お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!とは (オニイチャンノコトナンカゼンゼンスキジャナインダカラネッとは) [単語記事]

『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』とは、草野紅壱の漫画である。

略称は「兄好」（おにすき）。俗称は「おちんこ」（お兄ちゃんのこと…）。

双葉社『WEBコミックハイ!』で2008年8月より連載中。毎月30日更新で単行本に収録されるまでは無料で見る事が出来る。

概要

※ネタバレを防ぐため随所に伏字を施してあります。

お兄ちゃんこと変態紳士高梨修輔が好きで好きでたまらない兄の事となると淑女と化す義妹の高梨奈緒を筆頭に幼い頃に修輔と結婚を約束した転校生の土浦彩葉と隠れ腐女子であるパンスト少女の近藤繭佳らが織り成す四角関係が売りのラブコメである。

あと、題名がツンデレっぽいが奈緒の行動にツンが見当たることは少なく、むしろ代わりにヤンが入るほどである。

登場人物

※ネタバレを防ぐため随所に伏字を施してあります。

高梨奈緒 (CV：喜多村英梨): 　本作の主人公といえる人物。
　兄に対しては一見してつっけんどんな態度をとる事が多いが、
　お兄ちゃんが好きで好きでたまらなくて突拍子もない行動にでる事が多い。; 　貧乳。縞パンとニーソを常時着用しているのは、兄の性癖に合わせている。; 　実は高梨家に引き取られた子供で兄の修輔との血の繋がりはない。
　それを悩むどころか喜ぶほどお兄ちゃんに入れ込んでいる。; 　エロを漁り、妹に欲情してしまうような「ダメな兄」が好きなので、修輔がキスのトラウマから真人間になった時はパニックに陥った。逆に、「兄の良いところ」と言われて困惑している。
高梨修輔 (CV：豊永利行): 　容姿はそれなりにいいが、どう考えてもおまえらな兄貴。本作の「ヒロイン」(作者談)。
　様々な属性持ちであり残念なリア充っぷりを作中で披露している。; 　妹のことは純真だと思っている。とんだ勘違いである。; 　現実の恋愛関係には真面目で、奈緒が好きな以上、彩葉ら他の子に手を出すのは双方にとって不誠実だと考えている。彩葉のアプローチをかたくなに拒むのもそのため。; 　一方で、奈緒のことは妹として大事にしたいとも考えているため、手を出せない。; 　結果、現実では誘惑に耐えるしかなく、そのためエロ本やエロDVDに逃げていると思われる。
土浦彩葉 (CV：井上麻里奈): 　奈緒が高梨家に引き取られる前に修輔と交流があった女性。
　物語の序盤に奈緒のクラスに転入してくる修輔の幼馴染。
　修輔に対しては好意を全面に出している奈緒の強敵（とも）である。; 　各種ツールを使いこなし、修輔の私生活を隅々まで把握しているストーカー娘。ガチ違法。; 　一同の中で、一番小柄で胸もない(どちらも奈緒より小さい)。; 　修輔の「良い部分(前述の恋愛に対する姿勢とか)」が好き。エロについては「やりたい盛り(の上、本当に惚れている女性には手を出せない板挟み)なんだからしょうがない」と許容している。; 　やたら肉体的関係を押し進めようとするのも、「既成事実を作ってしまえば、ちゃんと責任を取ってくれる」と見越しているからである。
近藤繭佳 (CV：荒浪和沙): 　15話から登場する修輔のクラスメイト。(アニメでは1話でモブとして、2話で台詞付きで登場)
　BLが好きな腐女子であり、夜中にこっそりＢＬ本を買いに行った所で修輔と遭遇。
　自己の性癖が他者にばれるというアクシデントをゴリ押しで乗り切り、以後は修輔に本を買いに行かせている。
　彼女の登場により一時的ではありながら奈緒と彩葉は共同戦線を組んでいる。
　ただ、彼女らに対して繭佳は「そんなのじゃない」と言ってはいるが。; 　実のところ、「隠れた趣味を共有できる仲間」が欲しいというのが最大の動機だったようだが、思わぬ理解を得られたり(下心込みなのだが)、意外に真面目な一面を見たり(こっちはナチュラルに)したことで、揺れ動いて来ている。; 　修輔より背が高い。登場人物中、一番スタイルが良い。
楠原尋乃 (CV：白石涼子): 奈緒と彩葉のクラスメイトのうち、ウェービーな茶髪の方。愛称は「ひろりん」。; 若干大人びた口調で面倒見の良いお姉さん……と思いきや、; 二人の(色々と常軌を逸した)修羅場をとても楽しんで傍観している。; 「こーんな面白いの見逃せな……じゃなくて」; あと、巨乳。
加藤春華 (CV：中村繪里子): 奈緒と彩葉のクラスメイトのうち、黒髪ぱっつんの方。愛称は「春ちゃん」。; 口調は乱暴ですぐ手が出るが、一同の中ではかなりの良識派(中の人のことは言うな)。; 周囲の変態どもに呆れたりつっこんだりうんざりしたりする日々である。; 「見なかったことにしよう」; 繭佳や尋乃ほどではないが、スタイルは良い。; なお、はるかの「か」は「香」じゃなくて「華」なので注意が必要。; 海水浴(原作ではザブーンランド)の一件がトラウマになった。
高梨修司 (CV：荻原秀樹): 修輔と奈緒の父。理解があると言えば聞こえは良いが、中身は修輔とどっこいどっこいのスケベ。; この親にしてこの子ありというか、蛙の子は蛙というか。; 若い頃はやっぱり全然もてなかったらしい(母談)。; ママン、何故結婚した。; 事故死した友人夫婦の娘を引き取って我が子同様に育てるなど、男前な所もある。; このあたり、修輔にも引き継がれている良い部分なのだが、普段の言動がアレでは……
高梨菜々香 (CV：大原さやか): なんともアレな夫と子供達の行動に胸を痛める、修輔と奈緒の母。; とても高校生の息子がいるとは思えないくらい若々しくてかわいい、本作の心のオアシスである。; 修輔がエロ本を大量に隠し持ってることが発覚したときも、頭ごなしに怒らず一定の理解をみせるなど、その心は海より広い。; ……他の家族と比べればまとも、というだけで、色々とお茶目なところもあるのだが。
静留ちゃん(CV：MAKO): 修輔がプレイしているエロゲのヒロイン。; 実のお兄ちゃんにイケナイ感情を抱いてしまう黒髪ぱっつんの妹(実妹)キャラ。; 1話ラストで原因不明(笑)のHDDクラッシュに見舞われたため、修輔との愛のメモリーは永遠に失われたかに見えたが、4話でまさかの再登場。海でスク水ニーソはどうなんだ。; シチュによって主人公(修輔)の呼び方が変わるので、シナリオごとにキャラ設定が変わるオムニバス物なのかも知れない。(主にエロシーンでの音声や画像を節約できるため、昔の安価な抜きゲーにはよくあった)

