エコノミー回避 単語


ニコニコ動画でエコノミー回避の動画を見に行く

エコノミーカイヒ

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エコノミー回避とは、低画質モードでの再生を回避するために、アップロード者が総合ビットレートを調整した動画を上げる事、あるいはそうして上げられた動画の通称である。

尚、エコノミー回避のエコノミーは低画質モードの旧称である、「エコノミーモード」から取った言葉である。

概要

現在、ニコニコ動画では回線負荷の低減のため、動画を午後6時~午前2時の間と土・日・祝の昼12時などのサーバ混雑時に再生すると、低画質・低音質版で再生される(以下、「低画質モード」と言う)。

動画によっては、低画質モードになった場合に動画内の文字等が読みづらくなるなど、極端に視聴しづらくなる(主にゲームプレイ動画)。

この低画質モードはある程度以上のファイル容量(正確にはビットレート)がある動画にのみ発生するため、事前に軽量な動画を作成する事で回避する事ができる(ある程度画質面で妥協する事になるが、ニコニコが生成する低画質動画よりは手元で生成した動画の方が高画質であり、致命的な画質低下を避けられる)。

これを、エコノミー回避と言う。

低画質対象となる動画条件

  • 総合ビットレート(映像と音声の合計)がプレミアム・一般共に312kbps以上
     ※古い資料ではMP4では245kbps以上となっているが、2011年初頭ごろに仕様が変わっている
  • 再生数が500以上[要出典]

エコノミー回避条件・方法

要は動画の総合ビットレートが312kbps以下であればいい。解像度による規制はない。

または、動画を映像のみのものと音声のみのものに分け、ニコスクリプト「@BGM」を利用して同時再生することで、実質312kbps以上だがエコノミー回避である動画を作る事も可能(音ズレ等が厳しく、用途による)。
Adobe Flashで作成されたSWFファイルは画質が落ちない。ただしNMMで作成したのは不明。(要は普通の動画をSWFにしちゃえばおk)

ちなみに、必ずしも312kbps以上が低画質モードになるというわけではない。
細かい部分を突き詰めて行けば312kbps以上でもエコノミー回避は出来る。

【エコノミー回避参考動画】

■総合ビットレート312kbps以下のエコノミー回避

←247.13kbps(映像)+61.43kbps(音声)


■総合ビットレート312kbps以上のエコノミー回避

←312.659kbps(総合)


■@BGM結合による総合ビットレート312kbps以下のエコノミー回避

←300kbps(映像)+(@BGMで結合)300kbps(音声)


■制限245kbps時代のエコノミー回避(サンプル)

←178kbps(映像)+64kbps(音声)

音質については、HE-AACなら48kbpsや64kbpsでもそれなりの音質が期待できる。

映像については、ビットレートが低いことで目立つ粗は動きよりかはどちらかと言うと画質であるが、当然動きの大きい動画であればビットレートはそれなりに必要であり、背景全体の動く実写などではかなり劣化が目立つ。
さほど激しい動きのない動画であれば、エコノミー回避の範囲内でもかなり高画質にできる。

ちなみにビットレートは平均で計算されるので、やろうと思えば超高画質にもできるのだが、エコノミー時間帯に一般回線ではストリーミングにいくら時間がかかるか分かったもんじゃないので、実用的ではない。

【総合ビットレート778kbpでのエコノミー回避動画】

上記の動画は音声23.4kbps、動画236kbpsと記載されているが実際は総合778kbpsであり、
なのに何故この動画が低画質モードにならないかと言うと、この動画の実際の動画部分は1分54秒までであり、
その部分にのみ約778kbpsものビットレートが使われ、後半はすべて実質ビットレート0の黒画面になっている。
このように、動画部分にのみビットレートを充て、その後ある程度の黒画面を入れることで、全体の平均ビットレート
を下げることが出来、それによりエコノミー回避になるわけである。

エコノミー回避の問題点

YouTubeでは、解像度を選ぶことで再生負荷を調節することができるが、ニコニコ動画ではそれができない。視聴者側が負荷を減らすためには低画質モードにするしか方法が存在しないのである。

※ 平常時の低画質モードへの切り替えは、URLに「?eco=1」を追加することで可能。

しかしエコノミー回避した動画はそれができない。現状ではH.264のMP4動画を満足に再生できないパソコン利用者も多くいると思われるので、一般会員、プレミアム会員に限らず視聴不可となるユーザーが一定数出てくることになる。

さらに、一般会員のためにエコノミー回避動画を作るわけだが、限界までビットレートを使った動画は、エコノミー時間帯の混線時にはストリーミングが追いつかず、結局一般会員にとって不便を強いる結果になる場合もある(プレミアム会員にとっては軽くなるのだが)。

以上のような理由から、エコノミー回避動画は現時点では、エコノミー症候群や文字が潰れる場合の対策としてしかなかなか機能していない。仮にアップしてもエコノミー回避をしないでほしいとユーザーに訴えられる場合もあるので、回避するかどうかは慎重に考えた方が良いだろう。

ただし、どれだけ容量や負荷を抑えたエコノミー回避動画であれど、結局のところ低スペックPCなので重いと言うユーザーはいる。全てのユーザーに影響のない動画というものは作れるはずもないので、あまりにもな低スペックPCのユーザーのことは申し訳ないが考えから切り捨て、ある程度のエコノミー回避動画を作れれば十分であると考えられる。

関連項目

  • 低画質モード(旧称:エコノミーモード)
  • エコノミー症候群(低画質モードによって起こる、画質低下やノイズの発生等を指す。)
  • エコノミー回避症候群
  • エコノミー画質
  • エコノミー殺し
  • エコノミー推奨
  • エコノミー涙目
  • エコノミーの本気
  • ?eco=1

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最終更新:2025/12/24(水) 17:00

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