初月(艦これ)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょんー艦これー」に登場する秋月型駆逐艦4番艦「初月」をモチーフとする艦娘である。
CVは中島愛。イラストレーターはしずまよしのり。図鑑番号は223→568(改二)。
2016年2月10日より開始されたイベント「出撃!礼号作戦」で初登場した秋月型駆逐艦4番艦。E-2突破報酬として先行実装された。その後、2016年秋イベントのE-1にてドロップが確認されていた。現時点で通常海域や建造への実装はまだ[1]。イベントでドロップが設定されるのを待とう。
着ているのは照月と同系統の配色の制服だが、ネクタイの色は黒になっている。それに加えて全身黒タイツで、通常時肌色が確認できるのが顔だけという状況(中破時は結構肌色大目である)。短髪で黒い髪の色(正確に言えば濃い茶色)で、額には姉妹共通の「第六十一駆逐隊」のペンネントを巻いている。時雨やZ1同様に僕っ娘で、男装の麗人を髣髴させる。胸部装甲はそれなりに確認できるが、すぐ上の姉(照月と後に実装された涼月)が生みの親曰くスケベボディなせいか、姉妹では貧乳枠にされる傾向が多い模様(実際は駆逐艦全体で見てもかなり良いセン行ってるのだが、姉三人が揃って最上位クラスなので相対的に貧乳に…)
両脇には秋月型特有の長10cm砲ちゃんがいるが、初月の境遇を反映してか無表情である。提督との関係は、まぁまぁと言ったところか。
ピシっとして落ち着いたボイス、提督を初見で「お前」呼ばわりする肝っ玉、そして「僕」と言う一人称や落ち着いた声色から非常にクールな印象を受ける娘であるが、ボイスは冒頭にある通り中島愛さん。衣笠さんやゴーヤと同じ声である。
改装前だと運の数値が僅か7しか無く、夜戦カットインは望めない(そもそも秋月型は夜戦火力が低すぎて実践的ではないが)。ちなみに改装レベルは他の姉妹と同じく40。戦歴を見たところ、特に不幸なエピソードは見当たらないのだが・・・。
姉の秋月・照月・涼月と比べて対空性能と運が低く、代わりに火力と装甲が少し高いという性能に仕上がっている。史実で壮絶な最期を遂げた事を反映したのだろうか。
イベント実装艦と最速ケッコンRTAにチャレンジする人がいるのが恒例行事になりつつあるが、初月はなんと入手から44時間でケッコンを達成した変態紳士が現れた。雲龍の時は6日だったが大幅な記録更新である。
ちなみに入手から44時間と言っても報告が上がったのが2/12の20時ごろなので、そもそも入手までに4時間かかっていない計算になる。恐ろしや・・・。
名前がコモン艦と似通っているからか、誤解体する人が続出している。(初雪、初霜、初春、睦月、皐月etc)
秋月型は本実装が遅い傾向にあるので、解体をする際は念入りにチェックする、入手したら即ロック、適当にレベルを上げてレベル1帯から移動させるなどの対策が必要である。
2024年6月28日アップデートにて、秋月型姉妹初となる改二艦として、『初月改二』が実装された。
改装に必要な練度はLv88であり、これはFletcher改Mod2、深雪改二、霞改二乙、雪風改二の要求レベルと同等の練度である。加えて改装設計図、新型兵装資材2、戦闘詳報、開発資材30を要する。
黒インナーの上に第二種軍装に似た上着を着用し、背中の魚雷発射管は試製61cm六連装魚雷発射管に換装されている。初月改が元々同装備の改修担当艦になっていたことに加え、改秋月型の設計案にあった装備である。持参してくれないのが口惜しい。
改と比べ耐久+2、装甲+3、火力+10 、雷装+28、対空+8、対潜+3、索敵+5、回避+4、運初期値+10/最大値+14。夜戦火力に難ありだった秋月型にとって雷装値が強化されているのは駆逐艦として非常に心強い。加えてロンドン海軍軍縮条約の枠外となるソ連やフランスの大型駆逐艦に迫る4スロ(但し4スロ目は主砲・魚雷発射管・大型電探の装備不可)が開放され、様々な場面で活躍してくれることだろう。
