いしかり(列車)

いしかりとは、国鉄で運行されていた列車名である。都合上、石狩・いしかりライナーについてもこの項で述べる。

概要

急行時代は札幌から旭川や函館方面の列車として運行していたが似たような区間を走る大雪と比べると地味な存在ではあった。しかし道内初のエル特急として札幌～旭川間に運行された実績もあったが、あっけなくライラックに発展解消されてしまった。ちなみに特急時代は札幌と旭川の間をノンストップで結ぶ列車もあった。

現在は区間快速いしかりライナーとして快速エアポートと共に札幌都市圏の輸送に役立っている。

列車名は主に運行していた石狩平野から。

沿革

準急・急行石狩

1949年9月　不定期無名有料準急が小樽～旭川間に設定される。

1951年4月　定期準急石狩と命名される。

1954年5月　函館～小樽～札幌間を走っていた急行あかしやに吸収される形で準急石狩廃止。ちなみに急行あかしやの運行経路は函館～小樽～旭川となる。

1958年10月　函館～東室蘭～札幌間に不定期急行石狩が設定される。

1968年10月　急行石狩、急行すずらんに名称変更され石狩の名称は再び廃止。

エル特急いしかり

1975年7月　急行さちかぜ・かむいの一部を格上げで札幌～旭川間にエル特急いしかり7往復が設定される。

1980年10月　札幌～千歳空港間延長運転に伴いいしかりの名称はライラックに移行していしかりの名称は廃止される。

快速・区間快速いしかりライナー

1988年11月　小樽・手稲～岩見沢・滝川・旭川間に快速いしかりライナーが設定される。ただし快速区間は札幌～江別のみ。

2000年3月　快速区間手稲～江別間に延長される。

2001年7月　種別が快速から区間快速に変更。

2007年10月　快速区間が手稲～札幌or札幌～江別のどちらかとなる。

関連動画

関連商品

関連項目

• 鉄道列車名一覧
• 函館本線・室蘭本線・千歳線
• 781系・721系