とある魔術の電脳戦機 単語


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トアルマジュツノバーチャロン

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とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)とは、セガのハイスピード対戦TPSアクション『電脳戦機バーチャロン』と、鎌池和馬のライトノベルを原作とするメディアミックス作品『とある魔術の禁書目録(インデックス)』との、まさかの公式タイアップ作品である。
2017年12月現在では小説・ゲーム・コミカライズの3方面に展開されている。
公式推奨のtwitterハッシュタグは「#禁書VO

概要

2016年初頭、『とある』シリーズファンとチャロナー(『電脳戦機バーチャロン』シリーズファンの呼称)の間に思わず耳を疑う情報が入った。それが前述のクロスオーバーである。
当然ながら2つの作品の間にはこれまでほとんどリンクがなく、どちら側のファンも「誰得なんだコレ」「どういうことなの…」と混乱をもって迎えられた。無理もない話である。

しかし、作り手の方は自暴自棄のヤケっぱちなどではなく本気のガチであった。

チャロン公式、すなわちSEGA側から持ち掛けて始まったコラボなのだが、本格的なサポートシフトを組んで事に当たっており(チャロン外部参戦時ではいつものことだが)、設定・シナリオ監修にはチャロン生みの親である亙重郎(Dr.ワタリ)氏が直々に、イラストは公式絵師のカトキハジメ氏が多数の書き下ろしを含め全て担当。彼らの本気に当てられた鎌池氏も「違う、なんかいつもの仕事と違う!」と半ば困惑しつつもノリノリで書き上げた。

その結果、物語の軸は氏のシリーズ『とある魔術の禁書目録』であるものの、バーチャロンの設定がしっかりと反映されたストーリーの妙あり、バーチャロイド(作中に登場するロボットの呼称。略称「VR」)の激しいバトル描写あり、抱腹絶倒のギャグパートあり、1ページ近くにも渡る上条さんの説教熱血シャウトあり…と、『とある』シリーズファンはもちろん、チャロナーのファンアイテムとしても納得の出来に仕上がっており、既読者からの評価はおおむね良好。 

小説「とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」

2016年5月10日発売。『電脳戦機バーチャロン』シリーズ20周年記念作品でもある。

  • Q:『とある』シリーズよく知らないけど大丈夫?
    A:大丈夫だ、問題ない。仮にこれまで『とある』シリーズに全く触れたことが無くても、本作だけで綺麗にまとまっているので十分楽しめる。
    『とある』シリーズはバトル物+群像劇で、登場人物は大なり小なり超能力を持つ者が多いのだが、本作のバトル描写はVRの戦闘が大多数なので超能力はほとんど使われない。もちろん要所では使われているのだが、「おおよそこんな能力なのね」程度には理解できるようになっている。
  • Q:『電脳戦機バーチャロン』シリーズよく知らないけど大丈夫?
    A:大丈夫だ、問題ない。仮にこれまでバーチャロンシリーズを全くプレイしたことが無くても、十分楽しめるように配慮されている。冒頭には基本用語集&登場VRのイラストが載せられているし、物語序盤はインデックスが上条当麻をフルボッコにするチュートリアルめいた展開になっている。
    そのため小説だけ読んでも「おおよそこんなゲームなのね」程度には理解できるようになっているが、それでも気になる点があるなら対戦動画を何本か視聴してみるのもいいだろう。
    なお、その際は2作目の『オラトリオ・タングラム』の物を推奨する。  

あらすじ

学園都市に住む人の間で急激に普及が進む携帯端末「ポータブルデバイス」。
我々の世界における「スマートフォン」を思わせる多機能性を誇るうえ、それを誰でも(たとえ機械オンチのインデックスであったとしても!)使いこなせるよう完璧にサポートする超高性能AIも搭載。そんな物が「初期投資が実質無料で」配られた…とあっては使わない理由などなく、ポータブルデバイスは暮らしの中で無くてはならない物になっていった。

そんなポータブルデバイスには、とあるゲームがプリイントールされていた。
その名は『電脳戦機バーチャロン』。
それは巨大ロボット「バーチャロイド」の幻影を実際の街並みに投影して行われる高速の対戦アクションゲーム。超能力者だろうが無能力者だろうがテクニックさえあれば誰もが対等に渡り合えるため、学園都市の若者の間で爆発的に流行。e-sportsさながらの大規模大会が行われる程の人気を獲得した。

