宮内洋 単語

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ミヤウチヒロシ

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ヒーロー番組は教育番組である』

宮内洋とは、東映俳優センターに所属する俳優である。

数多くの特撮ヒーロー番組に演、または名脇役ゲストを演じたことで有名な人物。

概要

元は丹波プロダクションに所属しており、丹波哲郎子にあたる俳優だった。

師が演する『キイハンター』における演技が評価され、風見志郎 / 仮面ライダーV3役として抜される。
風見志郎役を好演した後は他のヒーロー俳優同様様々なドラマで活躍しているが、宮内の場合はその後もライダー以外の作品でもヒーロー役に抜され、数多くのヒーローを演じている。
また、かつての同役の再演も特撮俳優の中ではかなり多いほうであり、ゲームの「スーパーヒーロー作戦シリーズ」などでは一分にも満たないようなCMで往年のファンを唸らせ、数十年経っても衰えない魅力を見せつけた。

おそらくイケメンという言葉より色男という言葉が似合う人物であろう。
快傑ズバット早川健は「宮内洋にしか出来ない役」とオファーをもらうほどのハマリ役で、自分で衣装を取りえたりいろんなアイディアを出したりしている。
そのアイディアの一つである『快傑ズバット』OPでの投げキッスシーンにて、それを撮っていたカメラマンが倒れたという逸話は有名。番組は打ち切りとなったもののそれは玩具展開の悪さが原因であり、その視聴率は軒並み高い数字記録した。そのズバット人気インパクト打ち切り後も色濃く残っている。
ヒーロー戦記では快傑ズバットは登場しないのだが、同じ宮内洋が演じたV3の風見志郎が登場し、何故か彼のキャラクター早川風になるというキャラ改変が起きた。 人気の根強さを現すエピソードの一つである。

V3を演じていた頃は役をったことで、ついつい調子に乗りがちだったという。そんな時に叱していたのが立花藤兵衛おやじさん)役の小林昭二であった。小林とは役柄・プライベートを問わず面倒を見てもらったという。小林の死の際に宮内が大きく取り乱したことは有名で、宮内小林の深さが伺えるエピソードとして今でも語られている。

番組スタート時点から、V3をやるなら1号2号えなくては意味がいと考えていた。当時の宮内はやや増長気味だったとはいえ、風見志郎への役作りは大変摯なものだった。あまりにも入れ込み過ぎてアクションが疎かだったために、スーツスタントを務める大野剣友会中屋敷哲也に叱されてしまったこともある。
それを反省した宮内アクションにも力を入れるようになり、やられシーンに美学をめ、決死のスタントを自分自身でこなすなど、スタントマン顔負けのアクション追求した。(宮内く「スタントが嫌がることをやるのが宮内洋」)。
ロープウェイの上での命綱なしのスタントバイクに乗りながら手放しで変身ポーズなどは特に有名で、この経験はゴレンジャーなど後の出演作品でも生かされており、そのつど死ぬような思いをしていたという。 

実際その熱意もあって仮面ライダーV3は最高視聴率38毎日放送のもの、宮内洋は49と語っているがどこのデータかは不明。どちらにせよこの記録は破られていない)を叩きだした。
この結果は宮内にとっての誇りでもあり、石ノ森章太郎の地元の公園にV3の像が立ったときは

「この公園には1号もない、2号もない、V3しかいない。どうしてか、ざまぁみろV3が一番人気だからだ!

                                      仮面ライダーV3像 除幕式での演

と、やや過ながらも、事実に基づいた自信に満ち溢れた演説を行なっている。当然、宮内自身先輩ライダーに対する尊敬がないわけではなく、これは努力の末に先輩をも越えたという誇りの現れでもある。
それ以降の昭和ライダーでも度々顔出しで客演しており、仮面ライダーV3の支持力は今でも高いものとなっている。 

ヒーローとして一線を退いたあとは、若きヒーロー達を導く長官ポジションを担当するようになっていく。
仮面ライダー THE FIRSTでは小林昭二の演じた立花藤兵衛を演じた(NEXTでは元々脚本に出演予定がなかったため出演出来なかった)。 

宮内洋探検隊の超常現象シリーズ」もまた有名である。

宮内洋のヒーロー美学

特撮参加俳優の中でも、宮内ヒーロー論はかなり断固たるものとなっている。特に「子供を壊さない」という面においては強く高い意識を持っている。

「もし子供がこんな姿を見たら格好悪いだろう。ヒーローは常に格好良くないといけない

 と答え、さとう珠緒はその一言にとても感服たとのこと。

  • 「V3だ!」と子供に言われたことを遺憾に感じたことがあるという。とはいえ、宮内としては「自分がV3である以前に風見志郎にも注して欲しかった」故の感想であり、彼がヒーロー役を忌避していた旨の発言ではない。

しかし言うまでもないが、その強いこだわりが全ての特撮ファンに賞賛を受けているかどうかと言えば話は別である。時としてそのこだわりが刺のある発言として表面化することもある。

主な出演作品

併記されているヒーロー名はの出演。

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最終更新:2025/04/06(日) 13:00

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