待てよ 物語はこれから面白くなるんだぜとは、猿渡哲也の漫画『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』の登場人物 宮沢鬼龍の台詞である。
『TOUGH 龍を継ぐ男』[1] 第12巻に収録の BATTLE.139「龍星と熹一」で登場する。
米軍退役の前に、自らの汚点となりかねない“Mの代行”計画―ガルシア28号(G-28)やその詳細を知る者を闇に葬ろうとするマクマレン長官。そんな彼の元へ“鬼龍を殺した男”NEO宮沢熹一が訪問してくる。
熹一は自身が主催する格闘技大会“血の謝肉祭”にガルシアがエントリーしていること、そしてその大会で熹一自身がガルシアを殺すと宣言。それまでガルシアに手を出さないでほしいと持ち掛ける。マクマレンはその要求を呑むが、実は熹一が勝とうが負けようが“血の謝肉祭”の会場(タンカー)ごとまとめて爆破する算段を立てていた。死闘の末、熹一がガルシアに敗北。マクマレンが攻撃指示を出そうとしたそのとき、彼の肩にスッと手が置かれた。
「待てよ 物語はこれから面白くなるんだぜ」
マクマレンの背後に立っていたのは、”悪魔を超えた悪魔”―死んだはずの宮沢鬼龍だった。
実は鬼龍が宮沢熹一に殺されたのも、鬼龍の跡を継ぎ悪に染まったNEO宮沢熹一が暗躍していたのも、米軍からガルシアを解放するための芝居。元々マクマレンは口封じのために鬼龍暗殺を何度も試みており、鬼龍自身なかなか動くことができなくなっていた。鬼龍を殺したという功績を手土産に熹一がマクマレンに接触して動向を探り、そのうえで実は生きていた鬼龍がマクマレンと決着をつけるという筋書きだったのだ。ウ……ウソやろ こ……こんなことが こ……こんなことが許されていいのか
何を隠そう熹一の元々の夢はアクション・スター、これくらいの猿芝居は造作もないこと。猿先生そこまで考えてないと思うよ。
「待てよ ○○は××なんだぜ」と改変して使われることが多い。単純に反論する場合に使われる他、物事がうまくいかなかったり展開がつまらないときなどに「もうちょっと様子見しよう」と提案するようなニュアンスで使われる。
掲示板
提供: ゲスト
提供: 鹿
提供: 志塔喜摘
提供: ねねっち
提供: かろーしフラグ
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/10(木) 08:00
最終更新:2025/04/10(木) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。