しかし、世の中にはこんな言葉がある。「美味い話には裏がある」。
ポータブルデバイスとバーチャロンを生み出した者は、決して慈善事業でやっているわけではない、そこには確固たる必要性と理由があってそうしているのである…。

インデックスにせがまれる形でバーチャロンと出会った上条当麻。
そして、それ以降彼は本来ありえない未曾有のアクシデントに巻き込まれていく。それは電脳戦機と学園都市が交錯した、壮大な闘いの幕開けの合図だった…。

劇中のレギュレーションについて

作中のバーチャロンだが、我々の知るこれまでのどの作品とも異なったレギュレーションに変更されている。
実はSEGA側が小説媒体に合わせたルールブックを製作して提供しており、作者自身も唖然としながらそれに準じた描写を行っているという経緯があとがきで語られている。この仕込みの速さ、さすが未来を生きるSEGA…

  • 基本システムはM.S.B.S Ver.5.XX(オラタン)準拠。作中のバージョン表記はVer.20.5。
  • 登場機体(バーチャロイド)は第二世代型(オラタン登場機体)と第三世代型(フォース/マーズ登場機体)。
    • 主に登場するのは第二世代型だが、ヤガランデやガラヤカの名が出てきたり、妨害系技能がちょこちょこピックアップされていること等から、OMG、フォースの要素も混じっている。
    • 「マテリアルアナライズ」と呼ばれるシステムで機体をカスタマイズ可能。デバイスで撮影した物体(生物、非生物問わず)の特徴を取り込みデータとして加工・組み込むことで、パラメーターの変動のみならず、姿形を変えたり大盾等の新規武装を持たせるといったことまで可能
    • 「サイファーは人型と飛行機形態の2つのモードを駆使して戦う」「エンジェランはジャミング等の妨害に特化した機体」といった若干のアレンジもある。
  • 1ラウンド90秒、3ラウンド2本先取制。
    • タイマンだけでなくチーム戦も可能。最大同時対戦数は不明(劇中では2on2まで)。乱入による変則マッチもある。
    • 勝敗は加点方式。「タイムアップ時にポイントが優勢だった」または「予備機含め相手チームを全滅させた」側がラウンド取得。
      • 敵機に有効打を与えると1点獲得。
      • 敵機の転倒(ダウン)につき2点獲得。ダウンした敵機が3秒以内に起き上がらないとさらに1点獲得。
      • 敵機撃破で5点獲得。
      • 消極的行為及びラフプレイに対する「ネガティブペナルティ」が存在。発覚した場合1点減点。
  • ステージは現実世界の風景をそのまま使用。ビルの壁を蹴って三角飛びしたり、射撃を防ぐ遮蔽物として利用可能。
    • 戦闘領域の広さはレギュレーションに応じて変更可能(大会予選では800m四方) 。
    • チーム戦では「ピットエリア」が存在する。ここで予備機と交代したり、武装を変更することが可能。射撃兵器は境界のバリアで弾かれるので交代・換装は安全に行えるが、当然ながら時間をかければかけるほど僚機が危険に晒される時間が増えることになる。

主な登場人物

上条当麻

『とある』シリーズの不幸体質な主人公の少年。
インデックスに誘われる形でバーチャロンをプレイし始めたのだが、それがバーチャロンに仕込まれた「裏の顔」へと彼を引き寄せる。

愛機は「テムジン」。
『電脳戦機バーチャロン』シリーズの看板機体にして、その扱いやすさから
初心者から上級者まで搭乗者が多い人気VR。そんなテムジンに主人公の上条当麻を当てたのは当然の帰結と言える。あとターボ近接に拳でぶん殴る技があるし。

インデックス

『とある魔術の禁書目録』のメインヒロインであり、上条当麻の寮に居候中の妖怪食っちゃ寝少女。
不精な性格ながらなぜかハマったバーチャロンを上条当麻に勧めることとなる。

愛機は「バル・バドス」。
多種多様な武装が織りなす膨大な連携を全て手動で入力するため、「ニュータイプ専用」とまで言わしめる程の上級者向け機体。
ちなみに、「せっかくのコラボなんだからこれぐらいしないとダメだ!」というカトキの悪ノリのせいで、「バーチャロイド化したインデックス」とでも言うべき魔改造が施されている。

