セカンドライフ
SecondLife(セカンドライフ)とは、米サンフランシスコにあるLindenResearch社の開発スタジオLindenLab※2が開発運営する2000年代3DCG技術ベースによるメタバース(仮想世界)とのジャンルのWebサービスである。
2020年7月9日、金融業経営者が中心となった個人投資家グループに運営会社ごと身売りすることに発表。現在手続きが進められているが問題なく利用できる。
VRChatはVRCと縮めて呼ぶようにこのサービスにもSLとよぶ。ニコニコ動画上でのタグ検索は「SecondLife」であり、ほかにSLが見受けられる※1。
なお、この記事は攻略Wikiではないから原則ユーザー向けハウツーは記載しない。公式WikiやBlog記事を参照してほしい。
※1 SLとはSecondLifeの頭文字をとった略称であるが、一般的にSteamLocomotive(蒸気機関車)の略称であり、紛らわしいのでタグとしては使用を避けることをお勧めする。
ゲーム内には、友達同士が集まって会話できるカフェ、多くの人がダンスし、DJが音楽を流すクラブ、ミュージシャンがストリーミングオーディオによって行うライブやコンサート、土地を持っていなくてももの作りができるサンドボックス(砂場)など、様々な活動のための場所が存在する。特にチャットや趣味を実現する場として利用するユーザーが多い。フリー商品も多く出回っており、日本人ユーザーは一切金をかけずに利用する人も多い。
他のユーザーとのコミュニケーション方法はVRChatのようなボイスチャットに加えて文字によるチャット、インスタントメッセージが用意されている。
セカンドライフはほとんどのオブジェクトがユーザーによって作られており、著作権も作ったユーザーに帰属する。オブジェクトとは、家や乗り物などの3Dオブジェクトや、テクスチャ、サウンド等のあらゆる物を指す。LSLという、Javaに近いスクリプト言語でオブジェクトを制御することもできる。
サービス内で他の住人と雇用契約を結び労働をすることができる。様々な職種が存在するがほとんどチャットによる接客業である。
これらの労働に対する対価、いわゆる賃金は雇用主から代用通貨「リンデンドル」で支払われる。接客業に絞り込むと流行当時(2007-2009年)は現実世界でもメイド喫茶に代表されるコンセプトカフェが流行していたこともあり、SecondLife内でもそのような喫茶店やバーを模したチャットスペースで働く住人が引き続き存在している。またチャット場に遊びに来る住人から店内に設置されたチップジャーを介してリンデンドルを渡されることもある。このリンデンドルはいつでも米ドルと交換することができる(後述)。
SF小説「スノウ・クラッシュ」を参考にリアルネットワークスの元CEOフィリップ・ローズデールが考案したサービスである。旧・リンデンワールド。
2013年6月20日現在、全世界で約3600万の住民が登録されており、そのうちアクティブな住民数は約100万人。日本では2~3万人がアクティブにプレイしている。※1
見た目がゲームっぽい一方、非常に自由度が高いため、ゲームであるという意見とゲームではないという意見が存在する。公式サイトでは「Free 3D Virtual world」としている。
ものづくりはセカンドライフ内制作ツールだけでも作れるので、簡単なものなら作った経験のあるユーザーが多い。作ったものは配布、販売、あるいは他人の製作物を貰う、購入することも可能である。
※1 一人のプレイヤーで複数の住人登録ができ、同時に運用できる点に注意。
ゲーム内通貨であるリンデンドル(L$)は、270L$≒1米ドルに相当し、いつでもリアルマネーとゲーム内通貨の交換が出来る。ユーザーはこの通貨を使ってゲーム内での取引、商行為を行う事も出来る。ただし通貨として円を使う日本人にとって為替変動リスクや為替手数料が別途課されているために労力の割には利益が少ないとされている※1
クリエイター奨励プログラムを活用されているニコニコユーザーなら理解できると思うが、日本の税制上20万円を超える収入があると雑所得として確定申告が必要になる。雇用労働者の場合は税金調整内容が雇用主に報告されることになるので、雇用契約、たとえば無許可副業の禁止などの定めが問題になるから、説明ができるよう準備しておかなければならない。
