とある企業の産業廃棄物

とある企業の産業廃棄物とは

フロムソフトウェア製作のロボットアクションゲーム『アーマード･コア ラストレイヴン』（以降LRと表記）において登場したAC用右腕用武器『YWH16HR-PYTHON』（後述）の蔑称である。

由来はこの武器が電磁投射砲（レールガン）である事、
また『アーマード･コア』シリーズにあって

• 同系統、類似の機器に多くのカテゴリー（重量・消費EN・火力・弾速etc）で劣る下位互換機種
• その入手に際して支払われる努力_※1に見合わない低い性能
• OPムービーでのケレン味溢れる活躍・演出に昂ぶる期待と実際に使用した際の落差_※２

これら（特に前二項）を満たした駄パーツ群を
皮肉と恨めしさを込めてファン間で伝統的に産廃（産業廃棄物）と呼ぶ事、
これらをアニメ『とある科学の超電磁砲』のタイトルと掛けたものである。

なお、広義に於いては上記兵器に留まらず、その他の『産廃』パーツに対しても用いられる場合もある。

YWH16HR-PYTHONとは

LR以前は肩部ハードポイントにのみ搭載可能であった_※３重火器・レールガンを小型化し、マニピュレーターで直接携行、運用可能にした初の『ハンドレールガン』カテゴリーの武器である。

LRオープニングムービーにて中量二脚AC『カスケード・レインジ』に搭載された本銃は、ただ一度の砲撃で強襲した駐屯部隊を周辺区画ごと（おおよそ100m四方以上を）爆砕せしめるという驚異的な威力を披露。

しかしゲーム中での実際の性能はと言えば
弾速は一般的なレーザーライフルのそれと変わらない鈍足、_※４莫大な電力を消費する機構であるからかEN武器扱いである、_※5挙げ句の果てには１発ではヘリすらまともに撃ち落せない低火力、という三重苦であり、
そもそも入手する為には全ミッション通じて１、２位を争う最高難易度のミッションをクリアせねばならない。

要は最初から手に入る安価な実弾ライフルや単発のミサイルにすら多くの性能面で劣り、
前述した『がっかりパーツ三原則』に見事に則った文句無し完全無欠、LRを代表する『産廃』なのである。

その他の産廃例（登場作品により程度に上下あり）

• 右腕or肩武器との併用可能な左腕ペイロードを潰しながらENを莫大に喰い、効果範囲も狭い『左腕ENシールド』
• ６発同時発射でありながら初弾以降はロックオン座標に撃たれない『ハンドガン』
• 以下追加中

関連商品

LROP登場機体の立体化モデル。右腕に装備している三又状の武器がYWH16HR-PYTHONである。

 

脚注

※1そのゲーム中における全ミッションの最高評価取得など。
※2シリーズ通じてのムービー内に限られた演出は総じて『OPマジック』或いは『ムービープレイ』とも称される。
※3LR以前のシリーズでは『砲撃時の衝撃を緩衝し切れない』という理由からレールガンを含む一部のキャノン系武器は（何故か光学兵器も）タンク脚部、接地した状態の４脚、『常人離れした処理で姿勢制御を可能とする』強化人間の乗機、の例外を除き機体を静止し砲撃姿勢を取らなければならない為、自然と機体構築（アセンブル）が制限される。
※4レールガンは投射前に１秒弱のチャージが必要かつその際特徴的な光と音が生じる＝察知され易く回避行動を取られ易く、それを補う『必中の超弾速』こそがレールガンのウリである。
※5レーザーやパルス、プラズマ等の光学（EN）武器＆の射撃に使用するエネルギーは機体の移動、回避に使用するブースト用のそれと共用であり（伝統的に待機消費ENも多め）、乱発は即挙動の低下＝被弾増に繋がる。

関連動画

恐らく本タグの元凶。
格好良く見えたり性能を百も承知で使ってみたくなったら多分あなたはOPマジックにとり憑かれている。

1:23～より運用場面。
タグ、コメントどころか動画そのもの字幕にすら論われる程の産廃っぷりを是非自分の目で確かめてみよう。

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