「簡単にクリアされたら悔しいじゃないですか」とは、
「プレイヤー目線に立っていない理不尽な難易度設定」
「課金・時間を浪費させる仕様」
「特定のバグを放置し、ユーザーに有利なバグだけ修正」
「不具合を告知なしで修正(サイレント修正)」
など『ユーザーが有利になる要素を排除する』ゲーム運営体制の卑称である。
「簡悔」という略称から派生した「簡悔精神」「簡悔思想」といった表記で用いられることが多い。
ゲーム『ファイナルファンタジーXI』(FF11)でディレクターを務めた河本信昭の発言とされていたが
同氏が発言したという事実が確認できず捏造という説が濃厚である。
追加ディスク『プロマシアの呪縛』(2004年9月16日リリース)は当初極めて難易度が高く、攻略を困難にさせる要素が山積みだった。詳細はここから当該記事を閲覧。
しかし、プロマシアミッション進行によるメリットも多く、多数のプレイヤーが苦しみつつも同ミッションに挑んでいた。そんな折り、河本氏が雑誌インタビューで次のように答えたとされたことが話題となる
「何でも簡単に手に入るとユーザーのモチベーションが下がってしまう」
「簡単にクリアされたら悔しいじゃないですか(笑)」
プレイヤー達の堪忍袋が爆発。自らの価値が低下することを恐れたクリア組の緩和反対と未クリア組の緩和要望の対立も相まって、ヴァナ・ディールは阿鼻叫喚に包まれた。
Maat(作中のNPC)の言葉「いやならやめてもいいんじゃぞ」を実行に移し、FF11を去った者も少なくなかったという。
以降、FF11はユーザーフレンドリーに路線変更。プロマシア実装当初のような理不尽は概ねなくなった。
2010年代に入ると国内のインターネット環境・PCスペックが整い、合わせてネットゲームが多数リリースされる。元FF11プレイヤーがそれらに触れ、『プロマシアの呪縛』を彷彿させるやいなや「河本と同じような考えで作っているに違いない」と揶揄すべく「簡悔」が使われ拡散。プレイヤーの愚痴として「簡悔」が広く用いられるようになる。
特に、プロデューサー名が表立っていた『ファンタシースターオンライン2』『艦隊これくしょん』などに対して頻繁に使われ、実際に同プロデューサーらが発言したと勘違いされることもあった。
さらに時が流れ、2022年初頭。発言の元となった雑誌が見つからない点が指摘され、現在もソースが確認されておらず、この発言は創作であるという見解が通説となっている。
『ファミ通2006年2月17日号』において「目標を何でも簡単に手に入れてしまうと、逆にユーザーのモチベーションが下がってしまうと思うんですよ」という発言自体は確認でき、それが曲解されて本項の文言が生まれたのだと推察できる。
掲示板
提供: Pyun Pyun
提供: 758
提供: ぼんばーまん
提供: インプレゾンビ
提供: 蘭子
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最終更新:2025/03/17(月) 06:00
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