運営者がユーザーへリンデンドルを売り渡すことや購入することはない。またユーザー間で売買することも事実上禁じられている(後述)。2020年現在、公式取引市場を介しユーザー間で売買を行う。
※1 汗と涙で稼いだリンデンドルを"円"に換えたら(涙) マイナビニュース 2007年11月12日
世界はSIM※1と呼ばれる256m四方の土地単位で区切られている。多くのSIMがつながったメインランドと呼ばれるリンデンラボが運営する大陸と、単体か関連SIMのみで構成されるプライベートSIMとがある。総面積は東京都と同じくらいである。これらのSIMは任意にインスタンスを立てること(住人が一時的にコピーし立ち入り制限を加えるなどより柔軟な活用)はできない。
SIM丸ごとや小さな土地まで様々なタイプの土地が存在し、借りることもできる。これらはイベントやカフェやショッピングモール作り等、法令および規約の範囲内で自由に行うことができる。
※1 Simulatorの略。サーバー上を3DCGシミュレーションソフトウェアか稼働しており、このサーバーを住人がLindenResearch社から借りるホスティングサービスとの一面がある。
アバター文化は成人リアルアバター(現実の成人に近いアバターメイキング)が主流である。
サービス自体は15年以上も続く、現在も最大5万人強(日本ユーザーが多い時間帯では3万人程度)の同時接続がある同様のサービスではトップ規模のサービスである。
ブームのきっかけは2006年5月米ビジネス誌「ビジネスウィーク」にドイツ系中国人にシミュレーションサーバーのホスティング等行い、多額の利益を得た人が現れたことが報じられ、サービスが全世界に知られることになったことによる。※1 →AnsheX(英語)
当時インターネットの世界では、Web2.0とのキーワードが注目されていた(2005年9月、ティム・オライリーの論文がきっかけ)※2。Web2.0とはネットユーザーがネットユーザーに向けてコンテンツを作り出し、サーバーに蓄積する方式のWebサービスである※3。このWebサービスの変革がやや沈静化する時期がSecondLifeブームが起こる時期に相当する。人々はWeb2.0の次世代に当たるWeb概念を求めていた時期に米ビジネス誌がSecondLifeのことを紹介したために爆発的に流行になった。
日本でも企業が話題に乗り遅れないよう対応し、個人ユーザーも時代に乗り遅れないよう増加しブームは加熱した。
しかし、SecondLifeはWeb2.0サービスの次世代を担うサービスとしてはやや使い勝手が良くなかったようで、ニコニコ動画(2007年)、YouTube(2005年)といった動画共有サイト、ブログ(日本においては2002年)やTwitter(2006年)などより使い勝手がいいWeb2.0サービスに押されて急速に沈静化してしまった。それに伴い参入企業は2008年以降軒並み撤退し、それに合わせユーザーも次々やめてしまい、実質2006年~2009年までの短期間のブームに終わった。
ブーム当時、国内外で同様のサービスがたくさん生まれたが、2010年代以降は閉鎖が進んでおり、ユーザーのSecondLifeへの合流がみられる。
2007年(日本では2008年、ソフトバンクがはじめて導入※4)、ネット端末のPCからモバイル(スマートフォン、iPhone等)への時代の流れには勝てず、国内外とも縮小へ向かっている。※5※6 2019年、CEOであるエッベ・アルトベルグは「月間アクティブユーザー数が100万人から80万人に減少した」と語る。※7 一般的に影響力が失ったとみられるが、運営とって利益があるので引き続きサービスする方針である。※8
一方で利用目的を見つけたユーザーは今も利用している。主に趣味でつながるコミュニケーションツール(3Dアバターチャット)として細々と利用している。
※1 セカンドライフと実社会の経済格差=100倍の価値は @IT 2007年2月8日10:00
※4 iPhoneが日本に初めて登場した... ライブドアニュース 2017年9月14日
※5 LindenLab、SecondLifeの乗り越えるためにゲームスタジオ「LittleTextPeople」を買収
