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エフェクター

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エフェクターとは、何らかの効果を与えるもののことである。

この記事では特に音響効果を与える目的で使用される機器のことを指す。

マイクロフォン(マイク)で集音された音、あるいは電気楽器や電子楽器など電気信号に変換された音声に対して、スピーカーまたは録音媒体に至るまでの途中に挿入して一定の効果を与え、さまざまな音に変化させる。

概要

原理としては、オーディオテープ、スプリングなど機械的機構を利用したもの、アナログ電子回路によるもの、デジタル電子回路で組まれたもの、汎用的な演算装置により実行されるソフトウェアなどがある。

形態について

  • コンパクトエフェクター 主に演奏家が使用する手のひら大のエフェクター。多くは単機能。
  • ラックマウント型 電気録音・PAで汎用的に使用される。規格化された幅のラックに収納。
  • 内蔵型 機器そのものに内蔵される物。ハードウェア実装、ソフトウェア実装それぞれがある。

単機能エフェクターとマルチエフェクター

もともと単機能のエフェクターを必要により複数つなぎ合わせて使用していたのだが、

デジタル回路技術の進歩により複数のエフェクト機能を1つに実装した「マルチエフェクター」も一般的になってきている。

単機能エフェクターをつなぎ合わせた場合と比べ、マルチエフェクターのメリットとしては以下が挙げられる

  1. より少ないスペースで済む
  2. 複数の機能を組み合わせるのが容易
  3. 各種の設定や接続順などが複数通り記憶できそれらが一瞬にして切り替えられる

一方デメリットとしては以下が挙げられる

  1. 単機能エフェクターに比べて操作性に劣る
  2. 要求する音質と違う

このため、単機能エフェクターを複数つなぎ合わせるケースも多く見られる。

また、こうした単機能エフェクターをアンプも含めて自在にパッチングしセッティングを記憶できるラインセレクタやスイッチングシステムと呼ばれるものもある。

アンプシミュレーター

マルチエフェクターはエフェクターを一つにまとめたいという要求から、アンプシミュレーターはアンプ(ギターアンプ)を録音目的に再現するものとしてできたものであるが、現在ではアンプシミュレーターと呼ばれる物とマルチエフェクターと呼ばれる物はほぼ同義と言って良い。

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個々のエフェクターについては種類が多すぎるのでマイリストやタグ検索などから参照のこと。

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最終更新:2025/12/06(土) 20:00

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