もっと!?不思議の幻想郷 単語

モットフシギノゲンソウキョウアンダーザムーンライト

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もっと!?不思議の幻想郷とは、同人サークル『AQUASTYLE』制作の東方二次創作ゲームである。同サークルの作品である『不思議の幻想郷』の続編に当たる。

正式名称は『もっと!?不思議の幻想郷 -UNDER THE MOONLIGHT- 』。略称は『もし幻』。
ジャンルはローグライクゲーム。

プロローグ版はC78にて頒布。
製品版は2010年9月14日に開催された『博麗神社例大祭SP』にて頒布予定。
・・・だったが、諸々の事情から延期された。その後、10月30日に同人ショップにて委託販売される予定となった。
・・・かと思いきや、諸般の事情からまたもや発表は延期され、C79にて頒布予定となり、今度こそ頒布された。
現在は同人ショップなどで購入できる。

AQUASTYLEのHPにて体験版が公開中。DLは こちらから

概要

AQUASTYLE制作の東方二次創作ローグライク第三弾。
キャッチコピーは『さぁ、その不思議を終わらせに行こう・・・』

基本的なシステムは前作までを踏襲しながらも、数多くの新要素が導入されている。
若干多すぎる気がしないでもない。

プロローグ版

正式名称は『もっと!?不思議の幻想郷プロローグ-地上からの脅威-』
C78にて頒布。その後、複数の同人ショップで期間限定委託販売が行われた(現在は既に終了)。

製品版に導入される予定の新システムを試験的に採用した体験版。しかし体験版とは言ってもダンジョンとストーリーは独自の物になっている。
なお、ボスについては製品版の追加ダンジョンにてプロローグ版と同じように戦えるようになっている(難易度は下がっているが)。

あらすじ

空から突如謎の鉄の箱が次々落ちて来るという異変(さなえの超特急)から明けた翌日、病み上がりの霊夢の身にまたもや異変が訪れる。

なんと、神社の境内に巨大な穴が空いていたのだ!

連日の異変に辟易とする霊夢だったが、阿求の口車に乗せられて説得に応じて、地底の誰かさんに境内の電車を押しつけるために異変解決のために、地下の奥底へと続く大穴へと単身身を投じるのであった・・・

ここまでプロローグ版あらすじ。製品版は↓

電車に関しての異変を一応片づけた霊夢。そこへ前回の異変(不思議の幻想郷)の調査を行っていた森近霖之助から、異変の原因が月にあるとの知らせを受ける。

月へ行くロケットを作るため、とりあえず霊夢はいつもの調子で河城にとりのもとへと向かう。そんな調子で大丈夫か?

ダンジョン

  • 修練の古井戸
    プロローグ版限定ダンジョン。全五階。アイテム持ち込み不可。
    弱い敵しか登場しない、言わばお試しダンジョン。アイテム蒐集にも最適。
  • 神社の大穴
    こちらもプロローグ版限定。全十六階。アイテム持ち込み可能。
    前作からのアイテム引き継ぎを想定としている為か、序盤からいきなり強めの敵キャラが出現する。クリアするには強力な装備品と豊富なアイテム、そしてそれなりの腕前が必要。素潜りでのクリアは困難を極める・・・というよりほぼ不可能。しかし、無謀にも挑戦してみた酔狂な人もいる(関連動画参照)
    最深部ではボス(※反転地霊殿御一行)が待ち構えている。