※6 平成29年情報通信白書 総務省
※7 インタビュー動画:SecondLifeとSansarの将来についてLindenResearch社CEOエッベ・アルトベルグ氏が語る 2019年4月5日 New World notes
※8 セカンドライフのLinden LabがVRシミュレーションのベータ版を公開 TechCrunch日本語版 2017年8月2日
運営が住民の行為を禁止することはないが、以下の行為は明確に禁じられ、制限された
※1 SecondLifeの世界からカジノが消える 4Gamar 2007年7月27日
※2 Wikipedia日本語版によると「ドイツ公共放送連盟」
※3 SecondLife、児童ポルノ問題に公式コメント ITmedia 2007年5月12日
※4 公式ポリシー:エイジプレイを禁止 SecondLife公式Wiki
※5 この表現規制に対しては2002年アメリカでのバーチャル児童ポルノ規制違憲訴訟「アシュクロフト対表現の自由連合裁判」も参考になる。
※1 SecondLife「仮想銀行」の営業を禁止 ITmedia 2008年1月10日
情報共有はソラマメが中心である。メタバース専門(実質ほぼセカンドライフ)のブログサイトで、日本人ユーザーの多くがここを利用している。2019年現在はTwitterが主流となっている。
近年はGoogle+に日本人コミュニティができつつあり、情報の共有をしていたが、2019年4月2日に閉鎖。マストドンにも日本人ユーザー向けインスタンスSLDON
が加わった。かつてはモバイルファクトリー運営のWassrも利用されていた。
セカンドライフ日本語公式ページから住人登録ができる。16才以上でメールアドレスを持っていればOK。住人登録後ビューワをDL&インストールしてログインできる。16~17才はマナー重視のエリアのみ行け、18才以上はどのエリアにもアクセスできる。
日本人が多くいる場所や日本人が手掛けたコンテンツはすりんくで検索できる。
3DCGの描写のAPI仕様はクロノスグループ策定のOpenGL(オープン・ジーエル)を、物理演算エンジンはマイクロソフト傘下のHavok(ハヴォック)を利用している。これによりWindows、MacOS、Linuxといった端末のマルチプラットフォーム化を実現している。2007年にはWindward Mark Interactive社WindLightを買収して導入したことによりリアルな天候を再現に成功している。
参考までに、グラフィック描写にOpenGLを利用している有名なゲームとしてMinecraft(マインクラフト)がある。
一方、米アップル社は2018年6月5日に今後は同社OS上でOpenGLを非推奨にするとアナウンスした。既にあるアプリケーションは引き続き動作するのでSecondLifeは動作するが、同社がいつまでOpenGLの動作環境を維持するか不明であるため、MacOSユーザーは注意が必要である。※2
企業がこのようなことを促す理由は、OpenGLを含めたグラフィックライブラリ(グラフィックエンジン)に共通の問題点がある。GPUはそれそれ仕様が異なり、プログラミングしたときに同じ結果が出るようそれを埋める目的もグラフィックライブラリ(グラフィックエンジン)が受け持っている。その際、差分の計算を担当するのがCPUである(よって「CPUオーバーヘッド」と呼ぶ)。CPUに必要以上の負荷をかけてしまい全体としての性能が上がらない。近年はそのようなことをしないようにライブラリを作る方向である(ローオーバーヘッドAPIとかローレベルAPI、英語で書けばLow level API)。
以下のグラフィックライブラリがそのような設計のグラフィックライブラリである。
ゲームエンジンはVRChat(こちらはUnityを利用)のように外部のゲームエンジンを利用せずLindenLabが独自に開発したものである。これはユーザーの創作物が末永く利用できるように配慮する目的がある。※1
2019年現在、サーバーは一部を除いてAmazonのクラウドサービスを利用しており、1年以内の完全移行を目指している。※1
※1 インタビュー動画:SecondLifeとSansarの将来について...
