めはり寿司とは、熊野地方・吉野地方に伝わる郷土料理である。特に和歌山県新宮市のものが有名。
千貼り寿司、芭蕉葉(ばしょば)寿司、高菜寿司、大葉寿司などともいわれる。
おにぎりを高菜の浅漬けの葉でくるんだシンプルな郷土料理。和歌山・奈良両県にまたがる熊野地方および奈良県の吉野地方に伝わる。元々は山深いこの地域で木こりや筏で木や人を運ぶ「筏師」を営む人々が握り飯と漬物を片手で素早く食べられるように作られたのがはじまりといわれ、日本最古のファーストフードとされることもある。現在でも一般家庭でつくられているほか、ご当地料理として観光客にも親しまれている。
握り飯はもっぱら白米が用いられるが、かつては麦飯が用いられた。醤油ダレで味をつけることもある。おにぎりの具としては刻んだ高菜漬けの軸や鰹節、じゃこ、たくあん、梅干し、海老天など様々なバリエーションがある。
現在では食べやすいように比較的小さく作られているが、かつては素早く食べられるようにソフトボール大に握ったといわれ、名前の由来はその大きさや美味しさに目を見張るから、あるいは大きすぎて食べるときに自然と目を見開く格好になるから、源平合戦で新宮を拠点とした熊野水軍の見張り役が片手で食べたことからなどと言われている。
郷土料理・家庭料理であっためはり寿司を初めて商品化し売り出したのが1962年(昭和37年)創業の専門店「總本家めはりや」(和歌山県新宮市)で、以来観光客や帰省客に人気を集めるほか、百貨店や空港などで「ご当地弁当」として販売されていたり、コンビニエンスストアのおにぎりとして採用されるなどしている。駅弁としてはかつては新宮駅で売られる丸新の「めはり寿し」が有名だったが、2013年末~2014年初頭頃に同社が撤退。2018年現在では和歌山駅で販売される紀州水了軒の「めはり寿し」などがある。
めはりずしに関するニコニコミュニティを紹介してください。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/08(月) 11:00
最終更新:2025/12/08(月) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。