ゲーム版では機体名が変更されている(後述)。

御坂美琴

『とある』シリーズのヒロインであり、スピンオフ『とある科学の超電磁砲』の主人公も務める少女。
友人達とチーム「ジャッジ・イグナイターズ」を組み、バーチャロンの大会に参加している。
しかし、彼女はとある案件を抱えており……

愛機は「ライデン」。
鈍重ながら高火力・重装甲の機体で、双門レーザー砲、バズーカなど必殺武器が満載。
美琴が搭乗するライデンはマテリアルアナライズで運動性を強化しており、当麻のテムジンに匹敵する機動力を発揮する。また、チームメンバーと同系のカラーリングを施した結果、紫と白のスポーツカーのような外観に。すげぇS.H.B.V.Dに入れるじゃんビリビリさん。

白井黒子

美琴の後輩であり、チーム「ジャッジ・イグナイターズ」の一員。
大会予選で御坂と共に食蜂チームと対戦、かろうじて勝利を収めたが…

愛機は「フェイ・イェン・ザ・ナイト」。
軽量級ゆえの軽快な動きと、使いやすい武装が遠近共に揃っているため扱いやすい。さらに体力が50%を切ると「ハイパーモード」が自動発動して機体が金色に輝き、射撃の性能がアップする。ただし火力は低めで装甲もかなり薄い。
外観もチームメンバー同様のカラーリングが施された独自仕様となっている。

一方通行

上条当麻のライバルともいえる少年。同時に世界有数の超能力者でもある。
バーチャロンにまつわる不可解な事件とその核心であるブルーストーカーを追っている。

愛機は「スペシネフ」。
単発高威力な射撃と地上ダッシュの速さで相手を翻弄できるが、反面紙装甲で移動にひとクセあるピーキーな機体。
しかし、本編では機体そのものではなく、原作にも存在する「スペシネフが持つ精神感応能力」が事件を解決するカギとなる。

青髪ピアス

上条当麻を「カミやん」と呼ぶ親友で、本作では趣味(チャロン)と実益(バイト代)を兼ねて駅前のポータブルデバイスセンターでバイトしている。

愛機は「ドルドレイ」。
機動力が低いという欠点を厚めの装甲と射撃攻撃を弾くバリア「Vアーマー」で補いつつ、火炎放射やドリル射出といった武装で相手を削る、「耐えて勝つ」機体。
ただし、青髪自身はどうも勝敗は二の次らしく、ガラヤカのモーションを組み込んだり、機体の表面に美少女ペイントを施した痛仕様にして楽しんでいる。

食蜂操祈

常盤台中学の最大派閥を取り仕切るお嬢様で、本編序盤にて美坂美琴のチームと対戦。

愛機は「エンジェラン」。
機動力が高いうえに誘導性に優れた武器を多数扱えるが、代わりに低装甲・低火力であるため、リードを奪われると逆転するのが難しい玄人向けの機体。
彼女のエンジェランには「ハイヴ・イータ-(蜂の巣食らい)」という二つ名が付けられており、その名の通り「蜂」をモチーフとした黄色と黒主体のカラーリングが施されている。また、元々エンジェランに備わっていた妨害能力をさらに強化している模様。

富良科凛鈴(ふらしな りりん)

上条当麻の元に突如現れた謎の少女。バーチャロンに関する知識は相当なものだが、要介護レベルで常に眠りこけており、上条、インデックス、富良科の3人が揃うとトリオ漫才レベルのギャグパートが展開される。
チャロナーなら即座にストーリー上の重要人物「リリン・プラジナー」を連想するが…?

