「これなんてアイマス」とは、NBGIのゲーム『アイドルマスター』シリーズ=『アイマス』を彷彿とさせる要素のあるコンテンツに対する言葉である。
概要
他のコンテンツと良く比較される『アイドルマスター』の主要な要素は以下の通りである。アイドルマスター独自の要素ではない。注意されたし。
- アーケード版『アイドルマスター』にあるタッチパネルを使ったキャラクターへの指を使ったタッチ(触れ合い)。
- アーケード版のタッチ機能を継承したポインティングデバイスによるカーソル移動を使ったキャラクターへのタッチ。
- タッチの対象と成るキャラクターに「胸の当たり判定」が存在する、「πタッチイベント」が用意されている。
- トゥーンシェーダー技術による漫画・アニメフィギュア的な3DCGキャラクター。
- アイドルを育成する育成シミュレーションゲーム(育成SLG)。
- ネットを使った対戦ゲーム・ソーシャルゲーム要素。
- ゲームオリジナル楽曲を劇中に歌い踊るステージング。
- CD等によるキャラソンの展開。
『THE iDOLM@STER(アイドルマスター)』はアイドルをプロデュースする管理職プロデューサーとなり、芸能事務所所属のアイドル歌手を育成し、他のプレイヤーやCOMと対戦して、オーディションに勝ち残り、テレビ番組出演を果たし、最終的にはドームでライヴをしてアイドルの頂点を目指すゲームである。オリジナルの楽曲がアイドルの持ち歌であり、CDでは既存アーティストのカヴァー楽曲もあり、プレイアブルキャラクターのアイドル達は3DCGで描かれるキャラクターである。
動画共有サイトで投稿された動画では『アイドルマスター』のXbox 360版から登場した新人アイドル、セクハラPの星井美希のコミュ動画が「それなんてエロゲ」や「これなんてエロゲ」とタグ付けされ、評された。
『アイドルマスター』の認知度が高まるに連れ、今度は『アイドルマスター』が「エロゲ」=「アダルトゲーム」「R-18ゲーム」「18禁ゲーム」「成人向けゲーム」の様な「アイマス」言うゲームジャンル扱いにされる側に回る事になった…。
恐らく、1996年代から2005年迄の2DCG全盛の時代に家庭用2DCGゲームとして『アイドルマスター』が登場したら、きっと歌い踊る歌劇団の女性隊員を率いる隊長ゲー(管理職ゲー)、『サクラ大戦』に準えて、「それ何て『サクラ大戦』?」と評されたに違いない様に…。(元々アーケードゲームであった『アイドルマスター』の家庭用ゲーム機参入は2007年からである。)
なお、NBGI自身も『アイドルマスター』のノウハウを流用した、Wii専用ゲーム『WE CHEER(ウィー チア)』『ハッピーダンスコレクション』や低年齢児童向けアーケードゲーム、データカードダス『プリキュア』シリーズのゲームで、トゥーンシェーダーの3DCGキャラクターを歌い踊らせている。NBGIゲームファンは心置きなく、「それなんてアイマス」の声援を送ったと思われる。
『アイドルマスター』のゲームシステム自身、既存の音楽ゲーム、パズルゲームのシステムをミニゲーム化して組み込んでいる。
類似性を感じさせるコンテンツの例
アイドルマスターとの共通点が認められる、もしくはリスペクト要素が認められるコンテンツは以下の通りである。
ゲーム
- 『タイムリープ』『タイムリープぱらだいす』
- フロントウィングのアダルトPCゲーム及び全年齢向けXbox 360専用ソフト。
- 「プロデューサーさん」と言う台詞が登場する、3DCGキャラクターがゲームオリジナルソングを歌い踊るPV的演出のベンチマークソフトがある。『タイムリープぱらだいす』ではキャラクターが歌い踊る事がゲームの中心要素の一つに据えられた。
- 『らき☆すた NETiDOLMEISTER(ネットアイドルマイスター)』
- 角川書店のPSP専用ゲーム。
- 『らき☆すた』の面々がネットアイドルに?タイトルから既にパロディのネットアイドル育成シミュレーションゲーム(育成SLG)。
- 『オトメディウス』『オトメディウスG(ゴージャス!)』
- KONAMIのアーケード及びXbox 360専用横スクロールSTG。
- アーケード版はタッチパネルを備え、指でディスプレイ上に存在するボタンやアイコンをタッチして操作するUIを持つ。女性キャラクターにもタッチ可能で、胸に対するタッチ、「πタッチ」と呼ばれる女性キャラクターに対するセクハラ行為も可能である。
- 『どきどき魔女神判!』『どきどき魔女神判!2』『どき魔女ぷらす』
- SNKプレイモアのDS専用ギャルゲーム。
