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EVO(Evolution Championship Series)とは、1995年より開催されているアメリカ最大級の格闘ゲーム大会である。
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第1回大会は1995年にニューヨークで開催された「Battle by the Bay(B3)」である。使用タイトルは『Super Street Fighter II Turbo(スーパーストリートファイターⅡX)』で、参加者はわずか40人ほどだったという。その後会場をラスベガスに移すと共に参加者数が倍々ゲームのように増えていき、2009年には1,000人を、そして2010年のスパIV部門では1,800人を突破、名実共に世界クラスの大会と位置づけられるまでに成長している。
その規模の大きさや、世界中から有数の強豪プレイヤーが参戦すること、そして数多くのゲームタイトルを同時に展開することから、しばしば日本最大級の格ゲー大会「闘劇」と比べられることが多い。事実、英語版ウィキペディアには「EVOはアメリカにおける闘劇のような存在」との記述が書かれている。
世界規模なのは何も参加者数だけではない。
このような規模から多くの注目を浴び、世界中のプレイヤーがEVO参加のためにアメリカへやってくるのである。
なお、EVO自体はシリーズ戦の形態を取っており、世界の各地域にて予選大会(及びそれに準じた大会への公認)を併せて実施・策定している。2010年にはオーストラリアにてAPAC(アジア・パシフィックカテゴリー)の予選が行われ、ウメハラが優勝し本戦参加権を獲得した。
また日本では、EVO 2004におけるウメハラとジャスティン・ウォンの対戦「背水の逆転劇」の舞台として、もうおなじみであろう。
会場:リオカジノ&リゾート(アメリカ・ネバダ州ラスベガス)
使用タイトル:マブカプ3、スパIVAE、モータルコンバット9、鉄拳6、BBCS2
長く使用していたシーザースパレスを離れ、今回はラスベガス最大級の大型施設「リオカジノ&リゾート」で開催された。
また、今大会より「サーキット方式」が採用された。
これは、本大会開催の前に各地で行われる主要大会(10大会)に対し、上位入賞者へ「シードポイント」を与え、ポイントランキングで上位に進出したプレイヤーに対して、EVO本大会におけるシード権を授与する、というものである。
シードポイントは本戦の予選プールの選抜に利用された。
また、日本の格闘ゲーム大会「GODSGARDEN」とのコラボレーション大会「EVOLUTION/GODSGARDEN」の開催が準備された。実現すれば日米双方で著名な大会団体の共催となり、史上初の快挙と成る。
残念ながら東日本大震災の影響により2011年度の開催は中止となったが、EVO側はあくまで「無期限延期」であるとしており、2012年度に向けて再度実施に向けた検討がなされると思われる。
大会は予定通り29日より開催された。
日本人選手ではふ〜どがPoongko、Latifなどの強豪を退け、スパIVAE部門にて優勝を飾った。これにより、日本人選手によるストIII 3rd→ストIV→スパIV→スパIVAEと続くカプコン現行タイトル部門の連勝記録は「9」となった(2003年より継続)。またサイドトーナメントとして開催されたスパIIXではウメハラが、ギルティギアXXACではRFが、そしてアルカナハート3ではふり~だが優勝し、日本人選手が合計4部門を制した。
GODSGARDENは、秋葉原クラークスタジオにて史上初の日本におけるパブリックビューイング「EVO PV」を開催した。
会期は7月31日の午後9時から8月1日の午後4時まで。参加費は1,000円だった。
当日は、総師範KSK、稲葉央明らGODSGARDEN勢、かみちゃん、レンなどのVision勢、そして大阪から梅園が来京し司会・実況を担当した。また、実況席には英語通訳・鉄拳6の解説としてMATT伊達玄四郎が臨席した。
会場には板橋ザンギエフ、魔法少女ざんぎたん、HIROPON、FAXギモト、小川、MOV、アメリケンら強豪が来場。会場内に設置された対戦台ではスパIVAE、マブカプ3、スマブラ、ヤタガラスなどがプレイできるようになっており、来場者は思い思いのスタイルでPVを観戦しながら過ごしていた。
スパIVAEのベスト8では、ふ〜どの盟友としても知られる板橋ザンギエフが解説を担当。一番の盛り上がりとなったふ〜ど×Poongko戦では、ふ〜どの八面六臂の活躍に思わず板橋ザンギエフが感極まって涙する場面も見られた。最後はふ〜どが地元アメリカのLatifを破り優勝。会場内は惜しまない拍手で包まれた。
最後には仕事先から駆けつけたコスプレイヤーの渚が来場し会場に華を添え、EVO PVは大団円のうちに幕を閉じている。
EVO PVの様子については、有志による以下の動画群が非常に詳しい。ぜひ参照されたい。
※順位表記のないプレイヤーは全てベスト32に残れず。
※下記部門のうち、スパIVAE・BBCS2・鉄拳6以外は全てサイドトーナメントとして開催。
※ 当初参加を表明していたsako(TEAM HORI)について、7月26日にマネージメントを務めているakiki氏が自身のツイッターにて「プライベートな諸事情により、たぶん」参加ができない旨を公表。結果、残念ながら不参加となった。
会場:シーザーズパレス(アメリカ・ネバダ州ラスベガス)
使用タイトル(メイン):スパIVAE2012、マブカプ3、モータルコンバット、ソウルキャリバーV、KOFXIII、ストクロ
使用タイトル(サイド):VF5FS、BBEX、GGXXAC、SSFIIX、スカルガールズ
使用機器:PS3
公式サイト:http://evo.shoryuken.com/
現地配信URL:http://evo2012.s3.amazonaws.com/live/index.html