「上条当麻君。本来なら私は眠り続けていなければならない身なんですけど」

正体は学園都市から精製された「『とある』世界におけるリリン・プラジナー」で、ブルーストーカーが「セカンドプラジナー」と呼んで追い求める人物。
彼女が完全に覚醒することは学園都市の完全崩壊と同義であり、本来ならこの世界にいてはならない存在である。しかし、それがわかってもなお、上条当麻は彼女を救うために奮戦する。

リリナ

ポータブルデバイスにプリインストールされているサポートAI。バーチャロンのアドバイスだけでなく、ポータブルデバイスに組み込まれた機能(撮影機能や電子クレジットの残高確認等)まで使いこなせるよくできた子。
…なのだが、「ポータブルデバイス所有者の言動を学習してAIが多種多様に変化する」という特徴を持つため、上条当麻のリリナはマスターをマスターと思わぬ軽口を叩きまくる。ギャグパートに加わるともう目も当てらんない。

ブルーストーカー

バーチャロンにまつわる都市伝説のように語られている謎のプレイヤー。
無差別に対戦を申し込んでは、圧倒的な力で勝ち星を挙げて去ってゆく。
その正体は電脳歴(バーチャロン本来の世界)からの来訪者。
「コード:フェニックス」と呼称される遠大な計画を達成すべく、タングラムの防衛機構である「自分を用いるに能わずと判断した人物を、『平行世界の同一存在と入れ替える』という形で放逐する」能力を利用し、新天地へとやって来た。

愛機は「サイファー」。
高い空中制御能力と鋭い弾道の弾丸による一撃離脱戦法が武器の機体。ただしスペシネフ並みかそれ以下の紙装甲で、一瞬の油断が命取りとなる上級者向けの機体。
右腕の基本武装「レヴナント」が大型の実体剣へ換装されていたり、通り名の如く青いカラーリングが施されている。

タングラム

『電脳戦機バーチャロン』シリーズに登場する「時空因果律制御機構」にして、2作目『オラトリオ・タングラム』のラスボス。
「因果律、すなわち未来を思うがままに改変できる」というトンデモ能力を有しており、タングラムを手中に収められれば世界の神となったも同然。それ故に、その力を危険視したリリン・プラジナーによって公正明大な人格を与えられ、多数の平行世界を結ぶ「電脳虚数空間」へと身柄を移された。

ゲーム『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』

2017年3月12日に東京・秋葉原で「ゲームの電撃 感謝祭2017&電撃文庫 春の祭典2017&電撃コミック祭2017」が開催され、その会場にて『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』のゲーム版をセガゲームズから発売することが発表された。

未確定要素が多いため現時点では何とも言えないが、作り手側の気合は十分であり、これがヒットすればバーチャロンシリーズ再興と本作名義での『とある』シリーズスパロボ参戦の芽が生まれる。今後の情報公開に備えよう。

あらすじ

今回の事件の黒幕であるブルーストーカーとの死闘に決着がつき、富良科凛鈴はタングラムによって「学園都市の世界に属する人間である」と存在を書き換えられ、消滅をまぬがれた。
そして上条当麻と富良科凛鈴は元の世界、いや「限りなく同一であるが何かが違う世界」へと帰還を果たす。「電脳戦機バーチャロンという存在などなかった」世界へと。

帰還を果たした上条当麻はしばしの間平和な日々を過ごしていたが、そんな中彼がふと部屋の隅を見やると、見覚えのあるポータブルデバイスからあるニュースが流れてきた。
「『電脳戦機バーチャロン』というフリーゲームに流行の火が点いています。製作者の名前は富良科凛鈴さん。このゲームは現在普及しつつあるポータブルデバイスを利用し…」
その後歴史は繰り返され、バーチャロンは若者の間で大人気のゲームとなった。

上条当麻と富良科凛鈴のみぞ知る2度目のバーチャロンの流行。普通のゲームとして遊ばれている光景を見て、「ま、前のバーチャロンのことなんて誰も覚えていないか」と安堵する上条当麻。
しかし、一部の者達は気付いていた。今回のバーチャロンに隠された裏事情を。時空を超え我々の世界を興味津々な眼差しで見つめている存在を。

「いつか『夢』の冠が取れる日が来ますように」という言葉で締めくくられた小説版『とある魔術の電脳戦機』から約2年。その言葉が現実となる日がやってくる。
ゲーム部分はシリーズのコアスタッフたる亙重朗とカトキハジメらが手掛け、ストーリーは原作者の鎌池和馬が書き下ろし。電脳戦機と学園都市が再び交錯して生まれた新たな物語に、括目せよ。

