低画質モード(エコノミーモード)が作動すると、低画質でエンコードされたサーバーに負担の少ない動画が一般会員(無料会員)に対し配信される。このとき、通常は低画質・低音質な動画として再生されるが、ときおり、エンコードが上手くいかずに単なる低画質・低音質ではない別の異常現象が発生してしまうことがある。このような現象は、ニコニコ動画内において「エコノミー症候群」と呼ばれている。どのような異常現象が発生するかに関しては「関連動画」の項目で言及する。
大抵は上記のような意味で使われる言葉であるが、低画質・低音質が激しすぎるだけの動画も、「エコノミー症候群」と呼ばれることがある。
異常現象にはいくつかの種類があるが、組み合わせによっては、エコノミー症候群が発生した動画が、本編とは別な意味で面白くなってしまう場合もある。
プレミアム会員が、低画質モードの状態で動画を見たいときには、動画のURLの一番最後に「?eco=1」を挿入することにより、強制的に低画質モードの状態で再生をすることができる。一般会員が低画質モード時間帯以外のときに低画質モードの状態で動画を見たい時も、同様の方法で可能となる。
以下、エコノミー症候群の症状別に動画を紹介する。なお、ここに挙げられている動画は、その症状のほんの一例であり、これ以外にもエコノミー症候群の動画は多く存在する。
症状一覧(目次) |
低画質モード再生時、音声は普通に再生されるが、映像が通常再生時よりも高速再生される症状である。
下の動画は、この症状の特殊例。動画の一部分の映像のみが高速化される。この動画の例では通常再生時でいうところの1:06~2:20までが高速化される。
7分9秒までは普通に再生できるが、7分10秒になった瞬間、急に映像が超高速再生され、最後まで達すると、そのあとは静止画のままとなってしまう。音声だけは通常に再生できる。
現在、最も流行している症状であるが、なぜ7分10秒であるか等、症状についての詳しいことはまだ明らかになっていない。エンコードツールにニコエンコを使用すると、この症状が多く発症するとの証言が、本記事の掲示板で何件か挙がっている。
上記「7分10秒からの超高速化」の特殊例。現象自体は上記の例と変わらないが、超高速化が始まるタイミングが「7分10秒」ではなく「14分20秒」からとなっている。「14分20秒」は「7分10秒」のジャスト2倍の時間であり、「7分10秒」周期で何かがあることを想像させる現象である。
上記「高速化(映像のみ)」の例では映像が高速化する現象を挙げたが、今度は音声のみが高速再生される症状である。
上記の「高速化(音声のみ)」は、音声が高速化する現象であったが、今度は逆に、音声がスロー再生される症状である。映像の方は、普通に再生される。そのため音声と映像はずれてしまう。
低画質モードでの視聴時、映像が動かなくなり、静止画になってしまう症状である。動画の始めから静止画になる動画もあれば、動画の途中から静止画になる症状もある。
上記「静止画化」の特殊例。「7分10秒からの超高速化」の症状の静止画化版である。例によって例のごとく何故「7分10秒」なのかはわからない。
低画質モードのとき、映像の上下が反転されて表示される症状である。この症状は、ニコニコ動画に低画質モードが実装された2007年7月頃に流行した症状である。しかし、2007年7月に投稿された動画以外でこの症状がみられる動画は確認されておらず、この症状の流行はおさまった模様である。
低画質モードのとき、映像の左右が反転されて一部分だけが引き伸ばされて表示される症状である。
条件次第では、左右反転ではなく、一部のピクセルが引き伸ばされて表示されるという症状になることもある。
この症状が発生する動画は同時に、赤っぽい色と青っぽい色の色彩が反転してしまう症状も併発する。
(AvisynthのSwapUVに近いが微妙に異なる)
2012/2/8のエコノミー仕様変更後に発生し始めた現象で、
1.投稿した動画のアスペクト比が16:9や4:3からずれている。(854x480や720x406等)
2.エンコード時にアスペクト比(SAR,PAR)を明示指定している。
(MP4Box -infoでPixel Aspect Ratioの表示が出ていれば明示指定されている)
3.1,2を満たしていると、ニコニコ動画のサーバー側エンコーダーが
エコノミー動画に大きな値のPAR(SAR)を指定するようになる。
4.FlashPlayer(確認時のバージョンは11.2.202.228)にはPAR(SAR)を
