バリアン世界とは、アニメ「遊戯王ZEXAL」の舞台となっている、架空の世界。
遊馬達の住む人間界よりも高度な技術を持つ世界。Dr.フェイカー曰く「アストラル世界と同じく高次元に存在し、実体を持たない一種のエネルギー世界」とされている。
「青」を基調としたアストラル世界とは逆に、こちらは「赤」が基調の世界観となっており、また遊馬たちの住まう世界と同じように雨が降っていたり海(悪意の海)が存在したりするという共通点もあるようだ。(アストラル世界の描写が少ないだけかもしれないが。)
次元の違うアストラル世界とは数千年以前から争いがあり、過去の戦いではバリアン世界側の神『ドン・サウザンド』がアストラルに敗れ封印されていたとされる。
人間界の各地にこの世界への扉が特定の周期で開いているが、開門には2つの魂を生贄にしなければならないらしい。かつてDr.フェイカーが、息子・ハルトを救うために遊馬の父・九十九一馬と親友・バイロン・アークライトを生贄に捧げ、バリアン世界への門を開いた。その後フェイカーは、ハルトを救う異世界の科学技術と引き換えに、アストラル世界を滅ぼすという契約を交わしたことで全てが始まった。
ちなみにこの技術、カイトのフォトンチェンジシステムやカイトの使用カードにも用いられていたり(バリアン七皇達の変身機構が、この機構のオリジナルと思われる)、オービタル7の動力源「バリアライト」もこの世界の産物である。
特に後者に関しては、人間に限りなく近い思考を持たせたり時間の経過を著しく遅らせたり、空を飛行したり戦闘形態へ変形する機能まであったりと万能ぶりを示している。
一方、生贄にされたバイロンがトロンとして子供の姿で生還し息子達の元へ帰り着いたのも、バリアン世界の力添えであるらしい。この際、ナンバーズを御するのみならずリアルファイトや洗脳など様々な力をもたらすチート能力『紋章』も身につけており、後に3人の息子達もこの能力を行使している。
しかしバリアン世界が舞台として登場するようになった現在も、バイロンとバリアン世界(七皇?)との間で何があったのか、及びこの紋章にまつわる詳細(誰に与えられた力なのか、など)は語られていない。
この世界の住人は遊馬達とは違い独特な姿を持っており、RUM-バリアンズ・フォースを使う為に必要な形態でもある。しかし、その姿は人間界では維持できず、人間と同じ姿に変化してしまう欠点を抱えていた。その為、人間界への侵攻はDr.フェイカーとトロンによる協力という形で行われていたものの、二人の離反により計画を大幅に修正し、七皇のメンバーの1人であるギラグを送り込む事になった。
ちなみに、バリアン七皇の名前はそれぞれ、北斗七星の名前から由来している。
(ドルベ:ドゥーベ(α星)、ギラグ:メラク(β星)、ミザエル:ミザール(ζ星)、アリト:アリオト(ε星)、ベクター:フェクダ(γ星)、メラグ:メグレズ(δ星)、ナッシュ:ベネトナシュ(η星))
その後、人間世界の伝説のナンバーズが眠る各地の遺跡へ舞台が移っていくと、バリアン世界の住人達の正体が「人間時代に非業の死を遂げた」人間がバリアン世界にて精神生命体として転生した姿であるという説が浮上してきた。七皇の面々が遺跡へ立ち入ると謎の記憶がフラッシュバックする描写といい、ナンバーズの番人たちがバリアン七皇とそれぞれ深い関係にある事を仄めかしたりしているため、おそらくはこの説が濃厚だろう。
ドルベ達の元からメラグとナッシュが忽然と姿を消したことに関しては、109話でドン・サウザンドが「ベクターが2人を殺害した」と発言しているのだが、一体3者の間で何があったのかはこちらも判明していない。
更に118話にてアストラル世界の住人であるエナからバリアン世界の正体が判明する。
バリアン世界とはアストラル世界から排除されたカオス(感情)を持つ住人を追いやって生まれた世界である。これに、人間だった頃のナッシュとベクターとの戦争で死んだ人々の魂が加わった事で巨大化し発展した。
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最終更新:2025/03/26(水) 11:00
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