確定要素

  • 発売日は2018年2月15日。体験版が2017年12月14日以降配信されている。
  • 対応機種はPlayStation4及びPlayStation Vita。
  • ジャンルは「対戦型アクション」。
    • 小説版バーチャロンをベースに、未公開のルール・システムを組み入れるといった若干のアレンジを加えた物になる模様。
    • バージョンはM.S.B.S Ver.55.55。
    • 最大4Pでの対人戦が可能。PSVitaを持ち寄ってのアドホックプレイおよびオンラインプレイにも対応。ただし、PS4とPSVita間でのクロスマッチングは行われない。
  • BGM担当は小山健太郎氏から古代祐三氏に変更。

2017年12月の時点でゲーム版への登場が確定している人物

  • VRとそれに乗る人物は紐付けされており、搭乗者の特殊能力が第四の兵装「ブーストウェポン:VW」として発現、使用可能になっている。なお、乗り換えはできない模様。
  • CVはアニメ等のメディアミックスで登場したキャラは全員それらに準拠。未登場キャラは個別に記す。

上条当麻 with「テムジン707G VSL」

オーソドックスな第二世代型テムジンだが、小説版と異なりカトキによる「VSL(Virtualoid Sport Line)」のカラーリングが施されている。武装もほぼ第二世代型テムジンを踏襲しているが、TCWの縦カッターに麻痺効果が付与されているといった若干の差異あり。
ブーストウェポンは「幻想殺し(イマジンブレイカー)」。
「そげぶ」のシャウトと共に高速突進、右手でぶん殴って大ダメージを与える技で、「ヒットした敵機のブーストモードを解除する」効果がある。

インデックス with「バル・ルルーン」

小説版では「インデックス専用バル・バドス」という表記であったが、ゲーム化の際に固有名詞が与えられた。彼女の設定を反映してか、RWのリングレーザーはネコ型に、LWのマインはアイスクリームや金平糖といったお菓子に変わっている。また、元となったバル・バドスと異なり「初心者向けチューニング」となっており、TRW&LWは「ERL設置後、数秒後に自動で射撃を行う」技に変化している。
ブーストウェポンは「自身周囲に黄金の羽根を散布する」というもの。
この羽は相手の射撃攻撃を跳ね返すバリアとなるだけでなく、直接相手に当てることで恐ろしい効果を発揮するのだとか。

インデックスwith「バル・バドス」

小説版では登場しなかったプレーンのバドスだったが、ゲーム版では追加されている。
体験版ではインデックスが搭乗していたが、「ペンデックス(「自動書記(ヨハネのペン)」を発動したインデックスのあだ名)が乗るのでは?」という推測も一部では聞かれる。
こちらはルルーンと異なり完全に上級者向け。近接ボタンと各射撃ボタン同時押しで脚ERLを使った攻撃が出せるため、単純に攻撃のバリエーションが1.5倍近く増加している。そしてTRWとTLWはオラタン同様ERL設置、そこから出せる特殊技もCISディスポージャー(ブラックホール)以外は存在が確認されている。
ブーストウェポンはインデックスと共通。

御坂美琴 with「ライデン【Judge Igniters】」

小説版での搭乗機のデザインを忠実に再現した機体。マテリアルアナライズの補正が無いのか動きは鈍重だが重装甲・高火力は健在。さすがにS.H.B.V.D仕様じゃゲームにならないし。また、触れた相手を麻痺させるTCWの「フラグメント・クロー(通称「ネットレーザー」)」はハーフキャンセルにも対応。
ブーストウェポンは「超電磁砲(レールガン)」の異名にちなんだレーザー攻撃。
高威力・長射程・早い発生・優秀な射角補正ありと非の打ち所がない性能。ネットレーザー→レールガンの連携はタイマンでも2on2でも猛威を振るう。

白井黒子 with「フェイ・イェン・ザ・ナイト【Judge Igniters】」

こちらも小説版の搭乗機のデザインを忠実に再現。
ブーストウェポンは「空間移動(テレポート)」で上空に退避後、数秒間相手の頭上に鉄の槍を落とし続ける技。
相手の攻撃を見てからVWで反撃余裕でした、という戦法が取れる。特に避けづらいそげぶやレールガンもカットインを見てからタッチ連打すれば高確率で回避しつつ攻撃に繋げられる。