※2 アップル社は2014年6月2日に独自のグラフィックAPI「Metal」を発表、同社の各OSに徐々に組み込んでいる。OpenGL非推奨アナウンスは開発者へ移行を促す目的があるといわれている。
セカンドライフは2007年1月8日にオープンソース化されていて、LindenLabによる接続等の品質保証がされている##1 公式ビューア(Windows、MacOS、Linux)の他、そのソースコードを参考に様々なサードーパーティ製ビューア
が作られている。
サードパーティ製PC用ビューアでは常用向けのFirestorm、スクリーンショットや動画制作者向きに機能強化、画質向上等アレンジされたBlackDragon
(Windowsのみ、英語orドイツ語)##2 、Androidスマートフォン用簡易ビューアではLumiya
※1が有名である。
公式ビューアのソースコードは「Project Snowstorm:ソースの取得とコンパイルについて(英語)」からダウンロードができる。
##1 LindenLab、「SecondLife」のViewerをオープンソース化 日経BP 2007年1月9日
##2 セカンドライフのサードパーティビューアBlackDragonの紹介 なたで日記 2016年4月17日
2012年8月16日公式ブログでSteam版のリリース予定を発表。※2 その後のアナウンスがない。外部の質問サイトの回答では
SLがSteamに参入するとの話は多くありましたが、それが起きたことは確認できませんでした。よって現在もSteam版SLは存在しません。
Steam版SecondLifeについて
2018年9月22日(日本時間) WulftheRed氏回答
Google翻訳を参考に筆者訳
(注意)この記事はAndroidスマートフォン用ビューア「Limiya」とは関係のない記事です
2013年に海外では画像処理を新設サーバーで行うクラウドゲーミング(ゲームオンデマンド)技術に対応し、非力なマシン、例えばタブレットなどモバイル機器でも快適にプレイできる目途が立った。これを利用して2014年にOnLiveが「SLGo」を有償にてサービスをしたものの、ソニーによる買収があり、2015年4月30日にサービスが終了した。※3 2019年4月のCEO動画インタビューではSLGoのような形のサブスクリプションサービスを検討していると語っている。※4
クラウドゲーミング(ゲームオンデマンド)の仕組みについてはGoogle Stadia(グーグルステイディア)のページが詳しいので参照を。
ヘッドマウントディスプレイのOculus Riftに対応したサードパーティ製ビューワ(Ctrlaltstudioビューア)も登場、SLがプレイできるデバイスは多様化するとみられた。しかし、Ctrlaltstudioビューアは2016年7月18日アルファリリースを最後に中止※5、LindenLabの対応公式ビューアは2016年7月7日に品質上の問題で開発を中止した※6。
2007年当時は「セカンドライフはハイスペックPCが必要」といわれていたが、現在はサーバーが安定し、ユーザーのPCもハイスペックになってきたため改善されている。執筆者の経験上、4GBメモリ、CPUはCeleron G530でも楽に動作するが、それらはアバターメイキングとチャットを楽しむ程度のもので本格的に楽しむならいわゆる「ゲーミングPC」といわれる3DCGゲームが楽しめるPCが必要である。※7
※1 モバイル等組み込み機器向けのグラフィックライブラリ「OpenGL ES」を利用しているため描画に制限がある。
※2 Steam版リリース予定のお知らせ SecondLife公式ブログ 2012年8月16日
※3 SLGO終了 ぶらりセカンドライフ 2015年4月16日
※4 インタビュー動画:SecondLifeとSansarの将来について...
