ずかしい過去を見られたら怯む姿は威厳もクソもねぇぜ!
提供: Pyun Pyun
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最終更新:2025/04/15(火) 07:00
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