  • 幻想郷
    これより製品版のダンジョン。全十階。アイテム持込み可能。
    製品版でのスタートとなるダンジョン。人里までは「不思議の幻想郷」と同じ場所であり、人里から新規マップとなる。
    ボスはおらず、途中に人里があるので難易度は低い。序盤のアイテム集めや装備の強化などに最適。ただし、それなりに厄介な穣子、妖夢、萃香、妹紅、勇儀、小傘などが出現し、禁忌の罠なども普通に存在するので油断してると余裕で死にます。
  • 月光城
    全二十八階。アイテム持込み可能(引き継いだ第一世代の装備など、持ち込めないものも存在する)
    今作のメインダンジョン。最初からアイテム持込み前提で作られており、ボスも2連戦。おまけにボス自身がかなり強いので素潜りでのクリアは困難を極める。
    道中においても、今作より追加された地霊殿、星蓮船出身キャラが多数登場し、能力も非常に厄介なのでボス到達までにやられてしまうこともしばしば。
    最深部には過保護なあの人(+1匹)と月のあの人が待ち構えている。
    出発前に早苗さんからもらえる武器は使うなよ!絶対使うなよ!
  • 隙間城・跡地
    「不思議の幻想郷」においてメインダンジョンだった隙間城の跡地。全三十階。アイテム持込み可能。
    跡地と言っても最深部が少々変化しているだけで、ダンジョンや敵などは前作とほぼ同じ。「不思議の幻想郷」がインストールしてあり、月光城をクリアすれば人里から行けるようになる。
    数階ごとに香霖堂が存在し、回復はもちろん帰還することもできるので、アイテム集めや装備強化などが行いやすい。
  • ただしボスについては、強化と仕様の変更(鈍足が効かない)により、同じ敵ではあるが難易度は格段に高くなっている。特に穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の風祝は、月光城ラスボスをはるかに上回る鬼畜仕様。同じ感覚で挑めばまず負けます。
  • 不思議の古井戸
    前作にもあったダンジョンとほぼ同じ。全九十九階。アイテム持込み不可。
    アイテムを一切持ち込めず、落ちているアイテムも未認識と、上級者向けダンジョン。クリアにはかなりの運と実力が必要になってくる。
  • 不思議の亜空間
    全九十九階。アイテム持込み不可。
    不思議の古井戸を今作用に改良したようなダンジョン。階層ごとに出現する敵は違っており、特殊地形の上昇気流や毒沼なども追加されている。
  • 地底世界
    全十六階。アイテム持込みは可能だが、持って行ける数に制限がある。
    階層は少ないがアイテムの持ち込み制限、最初から強い敵が出現、数階ごとに1人ボスが存在(スルーは可)、飲み物を飲まなければ回復できない状態異常の脱水症状などにより、かなりの難易度を誇る。また、帰還できる場所も一切ない。
    ボスもかなりの人数+厄介な能力なので、十分に育てた装備と強化アイテムなどしっかりと準備してから挑みたい。
  • 玉兎の修練所
    全九十九階。アイテム持込み可能(月光城と同じく、第一世代の装備は持ち込めない)
    装備の育成用に作られたダンジョン。ボスはおらず、古井戸や亜空間と違いアイテムも認識しており10階ごとに帰還できるので装備を鍛えるにはもってこいだろう。
    ただし、下手をすれば死に繋がる敵は多く存在し、深部になってくると鍛えた装備でも苦戦するような敵も多い。育成用ダンジョンとはいえ油断は禁物。
  • 画竜点睛
    月光城の二十七階以降に追加されたダンジョン。アイテム持込み可能(月光城に同じ)
    真のラスボスが存在する最終ダンジョン。道中から百鬼夜行の連発。さらに強化されたボスと連戦になるボスラッシュまで存在する。
    半端なレベルや装備では百鬼夜行でも死んでしまい、ボスラッシュなどはもってのほか。ラスボスに至っては接触した途端に殺されると思ってもいいくらいの鬼畜ダンジョン。
    ラスボスはこれまで霊夢を支えてきたまさかのあの人。一撃で800ダメージ(最大HP999なのに)与えてきたりもする。
    どう見ても幻想郷最強です。本当にありがとうございました。

新要素

 

  • 新アイテム・新敵キャラクターの追加
    武器や防具がレベルアップに従って形も変化するようになり、薬や札なども種類が増えているので、総アイテム数は前作の比ではないほど増えている。
    敵キャラクターは前述の地霊殿、星蓮船キャラに加え、姫海棠はたてや三月精なども登場し、すべての敵がレベルアップでもう1段階強化されるようになった。

