バランスブレイカーとは、その名の通り均整を傾ける存在の総称である。
その物全体のバランスから見て明らかに強すぎるために、他のもののバランスを破壊してしまうもののこと。例えて言うなら、「草野球チームにイチローがいるようなもの」である。
例えば物語の中でのものならばその物語の世界の規模から見てどう考えても強力すぎるために
それ一つで全てがぶっ飛んで台無しになってしまうような代物のことである。
デウス・エクス・マキナというのが近いかと思われるが、意図的にそのような設定がされている物もある。
漫画家などの力量不足で、変な万能キャラ・最強キャラを登場させてしまい扱いに困ることも。
敵であればよほどの妙案や弱点がなければ強すぎてどうしようもなく、味方であればそいつ一人に任せれば(主人公を含め)他キャラ全員が空気状態となり困ることもなくなってしまい、物語としてつまらなくなってしまう。
…結果的にとりあえず事故や不意打ちであっさり退場させられることもある。
(→ご都合主義)(→死亡フラグ)
ゲームでは主にバランス調整のミスやバグによってできてしまうもので、それによってゲームの根底を覆してしまうものもある。中にはゲームのバランスなど最初から投げ捨てているもの(FFⅧのジャンクションシステムはその最たるものであると思われる)や、アーケードゲームのボスキャラが家庭用でオマケで使えたり、RPGの2周目以降のお楽しみ要素のようにバランスが崩壊するようなものを無調整で、或いは意図的にバランスが崩壊するようになっていることに意味があるものもあり、これをバランスブレイカーということは少ない。また、ゲーム自体が難しいため初心者救済のために入れてあるようなゲーム内とは別の意味でバランスを取っているものもある。
通常、全体のバランスを整合するためにそういったバランスブレイカーはできるだけ作られないようにされるのだが、元々の原作仕様を再現した結果がバランスブレイカーという場合もある。
通例、RPGにおいては2~3個ぐらいは存在している場合が多いが、上述の救済目的やネタだったり意図的にそうなっている場合も多く、数が僅かであれば自分で縛るということもできるのであまり問題視されないことが多い。ゲームをつまらなくしない程度のバランスブレイカーは往々にしてプレイヤーの記憶にいい意味で残り、時にそのゲームの名物になる場合もある。
一方、対戦要素が重要な位置を占めているゲームではこれが一つでもあるとゲーム全体が崩壊してしまう危険があり、特にアーケードゲームでは致命傷になる。
バランスブレイカーの中にはバランスどころかゲームそのものを破壊しかねない要素(ゲームブレイカー)が含まれているものもあるが、それはごく僅かな例……だと思う。同類項目として「公式チート」が挙げられる。
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最終更新:2025/03/27(木) 19:00
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