アイズ・ヴァレンシュタインとは、大森藤ノの小説「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の登場人物である。
アニメ版の担当声優は大西沙織。
| プロフィール | |
| 性別 | 女 |
| 年齢 | 16歳 |
| 種族 | ヒューマン |
| 身長 | 162C |
| 職業 | 冒険者 |
| ステイタス | Lv.5→Lv.6 |
| 二つ名 | 【剣姫】 |
| 所属 | 【ロキ・ファミリア】 |
本作品のヒロインの一人で、外伝「ソード・オラトリア」の主人公。
金色の髪と瞳を持つヒューマンの少女。第一級冒険者。
見る者の目を奪う美しい容姿の持ち主で、オラリオに住まう冒険者たちの高嶺の花のような存在。
本編が始まった時点ではLv.5だったが、物語序盤でLv.6相当の力を持つ深層の階層主ウダイオスをほぼ単身で討伐し、Lv.6にランクアップする。
迷宮都市オラリオの最強派閥の一角、【ロキ・ファミリア】に所属する一流の冒険者でもあり、その美貌と『最強』と謳われる剣の実力から【剣姫】という二つ名で呼ばれている。オラリオの冒険者の中ではトップクラスの有名人。
主人公ベル・クラネルにとっては憧れの人であり、戦い方を教わった師匠でもあり、目標でもある冒険者としての彼に大きな影響を与えている人物である。
なお、本編ではあまりキャラクターが掘り下げられておらず、物語が進むにつれて主戦場が外伝のほうへと移っているため、原作者からも感情移入がしづらいキャラクターと評されている。
性格は寡黙で感情をあまり表に出さないタイプ。簡単に言えば天然で口下手。
人見知りでコミュ障な一面もあり、大人びた風貌とは裏腹に精神的には幼いと言える。しかし仲間思いでもあり、ファミリアのメンバーが危機に晒されたら一目散に駆けつけて救おうとする。
また非常にストイックで、暇さえあればダンジョンに潜ろうとする。
ひた向きすぎるぐらいに強さを求めており、ある時ダンジョンの攻略中において団長の命令に背き、単独で大量のモンスターを相手にしたことから仲間達からも心配されていた(その後団長のフィンから説教され反省した)。
幼い頃、目の前で両親をモンスターに殺されたことから、モンスターに対して半ば異常ともいえる憎悪を抱いており、幼少期から「怪物は必ず殺す」と誓いを立てている。彼女のこの憎悪の大きさは凶悪なレアスキルが発動してしまう程で、【ロキ・ファミリア】に入りたての頃は怪物を殺す以外には興味が無く、非常に荒れていた。この彼女の復讐心が原因で異端児騒動のときにはベルと対立し、剣を向けるまでに至った。
そんな彼女に主神のロキが「息抜きに」と誘った露店巡りの際には武器屋の前で足を止めてしまい、ロキから「アイズたんにはもうちょっと女の子してほしいなぁー」と言われる始末だった。
好物はジャガ丸くん(潰した芋に衣をつけて油で揚げた食べ物)。中でも「小豆クリーム味」がお気に入り。ジャガ丸くんに釣られてくだらないクエストをあっさりと引き受けてしまうことさえある。
人並み外れた抜群の運動神経を持つ彼女だが、実は泳ぐことができない。原因は子供の頃にリヴェリア・リヨス・アールヴに対して反抗して「おばさん」呼ばわりをしたことでトラウマレベルのスパルタ教育を科されたことによる水への恐怖心である。また、重度の酒乱であり、酔って仲間を切りつける事件を起こしたことがある。
外伝では、自分の前には英雄は現れないという絶望と自身が強くなる必要があるという必死の心情が過去の回想と絡めて幾度も描写されている。また彼女の出生には重大な秘密が隠されていることが作中で仄めかされており、謎の多い人物である。彼女の謎について知っているのは主神のロキと古参のファミリアの団員のみである。
オラリオ内でも圧倒的な強さを誇ることから、冒険者の多くからは憧憬と畏怖の感情を持たれている。
ファミリア内ではティオナ・ヒリュテ、ティオネ・ヒリュテ、レフィーヤ・ウィリディスと仲が良く、4人で行動を共にすることが多い。
副団長のリヴェリアとは幼い頃からいろいろなことを教わったということもあってファミリアの中でも特別な絆で結ばれており、姉や母のように慕っている。
主神であるロキからは眷属の中でも一番気に入られており、「自分がいる限りは男にやるつもりは無い」とまで豪語している。度々仕掛けてくるセクハラに対しては、容赦なくあしらっている。
後輩であるレフィーヤからは強く慕われており、若干百合気味な描写も見られる。あら^~。とはいえアイズにとってもレフィーヤが入団したことで自己中心的な戦い方も鳴りを潜める様になり、先輩としての責任感も身に付けるようになった。
ベート・ローガからはライバルや目標のような目線で見られている一方、自身に通じる理想を重ねた同族意識から異性として意識されている節もある。一方、彼の傲慢な一面については拒絶しており、明確に「嫌い」と言い放ったこともある。
ダンジョンの遠征からの帰り道、中層で『ミノタウロス』の群れと遭遇しファミリアで討伐していたが、【ロキ・ファミリア】の圧倒的な力に恐れをなしたのか、突如ミノタウロスたちが上層に続く階段へと逃げ出して行った。
なんとか追いかけて討伐しようとしたが、討ち漏らしてしまった一匹が駆け出し冒険者「ベル・クラネル」のいる階層まで辿り着いてしまう。
突然現れた強敵に為す術もなく、殺されてしまう寸前のベルだったが、追いついたアイズがミノタウロスを凄まじい斬撃で仕留めた。
ベルはしばらく茫然とした後すぐに逃げ出してしまい、アイズは彼を救えたことに安堵つつも、謝罪できなかったことを後悔していた。しかしこの一連の出来事はアイズの中に「忘れていた幼い頃の記憶」を思い起こさせるきっかけとなり、ベルに「夢を運んできてくれる白兎」を連想し、彼と再び出会えることを願った。
また、これ以後はベルからも憧れの対象として思いを寄せられる事になる。ベルの所属しているファミリアの神ヘスティアはそのことに嫉妬しており、アイズの事を「ヴァレン何某」君と呼んでおり、ベルとの仲を引き裂こうとするが、アイズ本人は神として敬意を持って接している。
ベルの前では年上らしく見栄を張ろうとする一面がある。彼女にとってベルは「親に隠れて飼っているペット」という認識らしい。その一方、異性として意識しているような描写もあり、異端児編でモンスターであるウィーネをベルが庇おうとしたことに大きなショックを受けており、彼女の中でベルの存在が日増しに大きくなっていることは間違いない。
キャラクターモチーフの一つは、作者が少年期に触れた任天堂のSRPG『ファイアーエムブレム』の傭兵・長髪剣士ナバールとのこと。あらゆる強敵やモンスターを一刀のもとに斬り伏せるイメージが踏襲されている。
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最終更新:2025/12/06(土) 11:00
最終更新:2025/12/06(土) 10:00
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