詳しく戦歴が知りたい方はこちら→初月
駆逐艦「初月」は、1939年に策定された海軍軍備充実計画の乙型一等駆逐艦第107号として建造が決定。
1941年7月25日に舞鶴工廠で起工、1942年3月1日に駆逐艦「初月」と命名。4月3日に進水し、12月29日に竣工した。横須賀鎮守府部隊に編入。秋月型四番艦として艦隊の防空を担う。
同日竣工した姉妹艦「涼月」や長女の「秋月」とともに第10戦隊第61駆逐隊を編成。護衛や輸送任務、対潜掃討に従事し、内地及びトラック・ラバウル方面を中心に活躍した。
1943年は特に大きな海戦に参加する事はなく、黙々と輸送や護衛任務に精を出す。そんな彼女の初の大舞台となったのが、1944年6月のマリアナ沖海戦である。しかし結果は惨敗。護衛対象の「大鳳」は沈められ、せっかく再建した機動部隊は僅か数日で壊滅する。生き残った「初月」は、内地へ戻り訓練に勤しむ日々を送る。
そんな「初月」の最期の海戦となったのが、1944年10月のレイテ沖海戦である。小沢艦隊の一員として敵機動部隊を釣り上げる囮となったが、敵の圧倒的な物量に押し潰され、「瑞鶴」「瑞鳳」「千歳」「千代田」の空母4隻は3派による航空攻撃で全滅。何とか生き残っていた「初月」は軽巡洋艦「五十鈴」と僚艦「若月」と一緒に「瑞鶴」乗員の救助に当たった。だが、空母を壊滅させた米軍の次なる標的はその3隻となり、重巡2隻、軽巡2隻、駆逐艦12隻、合わせて16隻もの大艦隊を差し向けてきた。
満身創痍の3隻と無傷の16隻、まともに戦えば全滅は確実。離脱を図る3隻だったが敵艦隊の方が速く、徐々に距離を詰められる。追撃を振り切るため「初月」は煙幕を張るも、レーダーを有する敵艦隊には効果なし。絶体絶命の危機。そこで「初月」は大きな決断を下す。なんと「五十鈴」「若月」を逃がすため、反転。単艦で16隻の敵艦に突撃を開始したのだ。辺りが暗くなっていたのも手伝って、「初月」は1時間もの間、敵艦隊を翻弄し続けた。砲弾の断片で敵艦「ウイチタ」の乗組員1名が負傷したなど激しく抵抗した「初月」だったが、突撃から2時間、ついに力尽きて爆発。艦首から沈没していった。
「初月」が命を賭して稼いだ2時間は味方の撤退を完了させ、燃料と弾薬を浪費した敵艦隊にそれ以上の追撃を断念させ撤退を強いた。その活躍は指折りと言えるだろう。第六十一駆逐隊司令及び初月艦長以下乗組員は、直前に救出していた「瑞鶴」の乗組員ともども全員戦死し、一人も還らなかったが、[2]
後年、その勇戦を称える声はいくつもあるが、ここでは「初月」と激闘を演じた第13巡洋艦隊司令部の発言を記載しておく。
1944年12月1日、第61駆逐隊は解隊され、「初月」も12月10日に一等駆逐艦秋月型・佐世保鎮守府籍から除籍された。
現在は奈良県橿原市の橿原神宮に秋月・若月と共に慰霊碑(第61駆逐隊として)があり、同じ海戦で戦没した瑞鶴の慰霊祭と合祀で毎年執り行われている。また、母港である佐世保の海軍墓地に「第六十一駆逐隊駆逐艦初月慰霊之碑」が建立されている。
2016年冬イベント『出撃!礼号作戦』新規実装艦娘 |
秋月型駆逐艦 - 初月 Zara級重巡洋艦 - Zara 夕雲型駆逐艦 - 沖波 |
秋月型姉妹/秋月型駆逐艦 |
1.秋月 - 2.照月 - 3.涼月 - 4.初月 - 5.新月 - 6.若月 7.霜月 - 8.冬月 - 9.春月 -10.宵月 -11.夏月 - (--.満月) -12.花月 |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/17(木) 09:00
最終更新:2025/04/17(木) 09:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。