武部直美とは (タケベナオミとは) [単語記事]

概要

アクマイザー3において特撮やその脚本家に興味を持ち、入社して以降は2時間ドラマと特撮に関わる事が多い。シャンゼリオン以降は白倉伸一郎のサブとして作品に関わる事も。小林靖子の愛称である靖子にゃんは彼女の発案という話があるらしい

東映入社。商品化権営業部に配属され、2年後にテレビ企画制作部に異動する。
1994年 - 『新・女弁護士朝吹里矢子夢の告発』にて初めてプロデューサー補を務める。
1996年 - 『新・女弁護士朝吹里矢子僧衣を着た銀行強盗の告発 !?』にてプロデューサーに昇格。
1998年 - 女の子を出産。10ヶ月間の育児休暇を取得。
2000年 - 再びプロデューサー業に復帰。
2001年 - 『仮面ライダーアギト』にてサブプロデューサーを担当。
2008年 - 『仮面ライダーキバ』にて自身初となる連続テレビドラマのチーフプロデューサーを担当した。
2010年 - 『仮面ライダーオーズ/OOO』にて自身2度目となる連続テレビドラマのチーフプロデューサーを担当。
2012年 - 『特命戦隊ゴーバスターズ』にて戦隊シリーズに復帰かつ初のチーフプロデューサーを担当。
2013年 -　映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事スーパーヒーロー大戦Z』、舞台『おれの舞台』などのプロデュースを経て、『仮面ライダー鎧武/ガイム』にて平成仮面ライダーシリーズでは3度目となるチーフプロデューサーを担当。
2015年 - 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』にて戦隊シリーズでは2度目となるチーフプロデューサーを担当。
2022年 - 『仮面ライダーギーツ』にて仮面ライダーシリーズ4度目となるチーフプロデューサーを担当。

作風

キバやオーズがそれぞれ前作の電王とWの影響をモロに受けたことや、鎧武制作のきっかけの一つが『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版総集編を視聴した為と良くも悪くも他作品からの要素を引っ張る傾向にありがちなプロデューサーの1人である。
担当作品のほぼ全てが武部本人というよりも担当脚本家の癖がダイレクトに表れがちなのだが、これについてはどうも彼女自身が積極的に制作会議に関わるのを苦手としているらしいのが理由となっているようだ。その割にはキバでの753の結末や鎧武の光実の動向のテコ入れなど、局所的な部分での仕事はする模様。
画作りが苦手らしいという彼女の作品への関わり方は担当作品のアイテム展開にも影響を受けており、キバットバット3世やキャッスルドラン、タツロットにシュードラン等キバでは電王で受けた怪人ないしマスコットキャラ人気をさらに押し進めるバンダイの意向がモロに反映されており、続くオーズや鎧武でも変身アイテムを重視した商法を強く意識した展開になっているなど、総じて挑戦的な要素が前面に出やすい傾向にある。
産休中に得たとある経験からイケメン要素を他P以上に積極的に推しがちなのも武部作品ではよくある事であり、平成ライダーにおいてはキバ、オーズ、鎧武の3作品全てにおいて主役或いはサブライダーのサービスシーンを局所的に配置しているまである。メインキャスト陣が歌う挿入歌或いはキャラクターソングを全作品共通して作らせるのも彼女の特徴であり、この為なのか自らを平成ライダーの母と称しているが別に母と言えるまでの仕事をこなしているかと聞かれると……かなり微妙なとこだろう。
また師とも称される白倉氏の影響もありシリアスな作風で更に暗い展開を持ち込んだりするため、賛否両論となることが多く、またあまりにもシリアス寄りなためか子供がそっぽを向いてしまうこともあるため視聴率や玩具売上が微妙になる作品も多い。サブ担当ではあるがブレイド序盤のゴタゴタはだいたい彼女の責任によるものという話まである。その一方でキャスト選びの鑑識眼が全く悪いというわけでもなく、瀬戸康史や渡部秀、三浦涼介や佐野岳に高杉真宙などの人気俳優を発掘或いは既に売れ出し中の人物を担当作品だけでも取り入れていたりする。
鎧武・ニンニンジャー以降は再び白倉作品のサブPに戻り補佐に専念していたが『仮面ライダーギーツ』で6年ぶりにチーフPとして復帰する事になった。