かくりよの門とは、株式会社アピリッツが運営・提供している、「国産純和風MMORPG」を謳うブラウザゲームである。2014年6月18日に正式サービス開始。同シリーズに、SRPGの式姫草子、箱庭育成SLGの式姫の庭がある。
ゲームの舞台となるのは江戸時代の日本列島。プレイヤーは「逢魔時退魔学園(おうまがときたいまがくえん)」に通う駆け出しの陰陽師となって式神(式姫)と共に妖怪を退治し、妖怪のはびこる地「かくりよ」に通じる門を封印することが目的となる。
幽世(かくりよ)とは永久に変わらない神域。死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされる。「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した。日本神話や古神道や神道の重要な二律する世界観の一方であり、対峙して主人公たちの住む世界が「現世(うつしよ)」である。
戦闘システムはランダムエンカウント+アクティブターンバトルを採用。戦闘が始まるとゲージが溜まり始め、プレイヤーはその途中で技や術など行動を入力しておき、ゲージが一杯になったところでキャラクターが行動する。入力がなければ通常攻撃を行う。技や術、アイテムの使用にはクールタイム(リキャスト時間)が設定されており、強力なものほど一度使用してから次に使用できるまでの時間が長い。
特定の戦闘では他のプレイヤー(最大10人)が協力して戦うことが可能。敵と同時に向き合えるのは最大3人であるため、控えメンバーとの交代のタイミングや役割分担が重要である。プレイヤー同士の対戦要素はない。
かくりよの住人を「型紙」を依代として契約を結んだ存在。式姫を封じているボスを倒すことで、対応する型紙を入手できる。
呼び出したい式姫を指定できる「指定召喚」とランダムで呼び出す「銀/金/虹/虹+召喚」がある。
指定召喚は呼び出したい式姫を自分で選ぶことができる。ストーリーを進めると式姫を封じている祠のボスが順次解放される→ボスを倒すと対応する型紙が手に入る→型紙を使用して対応する式姫を召喚する…という流れ。式姫の進化にも型紙が必要になる。また、レア度の高い式姫は召喚できない。
銀/金/虹/虹+召喚は呼び出す式姫がランダムで決定し、後者ほどレアの出現率が高い。これらの型紙をゲーム内で入手できる機会は少ない。レア度の高い式姫は能力やスキルが高いことが多いため、序盤で手に入ると冒険が楽になるが、レベルアップに必要な経験値が多い点に注意。
式姫は通常のレベルアップの他、スキルを継承する「合体」や、能力が上がって見た目も変わる「進化」を通じて強化できる。
式姫のグラフィックは同シリーズからの使い回しが多いものの、全体的にかわいいイラストになっており、FSS成分が多め(主観)。初めて召喚した式姫には自己紹介の会話イベントが挿入され、式姫の性格を伺うことができる。キャンペーン等期間限定で出現する式姫にも専用の会話イベントがある。
ゲーム開始時、主人公の職業を選択する。ゲームが進めば転職も可能なため、あまり悩まなくていい。式姫も下記の職業のいずれかに属しているが転職はできない。
ストーリーを進めたり、あるアイテムと交換することで加護ポイントが手に入り、それを消費して様々な技能を取得できる。FF10のスフィア盤のようなものと書けばおわかりいただけるだろうか。
釣りや探索などのアイテム収集や、素材を基に装備品や料理を生産できる「技能」、自分や式姫のステータスを上昇させる「我」「式姫」、パーティーメンバー全員で自由に付け替えできるスキルを取得できる「特性」がある。制限があるためすべての加護を取得することはできないが、比較的楽に振り直しができるので、今の自分に適した加護を取得しよう。
ゲーム内で活動するために必要なポイント。遠征地に移動したり、特定の戦闘をこなすと消費する。リアル時間で40分(ログアウト中やサーバーメンテナンス中も含む)経過すると1回復し、最大24まで溜められる。0になると学園内での買い物や編成、チャットくらいしかできなくなるが、遠征先での行動時間を考慮するとそこまでキツキツではない。
アイテム課金。クレジットカードとWebMoneyに対応。無課金でもゲーム内の育成でそれなりに強くなれる上にストーリーが進めば進化もできるため、課金必須と言うほどではない。でも笛はあった方がいいかも。特に購入者が多い(と思われる)のは以下の2つ。
また、キャンペーン期間中は能力・グラフィックが特別なものに差し替わる式姫が登場することがあるので、公式サイトはよく見ておこう。入手方法は、通常の召喚で手に入れるものと、一定額課金すると必ずもらえるものとがある。
冒険の目的は、概要の通り「かくりよに通じる門を閉じること」である。序盤は陰陽師の活動について説明を受けつつ、主人公は仲間やライバル、先生たちとキャッキャウフフ切磋琢磨しながら次々と発見される門を閉じていくが...?
幼いころ、自分を助けてくれた式姫にもう一度会うために陰陽師となった少女。学園住み込みの生徒として知られているが、正確には主人公の家がある場所に学園ができた。座学はロクに聞いていないが実技はそれなりにこなす、ややマイペース気味な性格。
陰陽師を補佐する方位師(ほういし)で、主人公の相棒。座学の成績が優秀だが、頻繁に吐血するほど体が弱く、あまり出歩くことができない。体が弱いとかそういうレベルじゃない気が…。伝心の術を用いて離れたところから主人公と会話ができるほか、転送の術で遠隔地や自宅への移動をサポートする。ゲーム内において、いつでも自宅まで帰還できるのはこの術があるためである。また、討伐したあやかしの情報には、彼女のコメントが付く。
外出することと、ヌメヌメして鳴くもの(主に蛙)が苦手。ゴフッ!
「私は自宅待機の方位師で本当に良かったと思っています」
陰陽師の名門である土御門の娘としての義務感と、あやかしに襲われる人を救いたいという正義感から陰陽師となった。負けず嫌いで主人公にライバル意識を持ち、しょっちゅう突っかかってくるが程よくスルーされている。校長から「澄姫と主人公の実力はたいして変わらない」と言われた時は悔しさから泣き出すことも。かわいい。その一方で主人公に助言をしたり、式姫を召喚するアイテムをプレゼントしたりしている。要はツンデレ。
「あたしね、あなたには負けたくなかったの」
学園の先生。時に優しく時に厳しく、生徒たちを指導する。主人公とは旧知の中で、入学前から主人公のことを鍛え上げていた。亀の甲羅を背負っての走り込みとか。昔は「八重さん」と呼ばれていたが、主人公が入学してからは「三善先生」と呼ばれている。
学園の校長。陰陽師の始祖である吉備に連なる、学園の創始者。たった一人で多くのあやかしを討伐した。年齢は50歳以上のはずだがとてもそうは見えないロリババァ。主人公の過去を知っているようだが…?
蛙の外見をした美食家で、古くから学園で暮らしている。釣った魚や、それを基に作った料理を提出することでアイテムと交換できるクエストを担当する。目の前に赤い敷物を敷いたスペースがあるため、プレイヤー同士の集合場所によく利用されている。
「生魚の味と言うのもいいものでな」
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/18(木) 20:00
最終更新:2024/04/18(木) 20:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。