※6 OculusRiftProjectビューアの開発中止について
※7 ドスパラ公式サイトの説明によるとゲームPCとはゲームをするために必要とされる性能を備えたPCで、高性能なグラフィックボードやCPUが搭載され、その稼働を支える冷却システムが備えられているのが特徴の高性能PCのこと。
2012年時点でSecondLifeを実行するプログラムコードに古くて非効率なコードが含まれていることが確認されており、仮にコードの改良を行うとユーザーの創作物が壊れる恐れがある。そこで2012年に独立系ゲームスタジオのLittleTextPeopleを買収し、サービスの多角化を行っている。※1
2012年9月にCreatorverse(クリエイターバース、iPad版)とPatterns(パターンズ、Windows版、MacOS版)※2、さらに2013年1月にはスウェーデンの独立系ゲームスタジオよりBlocksWorld(ブロックスワールド、Windows版、MacOS版、iphone版、iPad版、Steam版)を買収し、自社製品としてリリースした。
※1 LindenLab、SecondLifeを乗り超えるためにゲームスタジオ「LittleTextPeople」を買収
※2 ソーシャルVRのSansarの開発に資源を割くために終了
その他参考
夢の砂場へようこそ、セカンドライフを超えたiPadアプリ「Creatorverse」が登場 Tecwave 2012年11月6日
BlocksWorld Wikipedia英語版 - これによると米国でのiTunes教育部門は1位、ゲーム総合部門では3位の人気ゲームで公開されているゲーム動画の数が4万5000を超えているという(ただし要出典タグが設けられ、そしてSteam版
でのユーザー評価は2019年7月14日現在、賛否が分かれている)。
2019年現在、SecondLifeの開発運営にかかわっている社員数は約130名である。参考までにSansar担当は約70名。※1
※1 インタビュー記事:SecondLifeとSansarの将来について...
SecondLifeは2度に渡り投資家からの資金調達に成功している※1
※1 仮想空間における経済活動の課題と可能性 早稲田大学大学院 荒木哲也 2008年 p17
2006年11月13日、ワールド内のあらゆるオブジェクトをコピーするコピーボット(CopyBot)と名付けられた実験用プログラムが流出していることを運営が発表。運営は実験目的のオープンソースプロジェクトに理解があったが、プログラムコードが公開されているとのことは逆にプログラミングの知識のある住民すべてが悪用できることなので問題になっている。一応コピーボットを利用した住人はアカウント停止処分になる。2008年現在、それ以上の技術的な対策は見いだせていない。※1
※1 仮想空間における経済活動の課題と可能性 早稲田大学大学院 荒木哲也 2008年 p27-28
近年、有志がセカンドライフの技術をハックし、OpenSimulatorという、メタバースのオープン技術の開発を進めている。ソースコードはここからDLでき、Linuxやサーバの知識があれば、個人でもサーバを立てメタバースを作ることができる。海外では既に企業や団体、学校などが様々な用途でこれを利用し、セカンドライフの派生系ともいえるメタバースを構築している。
OpenSimを利用したメタバースとして、誰でも自由に参加できるパブリックグリッドではOSgrid、企業が運営している商用グリッドではInWorldz
が最大規模である。しかしアクティブユーザー数は2013年8月現在、OSgridが3773人、InWorldzが6894人であり、100万人のアクティブユーザーがいるセカンドライフと比べて、まだ黎明期にある。
OpenSimに関する詳しい情報は、Hypergrid Businessなどの海外サイトで知ることができる。
2016年よりOculusRift(オキュラスリフト)などVR機器に対応した新プラットフォーム「Sansar(サンサール)」の開発が続いており、2017年にオープンクリエイターベーター版をリリースした※1。ユーザー間では通称SecondLife2またはSL2と呼ばれていたがSecondLifeとの互換性はなく改めてアカウントを取らなければいけない。
一方、創始者であるフィリップ・ローズデールは2016年に別会社で別のサービスHightFidelityをリリースした※2。
これらのサービスの詳細はそれぞれの記事に委ねたい。
2019年4月現在、SecondLifeのユーザーをSansarに強制移行させることはないとしている。二つのサービスは異なる目的で提供しており、それぞれ長い間サービスできるように願っているという。※3
※1 Linden Lab、ソーシャルVRプラットフォーム「Sansar」のオープンベータ版をローンチ
※2 セカンドライフ創設者のソーシャルVRアプリ『High Fidelity』早期アクセス開始
※3 インタビュー動画:SecondLifeとSansarの将来について...