- 女性キャラクターの体をタッチするセクハラプレイがゲームプレイの中心要素。πタッチも可能。
- 『ドリームクラブ』『ドリームクラブゼロ』
- D3パブリッシャーのXbox 360専用ゲーム。
- 3DCGプレイアブルキャラクターのホストガールの一部がアイドルマスターのアイドルと類似性があり、ゲームオリジナル楽曲を歌い踊るカラオケのステージング演出とキャラクターに対するタッチが可能で、πタッチも可能と言う共通要素がある。
- 『初音ミク -Project DIVA-』『初音ミク -Project DIVA- 2nd』『Project DIVA Arcade』
- SEGAのPSP専用及びアーケード音楽ゲーム。
- 3D CGでのステージング PVに類似点を見い出せる。『アイドルマスターSP』衣装をコラボDLCとして配信する、或る意味『アイドルマスターSP』との姉妹ゲームの様相を呈してきている。
- 『ラブプラス』『ラブプラス+』
- KONAMIのDS専用恋愛ゲーム
- プレイヤーの彼氏が3DCGのキャラクターにタッチしてキスをしたり触れ合ったりするコミュニケーション機能に類似性がある。ゲームオリジナル楽曲のキャラソンCD展開にも積極的である。
- 『初音ミク ボカロ×ライブ!』
- 携帯向けSNS GREEのソーシャルゲーム。
- クリプトンのボーカロイド達を「レッスン」で育成し、「コンサート」「ライブバトル」で対戦と言う育成対戦要素に類似点がある。[1]
ゲーム以外
- 『ハートキャッチプリキュア』『フレッシュプリキュア!』
- 東映アニメーションのテレビアニメ。
- EDはトゥーンレンダリングの3DCGのプリキュア達が踊る華やかなPV仕立てである。
- 『アイドルカフェ AKIBA 天球』
- コンセプトが「リアルアイドルマスター」のアイドル歌手のパフォーマンスステージ付きライヴカフェ(喫茶店)。
- 実在アイドルをアイドルマスターに準えた応援システムでファンがプロデューサーとなって応援する「疑似プロデュース」サービスを展開する「アイドルカフェ」。[2]
- 『マイドル!SUPER☆GiRLS』
- avexの運営するリアルアイドルグループ『SUPER☆GiRLS』育成応援携帯サイト
- ファンがサポータープロデューサーとなり、実在アイドルのグッズやライブチケットを購入してポイントを溜めて、そのポイントで、アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」のメンバー応援をするサイトである。[3]
現在、『アイドルマスター』は、比較的認知度の高いコンテンツではあるが、他のコンテンツの認知度の伸びいかんよっては『アイドルマスター』の方が「それなんて『初音ミク -Project DIVA-』?」、「それなんて『ラブプラス』?」と呼ばれる日が来るかもしれない…。
現状でも、マスメディアにおける露出が大きなギャルゲの老舗、KONAMIの『ラブプラス』『ラブプラス+』の方が一般認知度が高いとすると、『アイドルマスター』の方が「それなんて『ラブプラス』?」と言われる可能性さえある。
関連動画
関連コミュニティ

関連項目
- ゲーム
- アイドルマスター
- タイムリープ
- ドリームクラブ
- 初音ミク -Project DIVA- / 初音ミク -Project DIVA- 2nd
- ラブプラス
- らき☆すた
- プリキュア
脚注
- *GREE Platformにソーシャルゲーム第一弾を公開 『初音ミク ボカロ×ライブ!』を提供開始
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=62657 - *秋葉原版リアル・アイマス!? 新人アイドルをプロデュースできるカフェ - 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2009/06/post_2135.html
秋葉原マップ:アイドルカフェ AKIBA TENKYU(アキバ天球) -アイドルが運営するカフェ
http://akibamap.info/archives/51221149.html
アキバ総研-アイドル育成カフェ「AKIBA TENKYU(アキバ天球)」オープン! 来店客すべてがプロデューサー-[秋葉原総合情報サイト]
http://akiba.kakaku.com/gourmet/0906/05/220000.php - *リアルアイドル育成支援サイト『マイドル!SUPER☆GiRLS』
http://ikusei.supergirls.jp/pc