  • 前作からのアイテム引き継ぎ
    前作で所持していたアイテムを、例え倉庫一杯にアイテムを持っていたとしても全て引き継げる。さらに、不思議の幻想郷からプロローグ版に、そしてプロローグ版から完成版への引き継ぎも可能。

  • 博麗神社の境内で行動可能に
    前作『不思議の幻想郷』の博麗神社では、倉庫の利用やお賽銭の確認等しか出来ず、アイテムの使用や装備品の装備は裏庭というマップで行わなければならなかった。今作からはこの2つが一緒になり、神社の境内というマップで倉庫の利用やアイテムの使用などができるようになった。それに従って裏庭は消滅している。

  • 第一世代装備と第二世代装備
    今作では前述の通り前作からアイテムを引き継ぐことが出来るが、前作から引き継いだ装備品は全て「第一世代装備」となる。それに対し、今作から登場する装備は「第二世代装備」となる。第一世代装備は後述する装備関連の新要素が適用されないが、性能そのものは前作までと変わらない。
    なお、第一世代装備は月のダンジョンに持っていこうとすると消滅してしまうので注意が必要。

  • 装備成長システム
    今作より、装備品にも経験値の概念が採用された。操作キャラクターが得た経験値はそのまま装備品にも入り、獲得経験値が一定量に達すると装備品が成長する。成長することで、装備の基礎攻撃or防御値・強化限界値・印数・売却価格が増加する。この増加幅は武器によってまちまちであり、大きく成長する物もあれば、僅かしか成長しないものもある。さらに一定のレベル以上になると武器の名前も変わり、新たな印が追加される装備もある。(例:銀のナイフ→ミスリルナイフ。最終形態に成長させると、時々相手を金縛りにする世界印が追加)

  • 装備品特殊能力の成長
    今作では武器の特殊能力も経験値に応じて成長する。例えば、種族特攻武器なら成長するに従って与ダメージ倍率が上昇し、状態異常系武器なら発生確率が上昇する、といった具合。単純に能力の性能が向上するものと考えていい。なお、合成によってメイン印以外の場所に付与された能力は経験値を得ても成長しないので、高レベルの印を武器に付与させるならば、その能力をもつ装備を成長させてから合成するか、ある装備に入れてから成長させる必要がある。

  • 「印数」の導入
    風来のシレン2等でおなじみの「印数」[1]が導入された。これにより、どの能力を合成すべきか取捨選択する必要が生まれた。

  • 異種合成
    武器・防具に別系統のアイテムを合成する「異種合成」が可能になった。従来の合成と同じ要領で武器・防具・お守りにスペルカードやお札を合成し、特殊能力を付与できる。
    合成させるには前作同様に合成のスキマを使うか、にとりに投げつけて合成してもらう方法がある。

  • 調合システム
    新アイテム「調合のスキマ」による調合が可能に。素材となるアイテムを特定の組み合わせで「調合のスキマ」に入れると全く違うアイテムに変化する。中には調合によってしか手に入らないアイテムもある。
    ちなみに、特定の組み合わせでない物を調合すれば「あぶない薬」、特定の組み合わせでも一定の確率で発生する調合失敗で「ガラクタ」が出来上がる。あぶない薬の効果はお察し下さい。

関連動画

公式PV

プロローグ版

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連リンク

関連項目

  • 東方二次創作ゲーム
  • AQUASTYLE
  • 不思議の幻想郷
  • さなえの超特急
  • ローグライクゲーム

脚注

  1. *「印数」とは、装備品に付与できる特殊能力の数を表す数値。武器によってまちまちで、0な武器もあれば7や8くらいあるものもある。武器のレベルによって印数は増えるので、初期の印数が0でも育てれば10になったりもする。
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