テレビアニメ

2011年1月より、UHF系列で放送中。ニコニコ動画では最新話を1週間無料で配信中。

原作エピソードを適宜入れ替えたり圧縮したりしているため、時勢や季節感・台詞などに若干の混乱がある(捨てられたはずのエロ本が一夜にして大量増殖している、朝起きて学校に行くまでにやたらいろんなことをしている、秋口の事件の後なのに海に行く、など)が、広い心で見なかったことにしよう。

スタッフ

監督：元永慶太郎
シリーズ構成：大場小ゆり
キャラクターデザイン：平山円
音響監督：えびなやすのり
音楽：菊谷知樹
アニメーション制作： ZEXCS

各話リスト

毎週水曜日更新。最新話のみ配信より一週間無料。第一話が有料であることに注意。

タイトルが長すぎてタグ一つにおさまらないため、1話配信後しばらくは公式にタイトルタグが付かない状態が続いたが、2話配信前に「お兄ちゃんのことなんか」「ぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」と、二分割する形でタイトルタグが付けられるようになった。

話数	サブタイトル	ニコニコ動画
第1話	兄と妹のヨコシマな日常	1294734113
第2話	ツインテール、兄妹を襲撃	1294973967
第3話	ライバル出現！兄妹ピンチ！	1295491106
第4話	妹が水着に着替えたら	1296202398
第5話	ミスターX 兄襲！