正確に解釈できないというバグがあり、再生映像がおかしくなったりクラッシュしたりする。
という流れで発生していると思われる。
動画再生中にFlash Playerがクラッシュしてしまうことがよくあるので注意。
投稿サイズ854x480。左右反転の引き伸ばしタイプ。PAR=153293:153600
サーバー側でエンコードされたものなので投稿サイズ不明。512x384(4:3)で左右反転。PAR=97983:98048。
投稿サイズ720x406。画面左端と右端のピクセルが引き伸ばされている。PAR=64800:64757。
コマ落ちが激しすぎて、スライドショーのようになる症状である。
基本的には、コマ落ちが発生してスライドショーのようになる。しかし、それだけではなく、透明な何かが動く現象が発生する。
低画質モード再生時と、通常再生時で映像が異なるシーンが存在する症状である。左の例では1:16~1:18の映像が、右の例では0:00~0:10の映像が、低画質モードと通常再生で異なる映像となる。
最初は通常に再生されるが、ある時点まで再生すると映像だけが少し戻ってしまい、その後も映像だけずれたまま再生される。
低画質モード再生時と、通常再生時でアスペクト比が異なる症状である。
これは、アップロード時にアスペクト比の指定(4:3 or 16:9)を誤っている為で、エンコードされない通常再生時は正しいアスペクト比で表示されるものの、指定したアスペクト比でエンコードされた低画質モード用の動画と、それをキャプチャしたサムネイルは、アスペクト比が異なる症状が起きる。
対策としては、アスペクト比の指定を間違えなければいいのだが、4:3か16:9しか選択できない為、それ以外は黒ベタを付けるなどして対策するしかない。
低画質モードで再生したとき、全然関係ないと思われる動画の映像が、本当の動画と交互に点滅して映る。
映像がピンク色になる症状である。サムネイルの選び方によっては、サムネイルもピンク色になる。2007年11月あたりから大流行しはじめ、現在ではすこし落ち着いたものの、ときどきこの症状になる動画が見られる。この症状が発生する人気がある動画には、わざわざ低画質モードでないときもピンク画像化になるような動画がアップロードされる場合もある。
動画に、気持ち悪い変な模様が浮かび上がる症状である。慣れていない人が見ると抵抗があるかも。閲覧注意!
上記の症状とは異なるもので、あまり似た症状が多くない画質悪化例を示す。
音声が、テレビのスノーノイズ(通称「砂嵐」)のような雑音に変わってしまう症状である。
低画質モードの時と、そうでないときで、左右の音声出力が逆転する現象である。下の動画は、通常は左から松岡修造、右からバトルドームの音声が聞こえるが、低画質モードで視聴した時は、左からバトルドーム、右から松岡修造の音声が聞こえる。
低画質モードで再生すると、無音になってしまう。
高速化などの現象がないにもかかわらず、再生時間だけが短くなり、中途半端なところで動画が突如終わってしまう症状である。
下の動画のように、再生時間が短縮してしまう症状と、ひどいコマ落ちが発生する症状が併発する。
再生時間短縮の特殊例。低画質モード再生時は、映像は真っ暗、音声は無音、再生時間は1秒になる。
一度、音声ありで通常再生された後、今度は音声なしで同じ動画が再生される。そのため、再生時間は二倍になる。
下の動画は、通常再生時は、音声が流れず、無音状態のままになってしまう。しかし、低画質モードで再生すると、音声が正常に流れる。
下の動画は、通常再生時は、動画を一度最後まで見終わると、その動画の音声だけがもう一度冒頭から流れ始めるという不思議な現象が発動する。しかし、低画質モードで再生すると、そのような不思議現象は起こらず、正常に再生が終了する。
通常再生だと自動ループするようになっている動画であるが、低画質モードの場合、自動ループが小刻みに何度も発生してしまう。
通常再生時は普通にシークバーを操作可能であるが、低画質モードの場合、シークバーを操作すると動画の一番最初に強制的に戻されてしまう。
低画質モードのときは、再生ボタンを押しても0:00の場所から映像が進まず、全く映像を見ることができない。シークバーを動かして再生ボタンを押しても全く動作しない。
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最終更新:2025/12/07(日) 01:00
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