エクシズ・フォルスとは、スティング開発、アトラスが2009年にPSPで発売したロールプレイングゲームである。
今作がスティングがアトラスと提携して発売した初作品である。
尚スティングの看板作品であるDept.Heaven.Episode(DHE)シリーズの系譜ではない。
同シリーズは世界観が共通した作品類であり、Riviera ~約束の地リヴィエラ~、ユグドラ・ユニオン、ナイツ・イン・ザ・ナイトメアの三作品が今まで発表されている。携帯機では初の同シリーズ以外の作品となった。
概要
主人公はレーヴァント、セシリアの二人から選択可能。それぞれの主人公の視点から話は進んでいく。そして終盤で二人のパーティメンバーが合流する。
武器には神器(ラグナファクト)と霊器の二種類が存在し、前者は壊れない代わりにRP(ラグナポイント)を消費する。
後者は使用回数があり0になると使用不能になるが、材料さえあればいくつでも作れるのが特徴。
また武器属性には白光・紅蓮・蒼焔の三種類が存在し三すくみの相性となっている。
武器との相性がありGreat・Good・Normalの三種類が存在する。武器必殺技(フォルスバースト)は神器の相性Greatの武器で無ければ使用できない(実質キャラ専用技)。また使用者によっては使用できる武器スキルが違うため、本作はいかにして神器や霊器を駆使してスキルを揃えるかも重要なファクターである。
エンディングは基本的に三種類。選択肢やバトルでの行動で創生・破壊のフォルスがその都度ポイントとして加算され、各チャプター終了ごとにそれが集計され天秤が傾く。どちらかに傾くかまたは均衡を守るかの結果でエンディングが変化する。
- レーヴァント・フォン・シュヴァイツァー(CV:日野聡)
- 本作の主人公の一人。世界の一つである常闇のベルジュの軍事国家の元騎士。
- 元騎士故非常に真面目な性格で、誇りを大事にする。愛称はレオン。
- ある事件により高所恐怖症。そのためゲーム中でも高所での戦いはバッドステータス「恐怖」が自動でついてしまう。
- 聖剣クラウヴァンドに選ばれたキーパーソンでもある。
- イレーネ・フォン・ローゼンバウム(CV:田中理恵)
- ローゼンバウムの皇女。ただし兄である皇帝アクセルとは血が繋がっていないので皇位継承権は無い。
- レオンとは幼なじみ。皇女キャラによくある高飛車な性格では無く、男勝りの性格でレイピア神麗シャインクレールを振るう。
- 後ナイスバディで縦ロール。セシリアには初対面でロールパンとか言われる。
- グリーク(CV:三浦博和)
- 反ローゼンバウム帝国組織「アージェント」に所属する獣人。見たままの剛腕によるパワー戦法が得意。
- 神爪ルーンスレイヴを用いた攻撃も使う。
- シエル(CV:茅原実里)
- 精霊族の少女で弓の名手。神弓ルフトシュテルンの持ち主。極端な人見知りで無口。決して長門有希ではない。
- セシリア・アーマクライト(CV:小清水亜美)
- 常闇のベルジュとは逆の世界の、光輝のベルジュにあるパルフィナ大神殿の巫女。
- 高位の神官を排出した家系なのに本人には全く自覚が無く、巫女らしからぬ言動が多い。
- 旅に出る理由も自発的なものではなく、偶然パルフィナの力を継承して聖杖リアファルトを手にした事からすべてのモノリスを回ってこいと言われたからである。愛称はセシリー。
- 後さりげなくボディラインが出にくい服でも膨らみが十分確認できるので胸は大きいと思われる。
- ラフィルト・ジェミナイ(CV:大河内雅子)
- ネーベル聖壇の麓に住む少年剣士。身の丈以上の大剣神刃グランテインを使い敵を叩き潰す。
- しかしむしろ彼の場合「アーッ!」というダメージ声が話題になっている節がある。
- ルフィーナ・ジェミナイ(CV:後藤邑子)
- ラフィルトの双子の妹。神珠アルゲンテリアで危険予知する能力もある。
- 誰とでも仲間になれる愛嬌の持ち主。しかし中の人補正か時々黒い部分も・・・
- 聖杖をある程度扱える&補助が優秀なのでセシリーのPT意義を危ぶませる張本人。
- イグニス(CV:清水一貴)
- 地底深くに住む龍燐族の青年。見た目は少年だが年齢は1000歳以上。
- 唯一自分の神器を最初から持っておらず必殺技が長きに渡って使用できないためPTからはぶられてしまう事の多い悲しきメインキャラでもある。
- アクセル=ファルケン・フォン・ローゼンバウム(CV:阪田智靖)
- ローゼンバウム皇帝。文武両道の名君で、従来の亜人を排斥する帝政では無く共存していくという方針で精霊族のナチュールと婚約した矢先、何者かに殺害されてしまった後から態度が一変、亜人を排斥し極悪非道の限りを尽くす暴君と変貌してしまった。
- レオンとは盟友であったが、変貌により彼は反逆者にされてしまった。
- 聖槍ブリュバイデの持ち主でありキーパーソンのうちの一人でもある。
- おれはしょうきにもどった!
- フィリア
- レーヴァント・セシリア編両方で案内役として活躍する謎の女性。巨乳。
- 自称「エクシズの導き手」。その意味は終盤で明かされる。
- ヴィルラス
- セシリア編では序盤突如現れモノリスを壊していく龍燐族の青年。
- しかし最初にイメージされる大物感は登場とともに薄れていき、最後にはただのかませにまで成り下がる悲しき男。
- 実際のところ何度か戦闘するものの強さは微妙であり、最期の扱いもイグニスとの格の違いを見せつけられる結果となる。
- ベルベット
- いかにも敵役という感じの精霊族。
- シエルとは関係があるらしい。
- ファウスト・シュナイゼル
- ローゼンバウムの宰相にして科学者。マッドサイエンティスト。
- 今作の随一の悪役キャラであり、ラフィルト・ルフィ兄妹、及びレーヴァントとは因縁深い相手。
関連用語
- エクシズ
- 伝承にのみ伝わる世界の守護者神属のフォルスを受け継ぐ者の総称。神器(ラグナファクト)を使えるのが特徴。
- 特にアージェント・パルフィナ・イルナーダの三名は三柱神と呼ばれ、重要な存在である。
- アージェント=レオン、パルフィナ=セシリー、イルナーダ=アクセルである。
- ラグナファクト
- 神器と呼ばれ、強大な力を持つがエクシズ以外には扱えない武器である。
- 漆黒の断崖
- 光が満ちる世界「光輝のベルジュ」と常に夜の世界「常闇のベルジュ」を分かつ世界の壁。
- 古来の神々の戦いで発生し、以後世界は二つに分かれることになる。
- フォルス
- この世界での万物の根源。創生のフォルスと破壊のフォルスに分けられる。
- このバランス次第で世界は創生の未来か破壊の未来、またはどちらでもない均衡の未来の三通りへと変化する。
- このバランスは「聖器ヴェゼル」という天秤によって示される。
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関連項目