一方通行 with「スペシネフ【Rusty Blood】」

その二つ名の通り、背中のEVLバインダーと爪に赤のカラーリングがされている。
誘導性の高いLW(鬼火もあるよ!)でプレッシャーをかけつつ、トータルバランスに優れたRWとCWで仕留める、というスペの基本は変わらず。また、ジャンプターボ攻撃が全て封印弾なので、2on2の支援機としての一面も。
ブーストウェポンは「TLWよりも巨大な漆黒の玉を生み出す」技。
ダメージは与えられないものの、敵機を吸引し移動を著しく阻害する。そこにスペシネフの攻撃を合わせられてダウンしようものなら、相手に大量得点を献上してしまうためかなりの驚異となる。
なお、本機のブーストウェポンは性能がコロコロ変わっており、「ヒットした敵機に特大のスリップダメージを与える大玉発生&自機に弱めの射撃武器反射能力付与」→「EVLセルフクラッシャー発動(発動後13秒間被ダメージゼロ、ただしタイムリミットが来ると自爆)」を経て、今回の形に落ち着いた。

」という制限はあるが…)。

食蜂操祈 with「エンジェラン【Hive Eaters】」

小説版の食蜂機を再現したもの。武装はほぼオラタン準拠(TCWは地上が「ミラー」、ジャンプTCWが「双龍」になっている。)。ただし原作で言及されていたジャミング能力はあまりなく、さらにHPがかなり低めに設定されているのか被ダメージが他の機体より明らかに多い。
ブーストウェポンは「体当たり龍射出→時間差でアイスミサイルを8発射出、さらに自身を『エクロージョン・モード』に突入させる」と盛りだくさんの内容。ちなみに背中に生える羽は蜂の羽になっている。
エクロージョン・モードの機動力アップは凄まじく、「ブーストモード発動中はバーティカルターンの回数制限が撤廃される」仕様も相まってオラタンレベルの機動力を得られる。

佐天涙子 with「アファームド・ザ・ストライカー【Judge Igniters】」

原作小説では名前とイラストだけの登場であったが、ゲーム版で満を持しての登場。
予想通りメンバーとお揃いのカラーリングであるが、頭部の形状がメット状に変わっているのをはじめ、佐天自身のリクエストによる「アファームドのコンセプトを少々逸脱した」チューニングが施されている。
ブーストウェポンはバットで敵機をかっ飛ばす「フルスイング」。
当てにくい代わりに威力は全武装中でも最高峰、空振りしても三振までは当てるチャンスがある。もっとも、ブーストモード発動時の機動力アップが尋常ではないので、それを活用した高速機動&急襲の方が相手にとっては脅威かもしれない。

初春飾利 with「グリス・ボック【Judge Igniters】」

佐天さんと同じくゲーム版で満を持して登場。支援活動に向いている初春の能力とグリス・ボックの仕様がマッチしているせいか、ミサイルはSTダメージが高めでポイント合戦に強い。ただしHPダメージは低めということなので体力差のリードを許すと厳しい戦いを強いられる。
ブーストウェポンは2機のドローンが出現して攻撃を加える「パルスミサイル」。
何らかのデバフ効果が付与されているらしいが、以前の「敵機がロックオン不能になる」はあまりにも強すぎたせいか修正が入った経緯がある。

後方のアックア with「アファームド・ザ・バトラー」

小説版未登場キャラがまさかの参戦。
ローマ正教『神の右席』の一人で、「後方のアックア」の称号を与えられた武人。長らくロンドン塔に幽閉されていたが、「バーチャロンに秘められた何か」を探るべく学園都市にやってきた。だから「乗らない方が強い」とか言うのはナンセンスである。
ブーストウェポンは「アスカロン」。
竜殺しの聖剣として名高いアスカロンを瞬時に具現化し、どこからでも敵機頭上にワープして斬りかかる。確定状況下における最大反撃や2on2時の奇襲攻撃といった活用が見込める。

神裂火織 with「アファームド・ザ・コマンダー」

まさかの参戦2人目。
イギリス清教第零聖堂区『必要悪の教会』所属の対魔術戦闘のエキスパートで、彼女もまた「バーチャロンに秘められた何か」を探るべく学園都市にやってきた。
令刀「七天七刀」を用いた白兵戦を得意とすることから、搭乗するバーチャロイドも実体剣を運用するコマンダーを選択した。なぜ景清がいない
ブーストウェポンは彼女の必殺剣でもある「唯閃」。
居合切りで衝撃波を飛ばす技で、ヒットした敵をしばらくの間ガード不能状態に陥れる効果がある。

