こどもの国駅(神奈川県)とは (コドモノクニエキとは) [単語記事]

こどもの国駅とは、神奈川県横浜市青葉区奈良町にある東急こどもの国線の鉄道駅である。
駅番号は「KD03」

概要

元々は1941年に建設された国鉄長津田駅からの弾薬庫線の終着駅であった。
戦後、米軍に接収された弾薬製造貯蔵施設が返還後、児童福祉施設となる事になり「こどもの国」として開園。
この弾薬庫線も施設を社会福祉法人こどもの国協会が保有、東急電鉄が運行を行う「こどもの国線」とすることとなり、1967年4月28日にこどもの国線が開通。同時に当駅も開業した。
その後、こどもの国線を通勤路線化することとなり、第3種鉄道事業免許が1997年8月1日に横浜高速鉄道に譲渡され、現在に至っている。

単式ホーム1面1線を有する行き止まり地上駅である。施設を横浜高速鉄道が保有し、東急電鉄が営業を行っている。
番線表示は無い物ものの、列車接近時には「まもなく、1番線に～」とアナウンスが入るため、1番線とされているようである。
ホームは20ｍ車両5両編成が入る有効長が確保されているが、これは当時の皇太子夫妻がこどもの国へ来園するための特別列車や、多客期の臨時列車に対応するための設備である。
実際に一度だけだがお召し列車の運転がなされた事があった。使用車両は東急8000系5両編成で、この有効長が活かされた格好となっている。

駅員は基本無配置で、長津田駅からインターホンで対応する格好となっているが、多客期は自動改札機の脇にある有人ラッチを開放し、駅員を配置する。なお、この臨時改札はIC乗車券未対応である。

2010年現在の一日平均乗降人員は11,443人である。
ただし、この数値は恩田駅を利用する定期客も含まれた数値となっていて、実際よりも多い。