識別などの目的で動物に着ける物、またはファッション及び拘束具として人間が着ける物に大別される。
動物が着ける場合は犬や猫に対して、紐(リード)や鎖、鈴を一緒につける事で逃亡しないようにしたり「この動物は誰かに飼われている(世話されている)」事を示す目印とする。近年では愛玩動物に着けるための、寄生虫を寄せ付けない首輪も販売されているほか、無線で電気信号を発して振動させる事で指示を与える首輪も存在する。
羊や牛などの動物に用いられる場合もあったが、近年では耳にタグを付ける方が主流となっている為に首輪をつけているのは犬や猫の割合が多い。
首輪に名前などの情報を記載する場合、迷子・脱走時に特定を容易にしたり
多頭飼いや診察時に家族や獣医でも容易に個体を識別できるといったメリットもある。
人間が装着する場合は、ファッションとしてネックレスやチョーカーのように首元を飾りつけるものと、SMプレーの一環や犯罪者への刑罰として隷属・見せしめの意を示すために使われるものとがある。特にチョーカーとは「首に装着するもの」として共通しているが、似て非なる物である。
ファッションの場合は、海外では世界の文化の1つとして首長族が纏足(てんそく)と同じ様に首に輪を装着して首を長く見せるといった用法もあり、またコスプレの一環で首輪をつけている場合は、ネコミミやウサミミなど動物のパーツ(耳、肉球、シッポなど)と合わせて可愛らしい萌え要素になっているケースも見られる。
ファッションでとは別の意味で着ける首輪の場合は『拘束』『束縛』『支配』の意味合いが強く、上述の通り囚人や奴隷が着ける以外にもSMプレーなどで愛情や陵辱の一環として相手に首輪を着ける事もある。SMプレーの場合はこれに手枷や足枷なども一緒に追加される事で体の自由も奪われたり、首輪に鎖や紐が付いている場合は「飼い犬」である事実を首輪を付けた当人や周囲へ突きつける意味も含められたりする。
動物用の首輪にも当てはまる話ではあるが、首輪に付けられた紐(鎖)を引かれると気道が圧迫され呼吸が苦しくなる。そのため苦痛にならない程度に引っ張って(引っ張られて)愉しむパターンもあるが、対象がペットの場合は動物愛護の観点に注意する必要があるだろう。
フィクションにおいては危険な道具として用いられることもある。
映画「バトルロワイアル」などのデスゲームなどが有名。作品によっては犯罪者・囚人などの管理に取り付けられる場合もある。人権感覚の薄いディストピア作品などでは珍しくないかもしれない。
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最終更新:2025/03/24(月) 00:00
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