ご都合主義

ご都合主義とは、作者の都合のように物語を進めることである。

概要

ご都合主義の例としては

• 後付けや矛盾した設定
• 強引で唐突な展開
• 偶然や奇跡の乱発
• 不自然な心理描写
• 本来の競技ならルール違反の行為をし、反則を取られない
• 主人公側に有利にことが運ぶ（主人公補正、主人公マンセー）

などが挙げられる。

以上のような手法を多様する作品は作者の構成能力が低いとして批判の対象になりやすい。
しかし、余りに合理性や設定に拘りすぎると面白く無くなることもあると、芥川龍之介がそれに近いことを言っている。
また、キン肉マンやドラゴンボールのように、読者にそれを気にさせずに人気を得た作品があるのも事実である。

例外

以下もご都合主義であるといえるが、事後でなく事前に用意されることが多く、物語の成立に不可欠な世界観であるため、むしろ「お約束」として扱われることが多い。

• シリーズの探偵物で行く先々に殺人事件や誘拐事件が起こる
• ヒーロー物で変身の間に敵が攻撃せずに待っている
• スポーツ物で過剰に会話や思索が入る
• 外国人や宇宙人の設定なのに邦語で話す
• 大の大人が異常にハイテンションで玩具を扱う

関連項目

• デウス・エクス・マキナ
• 俺ルール
• 超展開
• 中二病
• お約束
• ストーリー 
  • 小説 /  ドラマ / アニメ / 漫画