VRの普及が予想より遅れたために下記のような道を歩むことになった。
運営会社のCEOは2020年3月27日のSecondLifeLabGab(SecondLife YouTube公式チャンネル内のインタビュー番組)にて2020年の新型コロナの世界的流行によりSecondLifeが再評価され、(通常比で)新規登録者数は60%、戻ってきたユーザー数は10%の増加がみられたと答えた。彼は世界各地で行われる厳格な外出禁止令の影響と分析している。※1 ただこの好材料による追い風は少ないと運営はみている。なぜなら2020年現在使用しているサーバーのクラウドサービス(AmazonのAWSと思われる)への移行中であり、日々増える需要に対してサーバーの増強ができないからである。※2
※1 新型コロナウイルス流行がSecondLifeユーザー登録を後押し... ハイパーグリッドビジネス 2020年4月8日
※2 新型コロナウイルスの大流行はSecondLife発展の好材料にならない New World Notes 2020年5月18日
この見出しは
http://wiki.secondlife.com/wiki/History_of_Second_Life
を参考に記述した。
※1 アニメッシュオブジェクトをリリースしました SecondLife公式ブログ 2018年11月15日
ニコニコが提供しているサービスのうちニコニコ動画およびニコニコ生放送との親和性が高く、それらと上手に組み合わせることでマシニマ(ゲーム内を撮影編集した動画作品)、ミュージックビデオ、ダンス動画、実況動画の作成、音楽活動、生配信ができる[忖度]。
ミュージックビデオの作例
モーションも扱うことができ、MikuMikuDanceのような動画の作成も可能である。→SLダンス動画を参照。
セカンドライフ内で音楽活動、コンテンツ構築を行うChouchouのライブ映像など
Amazon.comのゲーム配信サイトTwitch.TVでの配信はコミュニティガイドラインに反するコンテンツがあるとして配信を禁止されている。vsmediaではWebサービスとしては成人向けとはされていないが、成人向け表現ができるエリアが存在するためと推定している。※1※2
※2 ゲーム配信サービスのTwitch、18禁ゲームの実況を禁止 3D仮想空間「SecondLife」もNG vsmedia 2015年5月30日
サービス考案のきっかけになったSF小説「スノウ・クラッシュ」
原題「The Making of Second Life」。大げさなビジネスの話は無く、リンデンラボ試行錯誤の歴史など。
掲示板
71ななしのよっしん
2020/12/30(水) 15:53:11 ID: SawrA4Vzya
そういえばMMもメンヘラ気質兄貴多かったですね(手の平返し)
アニチを間違えただけで怒らせてしまって後々謝りに行ったり、武家社会みたいで気持ちよかった
人を呼び込むにはやっぱり楽しそうに見える動画を誰でも見れる場所に投稿して門戸を開く事が大切だと思うのですが、その撮影を阻む敷居の高さを並べてみました。長文許してクレメンス
・個人一人一人に撮影NG基準が違ってて、結局NG基準を一番厳しいものに合わせるため、撮影自体全部NGになる
・建築物は個人制作の為、撮影許可が必要なものがそれぞれ違ってて、結局はNG基準を以下略
・唐突なアダルト要素があるため、生放送も気軽に出来ず、BANリスクを伴う
・壁の高さから撮影自体が自粛的になっちゃう
・SLに来たタンバリン芸人がネトウヨだった!
封建社会みたいな堅苦しさは気持ちいいし、新たな苦行としてSLをMM難民兄貴達にも売り込みたいけど、SLの長い歴史から培われた独特のNG要素が多くて、動画構成どころじゃなくて…
メディアプラットフォーム的
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
72ななしのよっしん
2021/01/09(土) 19:48:15 ID: DkD4xmEkft
ホモビ乗っ取って女の子になりきってるおばさんおっさんを気持ちよくさせる為に人を呼び込んでも
長続きしないんだよなぁ、メンヘラホモの取り巻きになるか恋愛対象に選ばれるかの
二択しかない男と男がしのぎを削る過酷な世界の犠牲者を増やしてはいけない(戒め)
73ななしのよっしん
2021/01/16(土) 19:53:52 ID: SawrA4Vzya
中の人の事なんて考えた事も無いなぁ
一生会う事も無いだろうし爺でも婆でもホモでもレズでも、トークが面白ければなんでもいい
ただしメンヘラホモ、テメーはダメだ!(手の平返し)
急上昇ワード改
最終更新:2021/01/28(木) 21:00
最終更新:2021/01/28(木) 21:00
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