土御門元春 with「ドルドレイ」

小説版ではチョイ役程度の登場だったが、ゲーム版では青髪ピアスに代わってドルドレイを駆ることになった。武装はオラタンドルドレイと近く、ドリル&CD特攻も健在。ただしCWがドルカスのファランクスを模した範囲攻撃となっている。
ブーストウェポンは「四獣ニ命ヲ(はたらけバカども)」。
ドリルを突き刺して周囲に衝撃波を飛ばし、さらに巨大化して一部の攻撃が変化する。オラタンでは巨大化はネタ技だったが、今回はガチで使える技に生まれ変わった。

レッサー with「サイファー」(CV:高田憂希)

まさかの参戦3人目&プレイアブルキャラではメディアミックス初登場。
イギリスの魔術結社予備軍『新たなる光』に所属する少女。なぜ彼女が学園都市を訪れたのか、その目的は明らかになっていないが、外部の者だからこそ知り得る特殊な事情が存在するらしい。
ブーストウェポンは彼女の霊装を再現した「鋼の手袋」。
4本のレーザーが相手に向かって飛び、ヒットした敵機にスリップダメージを与える。原作では「つかみ取る」ことができるので、もしかしたら何らかのデバフ効果が与えられているかもしれない。

富良科凛鈴&リリナ(CV:樋口智恵子)

小説版からの続投キャラで、本作でもストーリーの中核に関わっている。PVでは凛鈴がサイファー(ブルーストーカーカスタム)に乗っているシーンも見られる。
しかし、チャロナーは「CVがこの人ということは…嫌な予感しかしない」と戦々恐々のご様子。

月詠小萌

上条当麻の通っている高校の教師で、「チュートリアルをやらせるならこの人だろう」というワタリの意向で登場が決まった。
「補習」と称したチュートリアルモードで登場したり、実況中継時のレポーター役を買って出るなどバーチャロンに対して好意的である。
でも先生いつからチャロンは教科になったんですか

打ち止め(ラストオーダー)

「シスターズ」と呼ばれる御坂美琴のクローンのうちの1体で、彼女たちが構築している「ミサカネットワーク」の管理者でもある。一方通行によくなついており、一説によると彼はスペシネフEVLバインダーのデメリットをミサカネットワークの力で強引に抑え込み、そのメリットのみを享受しているという。というか原作再現とはいえなんてモンゲームに仕込んでるんですか富良科さん

レイヴィニア=バードウェイ(CV:大地葉)

レッサー同様メディアミックス初登場。
魔術結社『明け色の陽射し』のボスの少女。今回は世界各地で観測されるようになった異常事態に学園都市で流行しているバーチャロンが関わってると睨んで探りに来たらしい。
結社のボスとしての立場からは離れた活動のようで、レッサーや後方のアックアらと行動を共にしつつ、徐々に謎の核心へと迫ってゆく。

オティヌス(CV:瀬戸麻沙美)

彼女もメディアミックス初登場。
『グレムリン』のメンバーにして魔神。新約10巻以降の時系列からの出演の模様。かつて上条当麻と戦った際の漆黒の世界にも似た異空間で、交差した並行宇宙からの来訪者と対峙する。
余談だが、オティヌスとは北欧神話の最高神オーディンの異名の一つ。そして彼の乗る馬が「スレイプニル(英語読みだと「スライプナー」)」である。これは一体何を意味するのか…。

未確定要素

  • 上記以外の登場VRとパイロットの組み合わせ
    • サイファー(ブルーストーカーカスタム)はPVで登場するが、プレイアブル機体となるかは不明。
      また、小説版ではヤガランデとガラヤカは存在していることが言及されている。
    • パイロットの紐付けがされていないバニラ機体。
  • マテリアルアナライズの再現や、左ターボ射撃の削減といったゲームシステム面での変更点。

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関連項目

  • バーチャロン / 電脳戦機バーチャロン
  • 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
  • 電脳戦機バーチャロンフォース / 電脳戦機バーチャロンマーズ
  • とある魔術の禁書目録 / とある科学の超電磁砲

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