エクゾディア・ネクロスとは (エクゾディアネクロスとは) [単語記事]

エクゾディア・ネクロスとは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に登場するカードである。

概要

アニメオリジナルの「乃亜編」において海馬剛三郎が使用した切り札。海馬瀬人とのデュエルにおいて、「苦渋の選択」でエクゾディアパーツ５枚全てを選択してそのうち４枚を墓地に送り、更に手札に加わった「封印されし者の右腕」を裏側守備表示で戦闘破壊される。
武藤遊戯とのデュエルでエクゾディアが揃う瞬間を見た事のある海馬瀬人にとっては理解しがたい行動であったが、全ては不死のエクゾディア「エクゾディア・ネクロス」を呼び出す為の布石であった。墓地に５枚のエクゾディアパーツが揃う事で発動できる儀式魔法「エクゾディアとの契約」によって海馬剛三郎のフィールドに降臨する。

海馬剛三郎の説明によれば墓地にあるエクゾディアパーツによって異なる効果がエクゾディア・ネクロスに付加されるとの事。
「封印されし者の左足」：いかなる魔法カードによっても破壊されない効果。
「封印されし者の右足」：いかなる罠カードによっても破壊されない効果。
「封印されし者の左腕」：いかなる効果モンスターの効果によっても破壊されない効果。
「封印されし者の右腕」：攻撃終了後に攻撃力が1000ポイントずつ上がる効果。
「封印されしエクゾディア」：戦闘では破壊されない、不死の効果。

“破壊”への完全耐性と攻撃の度に攻撃力を上げる能力で海馬瀬人に攻め入る海馬剛三郎であったが、このカードに頼り切ったデュエルであった事が災いし、海馬瀬人にこのカードの弱点を見抜かれてしまう。
それは、墓地にエクゾディアパーツがある限りこのカードがそれぞれの効果を得るという点であった。その為、魔法カード「魂粉砕」を使われてエクゾディアパーツ全てがゲームから除外されてしまう。
エクゾディアパーツから得られた効果を失ったこのカードは攻撃力1800しかない下級モンスターになってしまい、青眼の白龍の攻撃であっさり破壊された。

「エクゾディアとの契約」が儀式魔法であった事からアニメ版では儀式モンスターの様である。乃亜編では他にもアニメ版の「F・G・D」が儀式魔法で降臨するモンスターであるなど、OCGとは異なるカードがあった。

攻撃名は「エクゾディア・クラッシュ」。

OCG版

《エクゾディアとの契約》
通常魔法
(1)：自分の墓地に「封印されしエクゾディア」
「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」
「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」が存在する場合に発動できる。
手札から「エクゾディア・ネクロス」１体を特殊召喚する。

エクゾディア・ネクロスを特殊召喚する為に必要な魔法カード。
発動条件が厳しく、特殊勝利カードであるエクゾディアパーツ5枚全てを墓地に送る準備を要する。

《エクゾディア・ネクロス》
特殊召喚・効果モンスター
星４/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 0
このカードは通常召喚できない。
「エクゾディアとの契約」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1)：このカードは戦闘及び魔法・罠カードの効果では破壊されない。
(2)：自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードの攻撃力は５００アップする。
(3)：自分の墓地に「封印されしエクゾディア」
「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」
「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」の
いずれかが存在しない場合にこのカードは破壊される。

「エクゾディアとの契約」でしか呼びだせない特殊召喚モンスター。

破壊の耐性は戦闘に対するものと魔法・罠カードに対するものしかない。アニメでも破壊に対して絶対的な耐性があった為、一見するとアニメの再現をしているつもりなのだが・・・よく見ると「封印されし者の左腕」から得られた「モンスター効果に対する耐性」だけが抜けているので注意。モンスター効果に対する破壊耐性を付けたら自壊しなくなるので仕方ないが、左腕は何のために墓地に眠るのだろうか。
また、破壊にこそ耐性はあるものの除外・バウンス・墓地送りには弱い点は気を付けておきたい。
「封印されし者の右腕」から得られた攻撃力上昇効果は戦闘に関係なく上昇する代わりに上昇値が半分の500となっている。
このカードを運用する上で重要なのは「墓地のエクゾディアパーツを全て守る」という点であろうか。このカードの効果を生かして使うにはエクゾディアパーツが墓地から離れないようにするしかない。

余談

墓地にエクゾディアパーツが必要である事とネクロスというワードから、このカードはエクゾディアの骸という事だろうか
このカードがOCGに登場してから時が経ち、OCGにおいて新たに「影霊衣（ネクロス）」というカテゴリが登場している。
このカートとの関連は特に無いが、ネクロスというワードでネタに上げられる事がある。（主に影霊衣の話題をする際にだが。）