予選トーナメント表:http://evo2012.s3.amazonaws.com/brackets/index.html
会場は2010年まで使用していたシーザーズパレス。今年度もサーキット方式「Road to EVO2012」が導入され、主にアメリカ各所で開催された大規模大会に適用された。
メインで採用されたタイトルは上記の6つ。主だったところでは、前年までメイントーナメントだったブレイブルーがサイドトーナメントへ移行した他、鉄拳6が採用タイトルから外れた。また、スパIVAE2012部門の参加登録者が7月5日の時点で1500人を突破、前年(1450人)を上回る参加者が会場に訪れた。
今大会には、前回を大幅に上回る数の日本人プレイヤーが参戦を表明。前回SSFIVAE部門を制したふ〜ど(Team Razer)、Team MadCatz勢(ウメハラ、ときど、マゴ)、sako(Team HORI)、Evil Geniuses勢(ももち(格闘ゲームプレイヤー)・チョコ)、板橋ザンギエフ(Team Razer)、金デヴ(eLive)、MOV(Totalheads)などのプロゲーマー勢はもちろんのこと、ハイタニ、かずのこ、うりょ、えいた、こくじん、ボンちゃん、キャベツ、どぐら、超、おえっぷ、そうすひ、おおさか、AO、カオルなどの強豪がこぞって参戦。まさしくオールスターと言っても過言ではない布陣が勢揃いした。
大会のメインタイトルとなったスパIVAE2012では日本から12名がベスト32へ進出。しかし、海外(特にアジア地域)選手の活躍がめざましく、ベスト8に残った日本人選手はたった1名(ウメハラ)、さらにジャスティン・ウォン、リッキー・オーティズ、マイク・ロス、アレックス・ヴァイエらアメリカの強豪ですらもベスト8に残れない、という大波乱の展開となった。
Finals(ベスト8→決勝)でも波乱の展開が続出。ウメハラは韓国のインフィルトレーション(infiltration / 豪鬼・剛拳)にウィナーズで破れ、ルーザーズでも中国のシャオハイ(Xiao Hai / キャミィ)に敗退。残念ながら5位タイに終わった。
決勝は、そのウメハラを破ったInfiltrationと、ルーザーズファイナルでPR Balrogを破り勝ち上がった台湾のゲーマービー(GamerBee)の対戦となり、激戦の上Infiltrationが勝利。優勝賞金120万円(約・日本円換算)を手にした。
これにより、 日本人選手によるカプコン現行タイトル部門の連勝記録は「9」でストップした。
他メイン部門では、ソウルキャリバーV部門においてでこぽん(Shining Dekopon)が見事優勝を飾り、優勝賞金36万円を獲得。メインタイトルでは唯一の日本人選手優勝となった。
また、ストクロにてときど・ふ〜ど組が3位、スパIIXではMAOが優勝(2位はくすもんど、3位にウメハラ)、VF5FSにてふ〜どが優勝(2位にしろぬこ、3位に板橋ザンギエフ)、GGXXACにてかずのこ(格闘ゲームプレイヤー)が「イノウエ」名義で優勝(2位は超)、ヴァンパイアセイヴァーではハイタニがsakoを下して優勝をマークした。
会場:秋葉原クラークスタジオ
日時:2012年7月8日 23時~翌9日・17時
入場料:1,500円 ※女性1,000円 ※60歳以上無料 ※再入場可
MC:かみちゃん・レン(格闘ゲームプレイヤー)
ゲスト解説:ふり~だ・猫舌・なるお・NISHIKIN
スペシャルゲスト解説:久園寺慶(OSCL、SCVを担当)、大須晶(VF5FSを担当)
サプライズゲスト:ヌキ
今大会に併せて、今年度もGODSGARDENによりパブリックビューイング「EVO PV 2012」が開催された。
今回はニコニコ公式生放送での中継も実施され、のべ視聴者数が20万を突破。会場には前回を大幅に上回る100名以上(レンによる発表では「128名」)の来場者が訪れ、日本人選手の活躍を見守った。
司会は裏・顔TV!レギュラーを務めるかみちゃんとレンが担当。解説としてふり~だ、猫舌、なるお、NISHIKINが臨席した他、オンラインソウルキャリバーリーグの運営で知られる久園寺慶氏、バーチャにおける活躍で知られる大須晶氏が来場、ゲスト解説を担当した。
また、現地ではこくじんによる配信「こくじん配信」が行われ、日本人選手はもちろんのこと、多数の海外選手・関係者(新妻P、綾野P(以上カプコン)、マークマン(MadCatz)など)がインタビューに応じ、現地の模様を伝えている。
大トリとなったスパIVAE2012のFinalsには、サプライズゲストとしてヌキが登場。来場者と一眼となってウメハラを応援した。大会終了後にはInfiltration,GamerBee,でこぽんらが登場し、ヌキによるインタビューを敢行。今年もEVO PV、及びEVO2012は無事にその幕を閉じた。
※以下順位のない選手は、メインタイトル(6部門)においてベスト32に残れず。
※参考にさせていただきました: 格ゲープレイヤーWiki/格ゲーチェッカー
/Furious
※プロゲーマーのうち、MOVについてはTotalHeadsとの契約形態が不明ですが、便宜的にプロ側で記述しました。
※ 当初参戦を表明していたヌキ、およびAOは、残念ながら諸事情により参加を断念した。また、HORIのアサバ氏(HORI_A)もエントリーしていたが渡航せず、EVO PVに参加している。
メイントーナメントのみ。2020年は開催中止、2021年は決勝大会が中止となっている。
掲示板
提供: アイン不破
提供: ななし
提供: リュースター
提供: minko
提供: 核砂糖入り紅茶
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最終更新:2025/03/29(土) 14:00
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